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金椛国春秋シリーズ(10)最終巻・発売

2016年12月から刊行してきました中華ファンタジー「金椛国春秋シリーズ第10巻 ー比翼は万里を翔るー」にて完結しました。

古代~中世の中華的な架空の帝国を舞台に、族滅された一族のただひとりの生き残りで、虚弱体質の主人公「星遊圭」が、お家再興を心に誓いつつも逃亡潜伏生活から始まったサバイバル小説。

初巻では12歳だった遊圭が、10巻では二十歳の青年になって国を支えてゆく人材になる、というお話でした。いわゆる「coming of age」という成長物語。

後宮ものを、という版元からの依頼に「後宮…⁉️…女子主人公とか苦手なのに😰」という状態の篠原「そうだ!男子禁制の後宮に女装男子を放り込んでサバイバル仕立てにしよう!╭( ・ㅂ・)و̑ グッ」

いまから考えると無謀な設定でしたが、なんとか主人公も人生の節目を迎えて物語の幕を引くことができました。

長い間シリーズにお付き合いくださった読者の皆様、装画を担当していただいた丹地陽子様、根気よくアイデアを磨いてくださった編集担当諸氏、どうもありがとうございました。

秋には外伝を出す予定もあります。

余韻が感じられるようなサブストーリーを紡ぐことができればと考えています。

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長い間のご支援、まことにありがとうございます。

篠原悠希拝

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