MEBAE レコーディングは見守られて
"でかいスタジオでレコーディング"というわけではなく、今回のアルバム「MEBAE」は慣れた仲間と、リハスタで録るのですべて完了しました。
ほとんどは友重悠くん(はるくん)に、MNNS、泣き虫の星は野呂尚輝くん(のろちゃん/GET BILL MONKEYS)に歌や三味線を録ってもらったよ!
アレンジ回りもこの二人にお願いしていたので、曲に対するニュアンス…というかまあ、あたしの景気付けに声掛けやテンション上げだったり、ハモりやコーラスラインのメロディ精査だったり、ディレクションしてもらいながら進みました。
景気付け、かなり大事!
優しく励ましてくれなきゃ嫌!
とか言ってあたしの場合、仕事柄自分でディレクションして分析できる性分なので、自分に鞭打って自問自答してるところを見守ってもらってることの方が多い…のかも。笑
はるくんRec
はるくんは、川嶋志乃舞バンドセットの頃からずっと一緒にやってくれているベーシスト/アレンジャー。もう5,6年目くらいの付き合い。
CHiLi GiRLになってからRec.もお願いすることが増えました。口数は少ないけど、仕事は早いし丁寧で、いっしょにCHiLi GiRLを作ってきてくれたキーマンです。
「服部奈緒」など、あたしが関わっている他のプロジェクトなどの制作もよくやってくれるんだけど、他のレコーディングのときは「いいですね!」「上手い!」って言うのに、なんであたしの時は言ってくれないのか文句垂れつつ聞いたことがあります。そしたら
「しのぶちゃんは自分で分かってるから、僕が言う必要がない。分かんなくなったら聞いてくる程度で良い。」
的なことを溢していました。
これが愛情というか、信頼の形のひとつなんだなと思うことにしています(まだたまに淋しい!笑)。
それにしても景気付けてかないとやってらんないこともあるので、セルフ景気付けを身につけました。
最近は「だあ!このピッチがくそでしたもう一回おねしゃす!」とか「おお!はるくんこれ上手く行ったよ〜!」とか、あとは「天才か?!うんま!」とか言いながら、共有を強いることにしています。笑
まあ、頑張っても上手くピッチが録れなかったテイクがあったら「まあ、なんとかするよ」とお医者さんのように家に持ち帰ってで直してくれるのがはるくんだったりもします。
気に入らないもんは気に入らない人なので、嘘なくいい音楽を時間をかけて一緒に作ってくれるはるくんには感謝が尽きません。
ちなみに音楽以外の話するとしたら、あたしの最近の悩みか動物の話です。とはいえ、無言でも楽しい仲間のひとり。
のろちゃんRec
のろちゃんは時々CLGキーボードと、他にはミュージカル曲をいっしょに作ったり、別プロジェクトでアレンジやRec等を頼んだりと、はるくんと同様いろんなところで助けてくれています!
のろちゃんは逆にテンション上げ上げでめちゃくちゃ褒めてくれるタイプ!あと、ケータリング毎度喜んで美味しそうに食べてくれます。食の趣味が合うので、終わってからのご飯も焼肉に火鍋、メキシカンなどなど、割とグルメ攻め。
ただ、あたしが空腹でイラつくと、何の罪もないのろちゃんをいつも睨み飛ばして煽ってしまうので、さすがにのろちゃんもついに、「しのぶちゃん、こんな日は多めにご飯を買ってきた方がいいよ!」とアドバイスをくれました。そりゃそうだ。
あたしは空腹になると風船がしぼんだように睨んで黙り込み、食べると風船がふくらんだように元気になることを、のろちゃんが教えてくれました。笑
マスタリングの日
マスタリングは、当初から"最終チェックを兼ねて、3人揃ってやろう"と決めていたので、じっくり半日かけて。お疲れ様会で焼肉に行きました。
良い音楽や作品は、あたしはひとりで作れないんです。
DIYミュージシャンが世に飛び出してくる昨今だけど、ひとりでは何もできない自分がちっぽけに感じることは全くなくて、どちらかといえばこんなに頼れる友達がいることへの充実感の方が大きいです。
なにより、まだラフでちょっと恥ずかしい状態の音楽を真っ先に聴かせられて、それを磨き上げてくれるんだから、こんなに幸せなことはないです!
みんなで作ったMEBAEリリースまで、あと31日。
長いようで、短いよ!
愛を込めて