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カリフラワーを好きになったわけ

長いこと、それはもう長いことカリフラワーがきらいでした。

わけはというと、子どもの頃超ド近眼だったわたくし
ある日、人けのない台所に忍び寄ると
大きな鍋のなかに、たくさんの手羽元様トマト煮込み
食い意地小僧のわたしはこれを手羽元と思い込み
口いっぱいに盗み食いしたのですが、それはカリフラワーで
全然おいしくなかった。
勝手にだまされた気分になり、ながいことカリフラワーを恨んでいました。

そうしてもう何年も、何十年もカリフラワーを料理したこともなければ
食べたこともなかったのですが

このところ、ネットでレシピ動画をせっせとチェックしては
作ってもらいたいものを送ってくるロシア人の夫。

数年まえから、「カリフラワーのフライが好き」という彼のために
彼からきいたレシピで揚げてみるのですが
「もうすこし、カリッと…」
と及第点をもらったことがありませんでした。

それが、こないだいくつかのレシピ動画をみつけて
「これなら、うまくいくかも」
と言って送ってきたいくつかのうちのひとつがこれ。

・カリフラワーを3,4分塩水で茹でて引き上げる。
・フライパンにサラダ油とバターを入れてあたためる。
・カリフラワーをいれて、軽い焦げ目がつくまで炒める。
・大匙2~3のパン粉を振り入れ、炒める。
・卵3個を溶いて、フライパンに加えて卵が乾いた感じになるまで炒める。
・塩コショウして火を止める。
・ギリシアヨーグルト(このみでスメタナ/サワークリームを加える)ににんにく、刻んだディルとイタリアンパセリを入れてソースを作る。
・ソースにつけていただく。

という簡単なもの。

何回か試してアレンジを加え

・油は豚の脂を炒って油を出す
・ソースは作らない

のが個人的に気に入り、もう何回も作ったので
「いい加減、いいです。食べ飽きました」
と夫が言うのに自分が気に入ったのと
水、金ちかくのカフェの軒下で昼間売ってる野菜屋さんで
旬の美味しいカリフラワーが安く手に入るため、ばんばん作っています。

ようやく、カリフラワーと和解した。

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