内省〜サウナ女子の世界〜
サウナは熱くて水風呂は冷たいですよね。
『体の熱や冷たさを通して自分と向き合い、ゆっくりと内省する時間』
「女性のためのハンドブック サウナ女子の世界」の前書きにあるこの言葉。まさに、わたしがサウナに求めているものはこれだなと。
TBSのビジネスチャレンジ「赤坂サウナ」という企画に関わらせていただき、「サウナの何がいいのか?」と聞かれることが増えました。「サウナ最近流行ってるよね。」とも。
赤坂サウナ:TBSサウナー有志による、赤坂にサウナを作ろうという企画。プロジェクト第一弾としてYouTubeで著名なサウナーへのインタビューやサウナ施設取材、サウナトークなどを配信中。
一介のサウナーとして、サウナは健康にいいとか肌にいいとか、おすすめできる要素は色々あります。
でも結局のところわたしがサウナ大好きである理由は、雑念を払って自分と向き合えるから。心地よい木の香りのサウナ室で、熱気を全身で感じながら徐々に体があたたまり、汗がじわじわと出て、たまらなくなって外に出る。体を清めてから水風呂に入るとウッと声が出るほど冷たい。浸かったままじっとしていると鼓動に合わせて、体の内側からジンジンと熱が広がってくる…。水風呂から上がって腰掛けると、まさに明鏡止水、空気の微かなざわめきが感じ取れる。時間がゆっくりと流れる感覚になる。
で、またサウナ室へ
ノンサウナーの方からするとなんか不思議なことを言う人だな…という感じでしょうが、頭を空っぽにして自分の感覚だけを味わう時間は豊かなものですよね。人によってはそれがサウナではなく朝のコーヒータイムだったり、散歩だったり、普通にお風呂タイムだったりするんでしょうな。
脱線しましたが、SNSやブログで日本・世界のサウナ情報を発信されている、サウナ女子さんによるこちらのハンドブックを拝読しました。
めくるめくサウナ世界に足を踏み入れた女子サウナーにまず立ちはだかるのが「男性専用サウナが多い問題」です。最近はレディースデイなどで男性専用サウナの名店を体験できる機会も増えていますが、やはり男性サウナーの皆さんは選択肢がいっぱいあって羨ましいです。
そんな時にこちらのサウナハンドブックを眺めると、「あれ?行ける素敵サウナいっぱいあるじゃん!」となります。ドライヤーやアメニティーなど、気になる設備についてもこまやかに紹介されています。(もちろん性別関係なくおすすめの施設ばかりです!)
そして、なんといっても世界のサウナ旅のパート。韓国、台湾、ドイツ、フィンランドはもちろん、東南アジアからロシア、アメリカまで各国のサウナ施設が紹介されています。ロシアにサウナがいっぱいあるということ、恥ずかしながら全然知りませんでした。ロシア語ではサウナのことをバーニャというんですね。コロナ禍の今、サウナ世界旅行の夢が膨らみます。
とにかく、この本を読んでいるとサウナに行きたくなります。今すぐにでもあの瞑想タイムに入りたい…。
今はなかなか行きづらいですが、ちょっとサウナ気になってきたなという方。ハマるかどうかは人によりますけど、サウナ瞑想タイム結構いいですよ。
なんか篠原がサウナいいって言ってたな…くらいの感じで、ふとした瞬間にサウナとわたしが頭の片隅に浮かんできてくれたらいいなと思います…と書きましたが、最悪サウナと瞑想の2ワードだけ思い出してくれれば大丈夫です。