ANBERNIC RG35XX H ファームウェアインストール
ROMやBIOSはご自身の持っているゲームソフトやハードからの吸い出しのみでお願いいたします。所有していない違法なデータを使うことは厳禁です。
Miyoo mini Plus
いわゆる中華エミュ機を初めて手に入れたのは2023年11月24日の事で、割と新参者です。
Miyoo mini Plusは3.5インチ液晶搭載の価格も手頃な中華エミュ機で、事前の情報収集でOnionOSを入れるのが一番だということで、現在までOnionOSのまま運用しております。
OnionOS Ver.4.3.1-1 にて起動時間は約14秒です。
ANBERNIC RG35XX H
今回のメインテーマはMiyoo mini Plusではなく、ANBERNIC RG35XX Hの各種カスタムファームウェアを入れてみてどれが良さげなのか、というお話です。
stockOS(ANBERNIC純正OS)
stockOSはANBERNICの公式サイトにて配布されているファームウェアです。
Ver1.1.6での起動時間は約26秒です。
先程のMiyoo mini PlusとOnionOSは14秒でしたから、かなり待たされる印象です。
インストール方法は、公式サイトにて所有機種に対応したファームウェアをダウンロードし、MicroSDに書き込みソフト(rufasなど)で書き込む方式です。比較的安定して動作し、HDMI出力も問題なく行えます。
ただ欠点、というか個人的な感覚なのですが、ゲームルームでの起動ですとアスペクト設定にするとギザギザが目立ちBGMも途切れがちになります。
1枚目と2枚目ですと、1枚目は背景のピラミッド部分の斜線が妙なギザギザになっています。このため、今度はRA Games(レトロアーチ)起動を試みます。
RA Games(レトロアーチ)起動だと上の画像のようにフレーム表示やシェーダーが掛かっており、Miyoo mini Plus初手だった自分にとっては不必要な機能です。
海外サイトにて様々な文章を参照し、下記の通りに実施すると2枚上の画像のような画面に出来るようになります。
【手順】
レトロアーチを起動する。
「設定」→「ユーザーインターフェース」→「メニュー項目の表示/非表示」→「クイックメニュー」→「【コア優先設定を保存】を表示」と「[シェーダー]を表示」をオンにする
上記は一度設定するだけで大丈夫。
【各ゲーム毎の設定手順】
RAゲームからGBA/FC/SFC/GBC/GBのゲームを起動し、メニュー押下する。
「メインメニュー」→「クイックメニュー」→「シェーダー」→「プリセットをロード」
interpolation\「pixellate.glslp」もしくは「sharp-bilinear-2x-prescale.glslp」を選択
「シェーダー」→「プリセットを保存」→「コアプリセットを保存」選択
「設定」→「ユーザーインターフェース」→「OSDオーバーレイ」「オフ」選択
「設定」→「ビデオ」→「スケーリング」→「アスペクト比」→「コア提供」選択
「メインメニュー」→「クイックメニュー」→「優先設定」→「コア優先設定を保存」選択
上記設定を各ゲーム毎に行う
※参考サイト
https://retrogamecorps.com/2024/06/07/anbernic-rg35xx-family-starter-guide/
ゲームボーイ以外にもファミコンやスーパーファミコン、PCエンジンにも適応可能です。
2024/10/10 追記
10/08時点で新しいバージョンがアップデートされました。
軽く触ってみましたが、ゲームボーイの変更などは無かったです。
RG28XX RG40XX V RG35XX SP
KNULLI
KNULLI(ヌリー)は次に試したカスタムファームウェアです
Ver.20240721での起動時間は約22秒、stockOSより若干速いですね。少し試しましたが、メニューなどのキーアサイン、画面UIなどが個人的には合わないなとなってしまい、stockOSに戻りました。
インストール方法はsotckOSと同じで、KNULLI公式サイトにて該当機種のファームウェアをダウンロードし、MicroSDに書き込みソフト(rufasなど)で書き込む方式です。
刺さる方には良いファームウェアだと思いますが、個人的には合わなかったです。起動時間も長めですしね。
2024/10/04追記
PSPなど重めのゲームだとstockOSよりも軽く動作するという動画を拝見しました。個人的にはPSPのソフトは持ってませんので検証は出来ません。
MinUI
MinUIも入れてみました。
Ver.20240908 起動時間は約20秒です。やはりMiyoo mini PlusとOnionOSの組み合わせの約14秒には叶いませんね。また、ゲームボーイソフトが若干の遅延やノイズ発生しておりまして、合わないなと思い、ほんの少しだけ触ってまたstockOSに戻ってしまいました。
インストール方法はMicroSD2枚必要で、1枚目はstockOSが入った状態のMicroSDにMinUI公式サイトにてダウンロードしたファイルを入れる方式となっており、他のファームウェアとインストール方法が違っています。
muOS
現在stockOSを差し置いて使っているカスタムファームウェアです。
Ver.2405.1 起動時間は約6秒、Miyoo mini Plusの約14秒を超えてきました。これは軽い!!
stockOSに比べ起動が速い、不要なフレームやシェーダーが無いなどかなり良いと思いました。ただ、欠点としてはHDMI出力で1080pにするとゲーム音が出なくなる症状です(追記、現在のバージョンでHDMI出力を行うとOSクラッシュが発生し、再インストールが必要になる場合がありますので注意が必要です)。これはスタンドアロン(単体)運用では問題ないので起動の速さで使っています。ゲーム終了時もstockOSより速いです。
インストール方法は、stockOSなどと同じく公式サイトにて該当機種のファームウェアをダウンロードし、MicroSDに書き込みソフト(rufasなど)で書き込む方式です。
面倒なのはアートワーク(ゲーム選択画面で画像表示する機能)のファイルを置くフォルダがstockOSなどと違うことです。stockOSですと、ROMフォルダの中にImgsフォルダを作り、その中にpng画像を入れ込むと表示されるのですが
これより先はアートワークのフォルダ場所、そして上記画像のように表示させる方法を記載しております。気になる方はご購入をお願いいたします。
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