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21. 【日常編】盲導犬に出会って 〜人間に寄り添う働きもの〜

Buongiorno a tutti!

この季節になると天気と同じくらいの話題のネタになるのが花粉症ですよね。
僕ももれなくスギ花粉にやられています。。
ここ2年くらいはアレグラで乗り切れていたのですが、今年はかなり症状がひどくて、さすがに病院に行きました。
来年からは発症前に病院に行くことを決意しました笑

・駅での出会い

そんな春のある日、原宿駅で電車から降りたところ、おばあさんの声が後ろからきこえました。
「表参道口は右と左、どちらでしょうか?」

少し変わった質問だなと思い、僕に話しかけているかどうかも定かではなかったのですが、後ろを振り返ってみるとおばあさんと犬が電車を降りたところで立っていました。

おばあさんを見ても気付かなかったのですが、ふとワンちゃんを見てみると普通のおさんぽ用のヒモではなくハーネスが。

そこでようやくおばあさんが目が良くないのだなと気付き、慌ててどちらが表参道口なのかを見に行っておばあさんに「左側ですよ」と伝えました。
(僕が原宿駅の出口に疎いことは気にしないでください笑)

それを聞いたおばあさんは、僕にお礼を言ってワンちゃんに「レフト」と声をかけました。
するとワンちゃんが左を向いて歩き出すのです。すごい。
階段を登るときは手前で一度止まって、階段があることを伝え、踊り場でも一度止まるというその賢さに感動してしまいました。

その時、小学校の頃に授業で盲導犬についての話があったことを思い出しました。
まず、ハーネスを見て盲導犬とすぐに判断できた自分にも少し驚いたし、昔習ったことを覚えていて偉いな自分と思いました笑

普通の犬を見かけたときは、触りに行ったり撫でたりしちゃうところですが、盲導犬はお仕事中なので触ったりせずに見ていました。
(これも小学生の時に習った記憶があります)

そんなことがあったので、今日は少し盲導犬について改めて調べたことを書いていきます。

・盲導犬って?

そもそも盲導犬ってどんな定義なんだろうと思い、調べてみました。
日本で初めて盲導犬を育成したアイメイト協会のHPによると、

もうどう犬は、目が不自由な人が安全に歩けるように助ける犬のこと。いま、日本では約930頭(※)のもうどう犬が活やくしているんだ。

目が不自由な人が歩くとき、何かにぶつかる、だん差でつまずく、曲がり角が分からなくて道に迷うなど、こまることがいくつかある。もうどう犬は、いっしょに歩きながら、ぶつかりそうな場所をよけたり、指示すればかいだんやドアの場所を教えてくれたりするんだ。

ちゃんと法りつでもみとめられていて、もうどう犬の使用者(目が不自由な人)といっしょに、電車やバス、お店、レストランの中にも入ることができる。街でもうどう犬を見かけたら、大事な「お仕事中」だから、さわらないで見守ってあげてね。

https://www.eyemate.org/kids/kihon/

日本には1,000頭足らずしかいないんですね、なかなか見かけることがないのも当然かもしれません。

盲導犬の歴史も書かれていたのですが、第一次世界大戦後にドイツで盲導犬学校が設立されたことが大きなきっかけのようです。
1914年の第一次世界大戦で失明した人が多かったのが理由かもしれませんね。。。

そして1957年に日本で初めて盲導犬が育成されます。
1957年って割と最近。。
でも普通の飼い犬と違って、厳密にしつけをする必要があるからそんなに簡単ではないですよね〜。

みなさんも街中でお仕事を頑張っている盲導犬に出会ったら、触ったり大声で近づいたりせずに応援してあげてくださいね。

ではでは、今日はこの辺で。
Alla prossima volta!

・今日のうんちく

盲導犬はラブラドール・レトリーバーとゴールデン・レトリーバーが多いのですが、レトリーバーとは「獲物を回収する者」つまり狩猟犬なんですね。
ちなみにダックスフントはドイツ語でアナグマ+犬という、アナグマ狩猟犬が起源です。ダックスってアヒルっぽいですけどね笑

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