Beef cutlet & Tapenade sauce [Opus3]牛カツレツのタプナードソース
ワイナリーさまよりご依頼いただいた、指定のワインに合うレシピ。
簡単にご家庭で出来るものでお願いしますとのこと。。。
なんだかとっても嬉しいお申し出。
まずはシラーから取り掛かります。Syrahって綴りが好きだったりするんです。フランス原産の赤ワイン用のブドウの品種です。
シラーといえばよく言われるのが、濃厚な色、黒胡椒などのスパイシーな感じ
、チョコレートな感じ、黒い果実の風味‥などなどちょっと個性的な感じの印象で知られている訳ですけれど、まぁこれは一般的な解説で人の感じ方はそれぞれです。
それに今回のワインは同じシラーの品種でも日本でできた、もっと繊細な美しい感じ。ブドウの産地や作り方によって随分違うものです。
←‥なんて、こんな風に通ぶって言うのはあんまり好きじゃない。
人の味覚はそれまでの経験などによっても変わるし、それぞれ人の感じ方は違うと思っているので一概には言えないと思う。
フランスの男友達が言いました。「日本はね、ワインについて色々語りすぎるよ。素敵な女性とテーブルについて、ワインが運ばれてきて、美味しいね。美味しいねって、それでいいんだよ‥。」って、私もそう思います。
Don't think…feel!ヨーダの素晴らしい名言を思い出します。
あっ、ワインラバーの集まりやワイン関係者の集まりの時は是非是非楽しんでお語りください。もっともっとワインが楽しく美味しくなりますように。
とは言え、なんか言葉で表現しないと伝わらない訳で、こんな風に表現されてきているのでしょうね。
私的にはシラーは赤い服を着たロートレックの描く女性ような‥
ちょっとツンとすました気まぐれな黒猫シャ・ノワールのような‥イメージ。
あ〜言っちゃってるやん。
ロートレックといえば大切にしている本があります。何年か探して、古本屋さんでやっと手に入れた『ロートレックの料理法』。中の挿絵も全てロートレック。食道楽で料理も大好きだった彼は友人をパーティーにお招きする際もテーブルに置くメニューを自らの挿絵入りで書いておもてなししていました。素敵ですよね。
そしてそしてシラーに合うお料理ですが、ちょっと油な感じ、ちょっとサックっと感、黒オリーブ感、アンチョビ感がなんか欲しくて牛カツレツのタプナードソースに決めました。ちゃんと合わせてワインを飲んでみましたのでぴったりだと思います。
普通に言ったらラムとかジビエ系で推していくのだろうけど、普通の家庭でジビエってちょっと頑張らなきゃ手に入らないですよね。なので牛肉の薄いものを使いました。少ない油でできるし。揚げ物ってだけでもうハードル高いですからね。
No! Try not. Do. Or do not. There is no try.
ヨーダいいこと言う!ヨーダは映画「スターウォーズ」の生きける伝説ジェダイ・マスターです。
揚げものですがエイっとやってしまいましょう。やらなきゃ美味しいものは食べられない。
牛カツレツのタプナードソースのレシピと勝手に合わせたい日本ワインは‥↓
甲州種に合わせたフレンチフライと、マスカットべイリーAに合わせたローストポークのバルサミコソースのレシピも写真でご紹介しています。
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