【名曲紹介】ドビュッシー「前奏曲第1巻第10曲-沈める寺」

1909年12月から翌年2月にかけて約2か月の間に集中的に作曲された曲集の内の一曲。

曲解説
<不信心ゆえに海に沈んだ大聖堂(教会、カテドラル)がみせしめとしてしばしば海上に浮かび上がるというフランス・ブルターニュ地方からのケルト族の伝説による曲で、神秘的な4度・5度の和音の連なりから3和音による大聖堂の出現へと高揚、聖歌も響くが、やがて再び沈んでいく。冒頭から「柔らかく響く霧の中で」→「少しずつ霧の中から現れるように」→「だんだん音量を上げて(速くせずに)」と目まぐるしく指示が変わり、幻の大聖堂が霧の中から徐々に現れ、再びまた沈んでいく様に、本曲集の中でも最も芸術性の高い作品となっている。-wikipediaより引用>

いくつか演奏を探してみましたが、その中ではこれが一番かっこいいと思いました。イタリアのカトリック教会で演奏されているので、残響など音の響きがすごい。曲の構成といい、演奏される場所にとてもマッチしています。

かつて音楽は演奏される場所も時間も決まっていました。今はいつでも自由に音楽を聴くことが出来ますが、この演奏に接し「その曲が演奏されるにふさわしい場所」があるということを知らされたような気分になります。

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