見出し画像

和歌が好き011_仏足石歌体の歌三首

 和歌の中の「仏足石歌体(ぶっそくせきかたい)」の定型を使った歌を作りました。「五七五七七七」です。短歌の変形(結句七音追加型)と思っていただければよいかと思います。即興で作ったので、薄味かもしれません。今回も軽い短詩的なノリで三首詠みました。よかったら、読んでください。


『久々の晴れ間・冬晴れ』 仏足石歌体の歌三首


・雨に濡れた 路面の上に 靄(もや)が出て
 視界の悪さに ハンドル握る手には冷や汗

・朝八時 曇った空に 日は霞(かす)み
 けれど西には 青空が覗き 心は晴れる   

・日中は 晴れ間が続き 冬晴れに
 濡れた地面と 陰気な心を ともに乾かす
 


(20211210/私之若夜=しのわかや)