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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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2023年12月の記事一覧

【肋骨の機能解剖学】肋骨のポジション誘導と運動療法・ピラティスの活用方法!

今回は、運動療法やピラティスで活用できる肋骨の機能解剖学を中心とした内容をお伝えさせて頂くコラムにしています。 肋骨は肩関節機能はもちろんですが、体幹機能にも関わり、脊柱にも肋骨が付着する様な構造になっているため、直接的に関わりがある部分になります。 そして、体幹部分へのアプローチを行う際にも、胸郭部分への介入をしないことは基本的にないため上半身の問題にも下半身の問題においても介入がほぼ必須になる部位だと考えています。 肋骨の機能解剖学最近ではSNSやメディアなどで、肋

反り腰の人に対して、股関節外旋エクササイズを優先的にやってはいけない理由!

高齢者でもアスリートでも現代人のほとんどの方が、腰椎伸展ポジションでの姿勢保持になっています。 猫背姿勢の様に見える姿勢パターンであっても、胸郭のポジションと骨盤のポジションを比較すると、骨盤が前方シフトしているケースが多いです。 理学療法士の新人の頃や学生の頃には、骨盤が後傾しているから、腸腰筋を使って骨盤の前傾エクササイズなどやっていましたが、そもそも姿勢制御パターンとして腰椎伸展した状態になっている人を余計に伸展を増す様なアプローチをしてしまっていた可能性があること

股関節の不調に対するアプローチ!股関節後面筋群の捉え方とピラティス・運動療法!

股関節後面筋群の運動療法・ピラティスとしても様々ありますが、運動療法・ピラティスを取り入れる際にも目的があるわけであって 動作を改善したい。姿勢を良くしたい。痛みを改善したい。 一般の方からの主訴としてはこの様な内容が多いかと思います。 この機能改善をしていく際の、股関節後面筋群の捉え方であったりそこに対する運動療法の組み立て方が非常に重要になってきます。 その辺を踏まえて、股関節の後面組織にピックアップして運動療法・ピラティスの取り入れ方までのアイデアをお伝えするコラ

猫背姿勢の改善において、脊柱伸展エクササイズの優先度が低い理由とは?

猫背姿勢で悩まれている方も多いですが、一般向けの姿勢の本でも専門家向けの書籍でも「大胸筋の短縮」「僧帽筋の弱化」など筋肉の長さによって姿勢不良が起きているため、、 ・短くなっている筋肉は伸ばすアプローチ ・長くなっている筋肉は鍛えて縮めるアプローチ これらが推奨されているケースが多いのが実際のところだと思います。 ですが、この様なアプローチをしても長期的に改善したとは言えない状態の方も少なくなく寧ろ個人的には上手くいかないケースがほとんどだと現場でやっている意見としては