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日米シェアリングビジネスの創業時期を並べてみました。「シェア<共有>からビジネスを生みだす新戦略」#7章-9

ビジネス名著大全」という、ビジネス名著90冊を厳選し、1冊6ページくらいでまとめてくれている、ありがたい本があります。それを横暴にもさらにスライド1枚にまとめてみました。第7章 マーケティングの9冊目は「シェア<共有>からビジネスを生みだす新戦略/レイチェル・ ボッツマン(2010)」です。

1枚まとめと学び

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ビジネス名著まとめ、第7章 マーケティングの9冊目は「シェア<共有>からビジネスを生みだす新戦略/レイチェル・ ボッツマン(2010)」です。

いまではすっかり当たり前のように定着したシェアリングビジネス。シェアリングエコノミー協会によれば、2020年のシェアリングエコノミーの経済規模は過去最高の2兆円に上るそうです。

この概念が大きなうねりとして社会が認識したのが2010年ごろだったということですね。原著のタイトルは「What’s Mine Is Yours: How Collaborative Consumption is Changing the Way We Live」で、以下のようにYOURの「OUR」を強調すること でShareであることを示しているのが面白いですね。

ちょっと、いくつか思い浮かぶ、主なシェアリングビジネスの創業時期を調べてみました。Zipcarが早くから始まっていますが、そのほかのものは2010年のちょっと前からどかどか出てきています。

<主なシェアリングビジネスの創業時期>
カーシェアリングの米国Zipcarの創業が2000
カーシェアリングのドイツCAR2GOの創業が2008
民泊のairbnbの創業は2008年8月、
タクシーのシェア化のUberは2009年3月
シェアオフィスのWeWorkは2010年2月
クラウドファンディングのKickstarter2009年4月

日本に目を向けてみるとどうでしょうか。

<主な日本シェアリングビジネスの創業時期>
メルカリ:2013年2月
Makuake:2013年5月
SPACEMARKET:2014年1月
タスカジ:2013年11月
弁護士ドットコム:2005年7月
airCloset:2014年4月
akippa:2014年4月(「あきっぱ」開始)
日本交通による配車アプリのリリース:2011年1月

米国がだいた2008~2010年に対して、2013~2014年に集中しています。だいたい4,5年の遅れがあるということですね。私の主観では、意外とタイムラグあるな、と思いました。皆さんはいかがでしょうか?

しかし、個人的には、日本交通がUberに対抗というか、Uberのようなモデルに既存市場を駆逐されないために、配車アプリをリリースしているのが、Uberの創業2009年3月に対して、1年10か月後の2011年1月であることに驚きました。ちなみに、Uberの日本進出は2013年4月のようなので、Uber上陸前にリリースしていることは本当に脅威です。

3代目社長として、日本交通を引き継いだ川鍋さんは、マッキンゼーのコンサルを経ての入社だったそうですが、その当時1900億円の赤字を抱えていたそうです。

BBTチャンネルというビジネス番組を契約してよく見ているのですが、そこで大前研一氏がよく、川鍋さんは、プログラミングを学び、初期の配車アプリを自ら開発した、という逸話をよく引き合いに出されます。

そういう話を聞くと、仕事の中で、そう簡単に「~できない」と言っちゃいけないな、と思いました。

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しのジャッキーでした。

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