マンガ版「宝くじで1億円当たった人の末路」を読んだ

「この年齢ならば、せめてこのくらいは一般常識として知っておいてほしい」
という自分なりの基準はあるけれども、ひとが生きている世界はさまざまなのだから
「これくらいも、知らないんですか」
という態度をあからさまにするのは、じぶんが狭量であることを
アピールしているだけだと思う篠木マリです。みなさんこんにちは。
ちくしょう、生理痛で腰が重いぜ。

2週間ほど前に
「宝くじで1億円当たった人の末路」を買って読んだわけですが

こんどはそのマンガ版を買って読んだとです。

文章版は、23のトピックだったのを、10に絞ったとか。
正直、マンガ版では文章版より心に響いてこず、軽い読み物程度でしたが
それぞれの漫画に寄せられている著者のコメントがよかったです。

要するに、この本の意図は
「外見、ファッションもイケてて社会的にも成功、家庭も円満で持ち家もあり、友人にも恵まれている人間でなければ幸せになれない、みたいな呪いから脱出しよう」
というこってす。

結論として、こう書いてあります。

①「お金」「仲間」「才能」という、”幸せ資産”のうち、できれば二つ、ダメでも一つは持てるよう、仕事をしたり勉強をしたりしましょう
②3つの資産を活用して「運動」「コミュニケーション」「非日常体験」を心がけましょう

こうして考えると、
①について
お金はともかく(とはいえ、困窮とまでは言えない生活ができている)、
仲間」は友達がいないことを自虐ネタにしてるくらいのわたしですが、全然気にしてないし、むしろ気を使わなくていいからいい。遠くにいて、たまに会える適度に遠い関係にある友達がいる程度で。
才能」については、これは長いこと苦しんでいました。自分が到達したいと思っているところに到達できずにいて、「いい加減いい年齢なのに、なにも成していない。世の中にはわたしよりよほど若いのに成功して名声もお金も得ているひともいるのに」というのが、じぶんの才能のなさとともに落ち込みの材料でしたが、さいきんではようやく自分の才能とできること、方法を見直して急に注目されなくてもいいさ、と地道に自己満足しながら進めて非常に満足しています。

②について
運動」はフラレッスンにもう20年ちかく通っているし、ちょっと間があきつつあるけどボルダリングも6年くらい。文章版「宝くじで1億円当たった人の末路」を読んでからは朝夕「真向法」を実践して心身ともに非常に調子よくなってきました。
コミュニケーション」は、仕事ではほぼひととしゃべることはないのですが、家庭で社会や文化、その他よもやま話考えることを夫と話し合えますし、1週間か10日に一遍、なじみの飲み屋に行って安心できる環境で店主や常連さん、たまたま居合わせたひとと話をして楽しんでいます。
非日常体験」は、たまに仕事でイレギュラーなことがはいったり、飲みにいくとマスターから声かけられて映画観に行って監督や俳優さんと話ができたり、イベントに顔出したりと、なにかと楽しく過ごしています。

そしていまの自分の幸せを幸せと受け止めるには心身の状態も大事で
それをよろしく保つには、健康でおいしいものを食べて、適度に体を動かし、本を読むなど、知識や考えを深めることですね。

というわけで、しょっちゅう大波小波あるものの、さいきんはしごく満ち足りています。


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