【武満徹の没後25周年】盟友らによるライブ配信
日本を代表する現代作曲家・武満徹
もうそんなに経つんだ、という印象です。明日2月20日は作曲家・武満徹(たけみつとおる)の没後25周年です。下の記事で知りました。無観客形式のライブ配信の案内です。詳細は下記事を参照のこと。
25年前というと私はまだ小学生で、クラシックどころか音楽を好きで聴くようにすらなっていませんでしたが(音楽自体は好きでしたけどね)、それが今や故人についてこうやって記事を書いているのですから人生はわからないものです。
ほぼ独学で作曲を学んだこと、デビュー曲が評論家によって「音楽以前」などと酷評されたこと(傷ついて泣いたらしい。評論家という奴は・・・)、「弦楽のためのレクイエム」がたまたま来日していたストラヴィンスキーの耳に入り絶賛されたことを受けて世界的な評価の契機となったことetc...
色んなエピソードがありますが、個人的には黒澤明の「乱」製作時にマーラー風の曲を求められたことで対立し「もう一緒には仕事しない!」という話が好きです(笑)映画音楽もたくさん手掛けています。
前衛のイメージが強い方ですが、後期になるにつれ作品が調性的になってきて、その頃から評価が分かれ初めたというのも興味深い話です。現在の状況にもあてはまるような気がします。後期作品はあまり耳にしたことがなので聴いてみようと思います。
お家時間もまだ続きそうですので、週末ゆっくりライブ配信を楽しむのも良さそうですね。
代表曲の一つ「弦楽のためのレクイエム」
ストラヴィンスキーが絶賛したという本作品。あるインタヴューでご本人がそのエピソードに触れて、かの作曲家にとても感謝していた映像を見たことがあります。そりゃそうですよね、それまで国内でも黙殺されていた、どちらかというと不遇の扱いだったわけですから。こういうところにも「自分を引き上げてくれる存在」の大切さを感じます。もちろん本人の才能と努力の結果なのでしょうが。
という訳で、どんな曲だったのか聴いてみましょう。私も大好きな曲です。ストラヴィンスキーの言うように「とても厳しい」管弦楽作品です。
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