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#ペルシア
「マッサゲタイの戦女王」刊行記念エッセイ第七回 麗しの都エクバターナの栄枯盛衰
歴史の砂に埋もれた古代の実在都市エクバターナについて、熱く語ります。
エクバターナといえば、一般の読者さまには田中芳樹先生作「アルスラーン戦記」の王国パルスの首都としての方が、知名度が高いのではないでしょうか。篠原も若き日に夢中になって読んだ名作「アルスラーン戦記」は中世の中東を想定したファンタジーですが、エクバターナという名の都市は、古代から中世のイランに実在していました。
エクバターナは、
マッサゲタイの戦女王 刊行記念エッセイ第四回 愛の誓いに飲み交わすペルシア風「赤ワインミルク」
おおおぐえぇぇ~という叫び声が聞こえてきそうな。
文明の発祥と共にすでにその製造法がシュメールの昔から記録されているワインですが。
現在わたしたちが飲んでいるものとは随分違うものでした。
発酵技術がそれほど進んでないので、糖度の高い甘~い、低発酵果汁ドリンクで、そのままでは飲めないどろっとした代物だったようです。
だから、水やミルクで割らないと飲めませんでした。
古代のワインとはちょっと酸