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鬼滅の刃が教えてくれる、成果を出す組織の作り方:ティール組織と鬼殺隊からの学び

さとりさんのコンテンツマージを参考に作成した記事です。

「人は心が繋がることで、不可能を可能にする」

鬼滅の刃の物語で、炭治郎や仲間たちは幾度となく絶望的な状況に追い込まれます。しかし、彼らは諦めずに、仲間への強い想いを胸に、力を合わせて乗り越えていきます。そして、その中心には「鬼殺隊」という組織の存在がありました。

鬼殺隊は、最強の鬼である鬼舞辻無惨を倒すという、一見すると達成不可能にも思える目標を掲げ、数百年にわたり活動を続けてきた組織です。

現代社会においても、VUCAと呼ばれる予測困難な時代の中、企業組織には高い目標達成、そして持続的な成長が求められています。では、鬼殺隊はどのようにして過酷な状況下でも高い目標達成を可能としていたのでしょうか?

本稿では、鬼滅の刃に登場する「鬼殺隊」を参考に、最新の組織論である「ティール組織」の観点から、成果を出し続ける組織作りに不可欠な要素を紐解いていきます。

ティール組織とは?:時代遅れの組織から脱却する

ティール組織とは、組織開発の専門家であるフレデリック・ラルー氏が提唱した、従来のヒエラルキー型組織とは異なる、新しい組織のあり方を示す概念です。

従来型の組織(レッド組織、アンバー組織、オレンジ組織、グリーン組織)は、ピラミッド型の階層構造を基本とし、上からの指示命令系統が明確で、ルールや規則によって組織が管理されています。

一方、ティール組織は、**組織を「生命体」**として捉え、自律性全体性進化型目的という3つの原則を重視します。

  • 自律性: 組織メンバー一人ひとりが自律的に考え、行動し、責任と権限を持って業務に取り組むことを重視します。

  • 全体性: 組織を構成するメンバー全員が、それぞれの個性や才能を最大限に発揮し、互いに尊重し合いながら、共通の目的に向かって進んでいくことを目指します。

  • 進化型目的: 組織は常に変化する環境に適応し、成長し続ける必要があるという考え方に基づき、組織の目的や目標も柔軟に見直しながら進化させていきます。

ティール組織は、従来型の組織構造やマネジメント手法が通用しにくい、複雑で変化の激しい現代社会において、高い成果を上げ続けられる組織として注目されています。

鬼殺隊に見る、ティール組織の特徴

鬼殺隊は、一見すると、階級制度が存在するなど、伝統的な組織構造を持つように見えます。しかし、その実態は、ティール組織と共通する特徴を多く持ち合わせています。

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