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初めてフェリーに自分の車積んで九州を旅してみた

ー2020年10月の旅の備忘録ですー

一度ゆっくり車で九州を旅してみたいと思いながら実現しないまま時が過ぎていました。
新幹線か飛行機で行ってレンタカーかな、でも1週間とか10日ぐらいかけてのんびり周ることを考えると自分の車のほうがいいからフェリーかな、なんて構想だけはいろいろ思いめぐらせていたのですが。

GoToキャンペーンが始まったのを機にいろいろ調べていたら、宿泊を伴う異動だからということでなんとフェリーもGoToトラベルの対象になると書いてあるじゃないですか。
交通費はパッケージツアー以外はGoToの対象にならないと思っていたので、これは絶好の機会!と実行に移すことに。

まずはフェリー選び

関西からだと『さんふらわあ』を利用するのがよさそう。


最初の構想では往路は大阪→志布志(鹿児島)、ぐるっと九州をまわって復路は大分→大阪or神戸を考えていたのですが、ちょうど出発しようかなと考えていた日の前後に台風が接近しそうだということで、太平洋を通る大阪→志布志ルートは揺れるかも…と少し自信がなくなったので往復大分の便にすることにしました。

神戸からの便はちょうど出発予定日に点検か何かで運休。
大阪からの往復にしようと思ったら復路はスタンダードの個室が満室だったので往路は大阪から別府、復路は大分から神戸に。
どちらもスタンダードの個室を予約しました。

GoToトラベルと地域共通クーポン

片道ずつの予約になりましたが、往路の大阪→別府だと通常料金32,380円のところGoToの割引(35%)適用後は21,050円、プラス船内or到着地の大分と隣接県で使える地域共通クーポン(15%)5,000円分がもらえます。
併せて実質フェリーの運賃が半額です。


この地域共通クーポン、紙と電子があるのですがさんふらわあでは乗船手続き時に紙クーポンでいただけましたよ。
この時点では紙であるメリット、デメリットはわからなかったのですがのちのち“紙でよかったー!”と実感することになるのです。
私が行ったのは10月中旬、10月から始まったばかりの地域共通クーポンは使えるお店もまだ今よりだいぶ少なく、その上紙クーポンのみの取り扱いというお店が圧倒的に多かったんですよね。

ちなみに使えるお店はその時点でもWebサイトで調べることができました。
が、電子クーポン利用可とサイトに書いてあってもまだその導入ができていないというお店があったりもしたんです。
見切り発車的に始まった施策、いろんなことの対応が追い付いていない感じだったのかもしれません。

GoToトラベルの割引適用の手続き

前後しますが、フェリーの乗船料金をGoToトラベルの割引適用にするには自分で申請するというひと手間があります。
さんふらわあの場合だと(他のフェリー会社が同じか違うかは調べていないのでわかりませんが)

 ・ホームページから通常の予約をする
     ↓
 ・【STAYNAVI】のサイトで割引の申請をする
     ↓
 ・乗船時、STAYNAVIの書類に署名し身分証明書を提示する


ちなみに、往復予約であっても往路と復路で別々に申請が必要です。
フェリーの予約は電話でも可能なようですがSTAYNAVIはWebからのみ。(だと思う。他の方法は書いていなかった気が。)
やっぱり時代はそういう流れなんだなーと改めて感じました。

まさかのできごとが!

そんなこんなで無事予約&割引適用を済ませたのは出発の3日前。
あとは準備をして楽しみに待つだけです。
さんふらわあはだいたいどの便も、夕方発で翌日の早朝着のダイヤ。
私は日曜日の夕方発の便で大分へ、翌週の日曜日夕方発月曜日朝神戸着の便で帰る予定でした。

そして迎えた出発日当日。
車のサイドのモニター用カメラの不具合でサイドミラーごと交換してもらう予定で午前中ディーラーに行っていた時のこと。
さんふらわあからのSMSが届く。
“乗船当日ですよのお知らせかな?”と思い開いて読んでみると、「本日大阪発別府行のさんふらわあこばるとは機関故障のため欠航となりました。」と書いてあるではないですか!!

