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【Tea Ceremony/茶の湯】

久しぶりにYouTubeをアップし始めたのは、普段どういうことをやっている落語家なのか、ということをもっとたくさんの方に知ってもらいたいなという思いからでした。毎日のように生の落語会をやっている時は「生に勝るものはない」と思っていたので、ま、それは今も思っていますが、あまりYouTubeでの配信に積極的ではありませんでした。会場の空気感や一体感までは、なかなか伝えることは出来ません。ただ、普段なかなか落語会と接点のない方や、海外の方に知ってもらうためには、確かにネットは圧倒的に便利だなと感じています。これからもちょこちょこアップしていきます。

今度は英語版で「茶の湯」。英語版タイトルはそのまま【Tea Ceremony】。この演目の英語版は珍しいと思います。知ったかぶりの御隠居さんが、小僧の定吉さんにいいところを見せようと、人生初の茶の湯に悪戦苦闘する噺です。ドリフっぽいかもしれませんね。英訳するにあたって海外の方にもわかりやすいように変更した部分や、英語のダジャレなどもお楽しみいただければと思います。

意外と日本のことで体験していないことというのは多くて、私も生涯で二度の茶の湯体験はポーランドのワルシャワと、アメリカのテキサスにおいてでした。ポーランド人の大学の先生に日本人の私が手取り足取り茶の湯を教わるのは、不思議な感覚がしましたね。

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