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スタンダップコメディへの道①

スタンダップコメディを見に行った。

昨年まで二年ほど演劇のコースを受けてたんだけど。自分がやりたいものは演劇ではないなと思った。何にかほかに?と考えて思いついたのが、お笑いだった。

といっても2人で漫才やるぞ!というには相方はいない。そもそも、イタリアには漫才文化はない。なので、スタンダップコメディ(1人で話す、万段スタイル)かなと、思いついた。

ネットフリックスのコメディは結構好きで。ジミーオーとかアリーウォンを見ていたけど、実際の舞台を見るのは初めてだ。

ちなみに、日本でのお笑い経験は、なんばグランド花月で新喜劇の前にある、何組かの芸人さんのネタを見たぐらい。

1日目

女性コメディアン。
会場の雰囲気作りがうまく、あっという間に笑える空気になる。

太った女ネタあるあるが面白くて。ギルモアガールズネタとか。美人のすらっとした主人公はローレライとかっこいい名前なのに、ぽっちゃりした親友は「スーキー」とか。30代女ネタ、面白かった。

声の使い方、話のメリハリのつけ方。すごく面白かった。30分一人でネタを披露。すごいなぁ。

ちなみに、前座で男性コメディアンがやったんだけど、政治ネタが多すぎて理解できなかった。イタリア人なら当然知ってる人名とか地名とか、前提を知らないと笑えないんだよなーと思った。笑って難しいね。

2日目
アマチュアナイト

1日目の客の温め方がうまかったんだと気付いたのは、この時の客いじりが正直辛かったから。

すべてのテーブルのお客さんをいじる感じで、消耗した。そのいじり方が、カップル?ゲイ?みたいなノリで。わたしと友人(日本人)、こっちにふれないでと思ってたのにねぇ。。。

出演者はアマチュアナイトらしく、ネタが飛んで紙見ちゃうひととか。それはそれで微笑ましかった。

アマチュアナイトの方が気づきがあった。

①焦らずゆっくり話し、堂々と振舞うこと。
話し方大事。でも、焦るよねぇ

②下ネタは、本人が思うほど笑えない
ネタとして作りやすかったのかなと思ったけど、友だち同士なら笑えるのかなと思った。③と同じで、笑ってもいい空気を作るのが大事なんだな。

③外国人とか、差別とか、自虐ネタは、「笑ってもいいですよ」という空気を演者がうまく作らないと笑えない。
アフリカ系の人がアフリカ系ブラックジョークを披露してたけど、わらっていいの?という空気になっていた。難しい。

④中年ネタは中年しか面白くない
綾小路きみまろが、中高年のバス旅行向けにネタを作っていたように。20-30代のお客さんの前で、40代ここがしんどいみたいなのやっても笑ってもらえない。

SNSではニッチなネタは受けるけど、こうやって実際に人前に立つとニッチなネタって受けないんだなぁと思ったよ。

いや、ほんとこれ難しいね。お笑いの人ってほんとスゴイ。リスペクトしかない。

2024年、わたしはアマチュアナイトにエントリーする勇気が出るのか!?まずはネタ作りからだな。

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