えっ!?け、欠航!?嘘やろ!?
慌ててさんふらわあのサイトを見てみたら、残念なことに嘘でもなんでもありませんでした。
落ち込んでる場合じゃない!
まずは振替の便を取らなくては!!

神戸の便は↑で書いたようにその日は最初から運休。
大阪の翌日の便はスタンダード個室はもう満室。
神戸の翌日の便を見てみたら、残2となってる。
取るものも取りあえず慌ててその場で予約。

とりあえず取れてよかった。
復路も1日日延べしようかなと思ったのですが、火曜日の午前中から予定が入っていたため諦めて旅自体を1日短縮。
あとはSTAYNAVIのキャンセルと振替便の分の申請、1日目のホテルのキャンセルの手続き。
欠航の連絡を受けるところから、出先ですべてスマホで済ませられることのありがたさを改めて実感。
いずれもすんなり済ませることができて、もう旅に出る気満々だった気持ちを一旦リセットして翌日へ持ち越すことに。

満を持して出発の日

そして今度こそ!の出発当日。(2回目)
この日はさすがにすんなり事が運ぶ。
当たり前のはずが、そんな当たり前のことさえ嬉しい。

出航時間の1時間半ぐらい前には神戸港へ着き、入口で係の人に指示された車列の後ろへ並ぶ。
どうするものなのかよくわかっておらずそのまま車内で待機していると係の人が順番に車に声をかけておられて私のところへも来られ、「乗船手続きされましたか?」と。
「予約しただけなんですけど。」と言うと「そしたらあそこで手続きしてきてね。」と教えてくださいました。
そりゃそうですよね。
そんな当たり前のことすらもよくわかっていなかったんです。

教えていただいたとおり受付へ行くと、まずは手の消毒と検温。
そして乗船手続きとSTAYNAVIの処理を済ませ、無事乗船券と地域共通クーポン、車に載せる証票(かな?受付済みが外から見てわかるためのただのA4に印刷された紙)をもらう。

フェリーのことを書くつもりは全くなかったので、チケット、クーポンはおろか神戸港での様子も全く撮ってない。
なぜかかろうじて受付の横にあったこの顔出しパネルをスマホで1枚だけ撮ってました。笑
もっといろいろ撮っておけばよかった。
初めての体験できっとそこまで頭が回らなかったんだろうな、ということにしておこう。

無事乗船も済ませ荷物を部屋に置いてから船内を散策。

そしてまた驚くことに船内で撮った写真がこれ一枚。
ほんまに?室内や船内の雰囲気とか撮らんかったっけ?撮ったような気がするんやけど、見返してみたら一枚もない。
どこでも撮るのが信条のあたしとしたことが…。

私が行った時は通常行っておられるレストランでのバイキングは中止されていて、代わってお弁当の販売をされていました。
いただいたクーポンを使って私も夕食は船内でお弁当を買っていただきましたよ。
驚くことになぜかその写真も一枚もないのですが…。
お味噌汁かスープかを選べて、店員さんがカップに入れてくださいました。
船酔いを恐れて2/3ぐらい食べて残りは部屋に持ち帰り、次の日の朝にたしか残りを食べたような。

今さんふらわあのホームページを見てみたら、レストランではバイキングが再開されているようです。

波乱に満ちた(?)スタートとなりましたが、揺れや酔いがちょっと不安だった船中泊も食べる量を調整したり事前に酔い止めを飲んだこともあってかなにごともなく無事過ごすことができました。

最後に、なかなか見ることのない明石海峡大橋をくぐった時の写真を載せておきます。

今回の九州旅は丸6日間かけて、大分→(ちょこっと)宮崎→熊本→佐賀→長崎→大分 とまわるスケジュール。
どんな珍道中になるかワクワクしながらスタートしたところです。

その様子も忘れないうちにまたのんびり書き記しておこうかなと思っています。

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