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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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2023年3月の記事一覧

骨盤前傾アプローチよりも最優先して骨盤後傾方向への運動療法をするべき理由!

以前のTwitterのツイートにて軽く触れた内容になりますが、、 自分自身も理学療法士の新人の頃は、、 骨盤後傾は良くなくて、骨盤前傾方向にある方が良いという先入観を持ったまま介入をしていた頃もありました。 ですが、、 現在では、骨盤前傾方向へのアプローチをするよりも骨盤後傾後方への誘導するアプローチをすることに時間を掛けて行うケースが多いです。 骨盤前傾方向への誘導に関しては、、 前傾方向への誘導を促すアプローチを全くしないわけではないですし、骨盤前傾をするべき

何をやっても「体の過緊張が抜けない」という人に対しての運動療法の考え方!

臨床をやっていると、体がガチガチに固まった状態で緊張が抜けない人ってとても多いと思います。 実際に、そういう方に対して「力を抜いてください」と伝えても一時的に力が抜けたとしても少し関節運動を加えたりするとまたガチガチに体を固めてしまう人も多いですよね。 そんな方に対して、、 〇〇筋のエクササイズ・〇〇筋のストレッチなどを行なってもそもそもエクササイズやストレッチの効果を引き出せないことの方が多いです。 そのため、、 目的の動作を獲得したり、理想的な姿勢や関節運動を獲

肩甲胸郭関節を安定させるための考え方と運動療法をする際のコツ!

肩甲骨と胸郭は関節となっており、皆さんのご存じの通りで肩甲胸郭関節という関節になっています。 今回は、この肩甲胸郭関節の関係性として、、 肋骨サイドから見た時の肩甲骨の関係性と胸郭サイドから見た時の肩甲骨の安定性について解説をするコラムにしていこうと思います。 上記にエクササイズの動画を添付していますが、こういったエクササイズも一部分に過ぎないため、まずはエクササイズをするためには肩甲骨と胸郭との関係性を理解しておく必要性があります。 肩甲骨から見た時の胸郭肩甲骨から

【ケーススタディ】変形性膝関節症に対する運動療法の考え方・アプローチ

そのため、今回お伝えする内容が正解というわけではなく1つの捉え方として受け取って頂けると幸いです。 クライアントの主訴について実際に自分自身が診ているお客様なので、架空の想像ではなく実際にこの方に対してのアプローチを選択する必要性があります。 クラアントの主訴としては、、 そういうことが主訴としてありました。 変形性膝関節症に対しても、片側だけ生じている方も少なくない状態であり、左右差であったり、右膝関節に痛みは出ないのに左膝関節だけなぜ痛みが生じるのかを考える必要性

「筋肉の緊張が高い」という現象に対する解釈の仕方と運動療法をする際の考え方

筋肉の緊張が固い状態に対する運動療法がテーマです。 臨床をやっていると筋緊張が高い方も多くおられると思います。 この筋緊張が高い部位に対してストレッチやマッサージをするという選択になりがちですが、筋緊張の捉え方について改めなければむしろアプローチによって筋緊張が余計に高まってしまうケースが多いです。 この筋緊張に対する捉え方や解釈の仕方を変えて頂くことによって、運動療法・アプローチが変わってくるので今日から活用頂ける内容になっています。 よく臨床現場で見ることが多い症

日常動作・基本動作に活かすための脊柱の屈曲・伸展の運動療法・ピラティスの考え方!

今回は、運動療法には欠かせない脊柱の屈曲・伸展の動きの捉え方について解説をする様なコラムにしていますので最後までご覧ください。 脊柱に悩みがないクライアントにおいても、矢状面上の動きをコントロールするという観点で言えば、脊柱の屈曲・伸展の動きのコントロールが欠かせない条件になってきます。 この屈曲の動きと伸展の動きをどういう解釈をした状態でアプローチをしていくかでアプローチの仕方や運動療法の組み立て方が全く変わってくるため参考にして頂ければと思います。 日常生活で活用す