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女の神山のビジンサマ

2023.6.15(木)

蓼科山。
別称 女の神山(めのかみやま)。

これだとハッキリわからないかな?

この山です。

ふるーくから信仰の山で知られていますが、
縄文時代から特別の山🏔だったことが
縄文遺跡の発掘調査でわかっています。


この信仰の背景にあるのは、

万象万物、森羅万象は、
同じお母さんのお腹から生まれた兄弟姉妹だという考えがあり、みんなが家族であり、その兄弟姉妹は互いに関係し合いながら生々発展している世界観を共有していたと言われています。


女の神山は
見える世界のお母さんのお腹です。


宇宙という大きなお母さんと対を成す大地に現れた見えるお母さんの子宮、おふくろさん。


また、
この女の神山には

ビジンサマ

という妖怪が住んでいるとの伝説があります。


ビジンサマ

長野県は蓼科山(たてしなやま)に住まうと言われるのが、「ビジンサマ」と呼ばれる山の神である。
名前のせいか美人な女性の妖怪だと勘違いする人続出な妖怪でもある。

しかしビジンサマは残念ながら美人という雰囲気の妖怪ではないようだ。
長野に伝わる話では、黒雲に包まれた丸い玉のような姿をしており、その玉の下の方からは赤色や青色のビラビラとしたものがぶら下がっているのだという(水木先生はそれを神社の神幣のように描いている)。
大きさは人と同じぐらいに大きく、唸るような音をたてながら通る。
目撃されたのは蓼科山だけではなく、他の山奥でも見られるらしい。

昔はこのビジンサマが現れた日には山仕事を止める、という風習もあり、崇められていたことが解る。

このビジンサマが元はどのような神だったのかはわからないが、蓼科山は妊婦にご利益があるとされる神を祀っていたこともある。



ビジンサマが現れたら山仕事を止める、
ってところがポイントだったようです。

ある一線を超えると祟られてしまうわけです。


自然界とのバランスが大事なのが
山仕事なんですよね。

仕事をするだけでいいわけなく、

仕事のみならず、自然界とのバランスを保つこと。一定の距離を保つことが大事ですよね?


つまり山に妖怪がいるのは健全ですね!


欧米の植民地化で頭人間が増えて
自然なんてないかのような
暮らしをする人が増えたからね。

水木しげるさんが描いたビジンサマ



今、ビジンサマの出番かも知れないですね。



お金を稼ぐことは美徳。
働くことは尊い。


と、一方的に信じられて来ましたが
少し立ち止まってみたいです。


その裏で自然を犠牲にしていたり、
そんなことがありはしないだろうか?

いろいろ盲目になっていないだろうか?

なにかを踏みつけていないだろうか?

究極、自分を踏みつけていないだろうか?


僕は蓼科で育ちながら
高度成長期に変化していく自然を
見て深く傷ついて来ました。

アイヌ人たちの心の傷と同じものが
あるように思うんですよね。


また、

バブルが弾け
川や湖がキレイになっていく
様子も身近で見て来ましたから社会が
申すところの発展成長には矛盾が付き纏う
ことを肌身で感じることが出来ますね。

そんな折に、

なんとなく、
自然や縄文世界に触れるような
機会を作りたいな、と、思います。


前は縄文遺跡を使わせていただきながら
トークイベントやコンサートを開催したり、
いろいろやって来ましたがやらなくなっていることに気づきました。


この縄文世界の自然や大地が発するメッセージってあるんですよね!



感じてみる機会あったらいいですね!


今朝も小鳥の囀りが爽やかです。

その爽やかさを感じながら
ゆっくり目覚める時間、

またそんな豊かな時間に自分と対話しながら
ブログを書く習慣とその贅沢さも気に入っています。


今日も豊かで楽しい1日を過ごしたいと思います。


みなさんもステキな1日を💓



篠原雅弥
Shinohara Masaya
プロデューサー・作詞家・MIX師

音楽を中心とした、ジャンル横断的プロデューサー・作詞家 。音楽アーティストやイベントのプロデュース歴20年。売り先ありきで型にはめるのではなく、アーティスト本人が生まれながらに持つ資質や魂の目的を掘り起こし、その人オリジナルの世界観を共に創造していくプロデューススタイルが特徴。現 在ではアーティスト以外の方へのプロデュースセッションも人気。またクラウドファンディングコンサルタントの資格を有し合計 1,500 万円以上の成功実績を持つ。

幼少期に親戚からの虐待や、家族から「お前は才能がない」と言われ続けたことで自分を表現することに大きな恐れがあったが、大学卒業後、封印してきた表現活動(ロックバンド、劇団など)を始める。しかしその後、自分なら ではの表現を追求したいという気持ちを抱きつつも、表現者としてセンター に立つよりも裏方の道を選ぶ。

1998年から、バイオリン奏者、手回しオルゴールシンガー、弾き語りシン ガーソングライターなど、多種多様な女性アーティストのプロデュースに携わる。プロデュースしたイベントも多数。作詞家としても石田桃子(俳優石田純 一の姉)、葦木啓夏(美咲)など の作品を多数手がける。2022年、活動20周年を 機に制作したアルバム「Oh, Baby Blue/星園祐子」では全曲作詞を担当し、作 詞家(表現者)としての活動に再び目覚める。

同じく2022年より、アニメ/ゲーム分野で活躍している息子Kuuとの協業をとおして、アニメ、音声合成音楽(ボカロ)に表現領域を広げ、作曲家 星園祐子と組んだ合成音楽ユニット「Babyblue 」を始動。AIを導入したCeVIO AIと いう技術を使い、それまでになかった深い人間味がある合成音声作品が人気となる。

日本の若年層はじめヨーロッパ、アジアにファン層を持つサブカルチャーに 着目し、2023年からオリジナルコンテンツの世界発信を開始。日本と世(欧米)の文化交流に邁進中。プロデューサーという肩書きながらも、常に自身も「プレイヤー」であり続けることをモットーとしている。





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