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地味な観光協会推薦 地味な観光地⑨千里丘駅周辺 哀愁漂う摂津市の玄関口

千里丘駅をご存知ですか? JR東海道本線の駅で、大阪府摂津市にあります。仕事の帰りに降り立ちました。

千里丘というとやはり、浜村淳の「千里の丘からありがとう~」ではないでしょうか?

毎日放送も梅田茶屋町に移転したので「千里の丘から」ではなくなりましたが、やはり有名なフレーズですよね。実は、毎日放送の千里丘スタジオがあったのは吹田市です。千里丘駅がある摂津市ではないんですね。毎日放送千里丘放送センターについては以下のサイトが参考になります。

ちなみに、「千里丘」が付く地名は、駅のある摂津市にも毎日放送があった吹田市にもあります。特に「千里丘西」は吹田市、「千里丘東」は摂津市なんですよ。トリビア。

一応、以上のことは頭に入っていたので、さぞかし、にぎやかだろうと思いきや……なんとなく寂れた雰囲気。いや、きっと気のせいに違いないと思って歩いていると、衝撃の出来事が!

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千里丘ビル!まじですか!?プロパンガスですやん!都市ガス来てないの?ちょっと驚きです。

さらに、ちょっと休もうと思っても駅前に喫茶店がないっ(≧▽≦)     駅の1階に喫茶店があったようですが、貸店舗になってました。

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ムキになって喫茶店を探していると、超コンパクトなエディオンを発見。でも、エディオンって確か家電量販店だよなぁ。とひとりごち。どこまでも私を裏切ってくれます。

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ところで、駅前というか駅から歩道橋でショッピングセンター兼住宅である「フォルテ摂津」とつながっています!

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フォルテ摂津に、ちょっと高級な阪急OASISが入っているではないですか!でも、それはB1Fの食料品だけで、1Fは衣料品のパレットが入っています。安い衣料品を売る店として、「パレット」、「オンセンド」なんかがよくスーパーなどに入っている感じですね。庶民感満載です。

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それでも探し回って、なんとか一軒だけ喫茶店を見つけたのですが、その「おうち感」から駅前訪問者にはどうにも入り辛くて、見送ってしまいました。丸十さんごめんなさい。

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結局、喫茶店をあきらめて、リーズナブルな感じの寿司屋「さんきゅう」に入って、仕事終わりを祝したのでした。

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喫茶店は1件でしたが、飲み屋はたくさんありました。摂津市は、大阪府下では、大阪市に次いで、昼間人口と夜間人口の差が大きいんです。つまり、市外から大勢の人が働きに来ているということですね。きっと、その方々が帰る前にちょっと寄っていく。そんな感じなのでしょう。

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以前は、万博にも、放送局にも近かった摂津市の玄関口の千里丘駅。その周辺もフォルテ摂津などのショッピングセンターを作っても、まだまだ庶民的な色合いを残しています。周辺だけでなく、ショッピングセンターの中でさえも。

庶民的というだけでなくて、摂津市の地味さは市にあるものからも考えられます。有名なところでは、新幹線の鳥飼基地ですね。他にも「阪急正雀」という地名にもなっている阪急の正雀工場、近鉄バスの鳥飼車庫があります。

新幹線

他にもダイキンの工場もあります。ダイキンは目にはさやかに見えねども重要な「空気」の会社だし、車庫は使わないときに置いていくところ、工場は壊れたところを直すところでもありますよね。つまり、目に見えないものを取り扱っているのが摂津市なんです。目に見えないものですもん。そりゃ地味だわ。

摂津市は、人口8万の都市ですが、西に37万の吹田市、北に27万の茨木市、北東に35万の高槻市に囲まれています。しかし、合併話は出たことが無いようです。(地味な観光協会調べ)

しかも、過去には、一旦、三島市として市に昇格したにも関わらず、静岡県に同名の市があることから、昇格した同じ日に摂津市に改名させられています。

どうにも、その成り立ちからも、現在の立ち位置からも、駅前の雰囲気からも哀愁がただよっています。千里丘駅に哀愁を感じにGO!よろしく哀愁。(1974)


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