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いまさらレッツダンス

さいきん水金が在宅勤務だもんで、
自宅ちかくのカフェの軒先で昼間販売している無農薬野菜を昼休み時間に夫と買いにいくのがすっかり習慣
きょうはだいすきズッキーニなどのほか、「たけのこキャベツ」と呼ばれているという
ちょっところっとして縦長のキャベツがあり
こないだも買って炒め物にしたらおいしかったけれどそれを見て夫が
「ガルプツィにいいのではないか」という。

Голубцы(ガルプツィ)はロシアのロールキャベツ。

大きな特徴は、つなぎがお米というところかな。
もう何度も作っているのですが、夫いわく
「日本のキャベツは肉厚すぎて、具に対してキャベツがぶわぶわで量が多すぎ。ロシアのように葉が薄くて柔らかいものはないのか」

日本にはおめがねにかなうようなキャベツ、なかなかないよね~、と言ってたのですが
(他、トマトや玉ねぎなど、日本のは甘くてロシア料理を作るとちょっと違ってしまう…というのがちらほら、あります)
このキャベツはよさげなので試してみることに。

在宅勤務時間が終了し、作り始めます。

ふいとDavid Bowieの"Modern Love"が聴きたくなって
収録されているアルバム"Let's Dance"を聞き始めます。

Bowieはかっこいいし、好きな曲もあるし、いくつかアルバムを聴いたことはあるけれど、熱狂はできない。
あまりにも正統派でかっこよすぎるからかなあ?
中学、高校の頃から洋楽好きだったけれど、選択肢が少なくてとりあえず聴いてはいたけれど
大学以降、好きになったのはストラングラーズやVUなど、ちょっと潮流からはずれている知性派といった感じでした。

しかし、やっぱり聴くとバックミュージシャンが優秀だし、うまいし、いいですねー。
やっぱり、熱狂はできないけれども。
20年以上前につきあっていたアメリカ人が、お茶もやってた関係もあり
Bowieと奥さんの通訳を裏千家関係でした、「静かで知性的なひとだった」と言ってたけれど
あまりにも完璧だから、そのコンプレックスとかあったのかなあとかあれこれ考えつつ
聴きながら踊りながら料理してたのですが

あれ、やっぱりわたし、踊り好きだなあ。

こないだも、ひさびさひとり家で焼酎飲んだときも音楽に合わせて踊ってたし

京都は木屋町四条下がるにある「Jazz in ろくでなし」というお店に
常連のふりしてもう15年以上通っているのですが
(なにしろ、「30年前から」「開店当時から」来ているお客さんがぞろぞろいるから、15年程度ではなんども…)

マスターの横ちゃんにはよくしてもらっていて※
30周年だったかな?10年ほど前、京都の老舗ライブハウスの「磔磔」で大きな周年パーティーやったとき
わたしも当時習っていたベリーダンスを、トルコで買ってきた衣装着て踊ったものでした。

そのあとも、とある小さな団体さんのパーティーに
横ちゃんをジャーマネとして、横ちゃんドラムで二人で組んで踊ってギャラもらったり
映画監督の鴨田 好史さんの何回忌かのイベントで踊らせてもらったり
ちょこちょこ、踊ったりしたので
横ちゃんがお店で「この子、ダンサーでさ」とほかのお客さんに紹介してくれたり
ろくでなしのお客さんでわたしを「ダンサー」として認識してくれてるひとがいたりして
「いやいやいや、とんでもない」
と思っていましたが、Dancer=踊るひと、といえばそうじゃない?

プロフェッショナルな踊りを生業としてはいないけれど
音楽にあわせて湧いてきたものを表現するのが好きなのだし
誰にみせなくても、ひとりで好きに踊っておけばいいよね!
ちゃんとダンサーさ!
と思っている昨今なのでした。

※そういえば、昨年横ちゃんが救急搬送されたのの顛末もここでつづっていたのでした。


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