起業家が活用できる補助金・助成金
助成金や補助金には、IT導入補助金のように生産性を高めるものと、ものづくり補助金のように販路拡大のもの、最近ではコロナの影響に対応するものなどもあります。
起業する時に関する補助金と一言で言っても、その種類や目的には様々なものが存在しています。大きく分けると次の4つに分類できます。
1, 経済産業省系
2, 厚生労働省系
3, 自治体独自の物
4, その他
この4つの中で、どのような特徴や種類があるのかも紹介していきます。
経済産業省
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者が実施する革新的な「サービス開発」「試作品の開発」「設備投資」などにかかるお金を支援する補助金ということで、ものづくり補助金と呼ばれています。
補助金額が大きくチャレンジする人も多いのが特徴です。
事業再構築補助金
予算総額1兆円の補助金であり、補助金の上限が1億円と補助金です。また、事業計画書を税理士や金融機関の指導を得ながら作成できるので、新分野や新しい事業にチャレンジするには最適でしょう。また、総額1兆円ということからも、採択される可能性が高いといえます。
補助金額が大きいところもあるので、新たに規模の大きなチャレンジができます。
なお、ものづくり補助金と事業再構築補助金は金額が大きく性質も似ているので、両方を視野に入れて事業計画書を策定する事業者もいます。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、経営計画に従って実施する「販路開拓」等の取り組みに対して、最大100万円の補助金(補助率2/3)が出る制度です。
補助金が出るだけでなく、計画を作成する際や、販路開拓を実際に行う際に、商工会議所の指導や助言を受けられるのもメリットのひとつです。
IT導入補助金
生産性を上げるためのITツールの導入について受けられる補助金です。最高450万円が補助されます。日本では、DXがまだまだ進んでいない現状があります。デジタル化や自動化によって働き方改革を進め、労働者の環境を改善すれば、生産性があがり、賃金があがる可能性もあります。企業の現場でIT導入を推進するのがこの補助金の目的です。
費用の面でDX推進に二の足を踏む会社も多いですが、IT導入補助金により対応することもできます。また、適用の範囲も広いので人気のある補助金です。
事業承継・引継ぎ補助金
「事業承継・引継ぎ補助金」は、地域経済に貢献する中小企業者による事業承継をきっかけとした新しい取り組みを支援する補助金です。
「事業承継」とは、会社の経営を後継者に引き継ぐことです。この補助金では、法人の場合は先代経営者の退任及び後継者の代表就任が、個人事業主の場合は先代経営者の廃業・後継者の開業など、後継者が事業を引き継ぐ(引き継いだ)ことが該当します。
厚生労働省系
キャリアアップ助成金
「キャリアアップ助成金」は、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者など「非正規雇用労働者」の企業内でのキャリアアップ等を促進するための助成金です。
人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)
「人材確保等支援助成金」は、従業員の働きやすい職場づくりを促進するための助成金です。
現在は助成内容によって5種類に分かれています。
中途採用等支援助成金(生涯現役起業支援コース)
中高年齢者( 40 歳以上)の方が、事業の運営に必要な従業員を雇用したときに必要な費用を支援するための助成金です。なお、雇用後一定期間で生産性が向上した場合の助成金もあります。
まとめ
以上が起業時に活用できる可能性のある補助金・助成金の特徴になります。
どのようなものに当てはまるかわからない場合は、専門家、各省に聞いてみるのも良いかもしれません。
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