「ルールができるということは、人の意識も変えていくと思うんです」

確かにルールができると人の意識は変わる。
ただ、必ずしも良い方向に変わるとはいえない。
私は、この問題に法律を持ち込むということは逆効果でしかないと思う。

「トランスジェンダーだと伝えたら、採用面接が打ち切られた」
「オカマみたいなやつには営業任せられないと言われた」
不当な解雇や異動、そして退職にとよく言われるけれどそれは裁判で認められた事実なのだろうか。
もちろん、実際にあるのだろうがそれは別の方法で改善していくことなのではないのか?

法律がないから変わらないという人は、その人自身が「法律が無いなら何もしない」ということを言っているようなものではないか。
確かに「そんなこと法律のどこに書いてある」と書いていないことを理由に何かにつけ他人を傷つけたり苦情を言うものがいるからそれと同じ考えの人なのかも知れない。

本来、労働問題であれば社内で変えられる風土を醸成しなければならない。そのためにも労働組合が適切に動くことが初めの一歩なのでは?
馬鹿の一つ覚えのように賃上げばかりを言うが、こういった従業員が働きやすい環境作りをすることこそ最優先すべきことだ。

それから「性的少数者(マイノリティ)」という人がいるが、少数者であることを誰がどうやって確認したのだろうか?
ただこれらに関わることに対して声を上げる人が少ないというだけで、実際はマジョリティである可能性すらある。内心のことなど誰も何もわからないのだから。
「同性愛者が異性愛者より少ない」というのならそれを証明してもらいたい。
そりゃ今マジョリティと言われている人たちが勝手に思い込むことは構わないが、当事者自身が「我々は少数者である」というのは単に弱者であることを示したいだけに他ならない情けない話である。

ありがとうございます。どうぞご贔屓に。