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OFC備忘録と雑記 #5

こんにちは。shino0907です。

5本目のノートになります。今回は前回のノートの続きとして「各ファンタジーの価値の推定」について書いていく予定でした。

しかし本日(5/12)、KKpokerのOFCのスタッツ表記に変化がありました。

以下に私のスタッツを貼ります。

Fantasyの値が37%に!

ご覧の通り、Fantasy率が37%となっています

OFCをプレイされたことがある方ならこの異常事態にすぐに気づくかと思われます(少なくとも私自身今まで、ある程度ハンド数をこなした人でFantasy率が$${29\%}$$以上の人は見たことがありません)。

そこで、今回のノートでは「なぜFantasyの値が大幅に上昇したのか」についてと、「値が上昇したことによる注意点」についてまとめていきたいと思います。

前回のノートはこちら:OFC備忘録と雑記 #4
初回のノートはこちら:OFC備忘録と雑記 #1

1. 今までのFantasy率と現在のFantasy率

改めて、Fantasy率がどのように変化したのかを確認してみましょう。以下は私のスタッツになります。

左が変化前、右が変化後です

私の場合、Fantasy率が$${27\%}$$から$${37\%}$$に上昇しています。

KKpokerでOFCをプレイされている方は、自分のスタッツを確認してみるといいと思います。おそらく大幅にFantasy率が上昇していると思われます。

では、これはバグなのでしょうか?

公式からのアナウンスがない以上確実なことは言えませんが、おそらくこれは修正だと思われます。

そのような考えに至った理由について、次で説明していきます。

2. Fantasy突入率の定義

突然ですが、ここでみなさんに質問です。

平場を3ハンドプレイして2回ファンタジーに突入した場合、Fantasy突入率はいくつになるでしょうか?

直感的な回答は$${66.7\%}$$でしょう。計算式は以下の通りです。

$$
\begin{array}{}\\Fantasy突入率[\%]&=&\frac{Fantasy数}{平場ハンド数}×100\\\\\ &=&\frac{2}{3}×100\\\\\ &≒&66.7\end{array}
$$

では、実際のアプリ上ではどのように表記される(されていた)でしょうか。

平場を3ハンドプレイして、2回ファンタジーに突入した時のスタッツです

見ていただければ分かる通り、$${66.7\%}$$ではなく$${40\%}$$と表記されています。

これは一体どういうことなのでしょうか。





おそらくですが、表示されている値は以下のように計算されています。

$$
\begin{array}{}\\Fantasy[\%]&=&\frac{Fantasy数}{平場ハンド数 + Fantasy数}×100\\\\\ &=&\frac{2}{3+2}×100\\\\\ &≒&40\end{array}
$$

すなわち、今までFantasy率として表示されていた値はFantasy突入率ではなかったということが分かります

まとめると、以下のようになります。

・Fantasy(修正前)

$$
\begin{array}{}\\Fantasy[\%]&=&\frac{Fantasy数}{平場ハンド数 + Fantasy数}×100\\\\\ &≠&Fantasy突入率\end{array}
$$

・Fantasy(修正後)

$$
\begin{array}{}\\Fantasy[\%]&=&\frac{Fantasy数}{平場ハンド数}×100\\\\\ &=&Fantasy突入率\end{array}
$$

修正後のFantasyの値はFantasyへの突入率を正しく表示していることになります。

3. Fantasy率の変化の計算式

それでは、今回の修正によって今までのFantasy率がどのように変化するかを見ていきましょう。

表記されているスタッツは小数点以下が切り捨てられた値だということに注意すると、以下のように変化することが分かります。

$$
\begin{array}{}修正前Fantasy率[\%]&:&修正後Fantasy率[\%]\\\ 23&→&29,  30,  31\\\ 24&→&31,  32,  33\\\ 25&→&33,  34,  35\\\ 26&→&35,  36\\\ 27&→&36,  37,  38\\\ 28&→&38,  39,  40\end{array}
$$

余談ですが、計算式は以下の通りです。修正前Fantasy率$${[\%]}$$を$${F_前}$$として、

$$
\begin{array}{}\frac{F_前}{100 - F_前}≦修正後Fantasy率[\%]<\frac{(F_前+1)}{100 - (F_前+1)}\end{array}
$$

のように計算できます。

4. 値が上昇したことによる注意点

値が上昇したことにより、いくつかの注意点が生じることとなりました。

もちろん値が上昇した背景にあることを理解するのも大事なことですが、それはこのノートをここまで読んで下さった皆さんはすでに大丈夫かと思います。

そんな中で、私が一番注意するべきだと思う点は「対戦相手の選び方」です。

例えば、修正前のFantasy率が$${27\%}$$のプレイヤーがいたとしましょう。

彼はOFCの腕だけではなく対戦相手の選別にも長けていて、レーキに対する理解もありました。

そのため、彼はFantasy率が$${24\%}$$以下の相手とだけプレイするようにしていました。いわゆるバムハンターです

そんな彼は、今回の修正を経てFantasy率が$${38\%}$$となりました。

さて、そんな彼が今後対戦するべき相手のFantasy率はいくつになるのでしょうか?

今まで通り自分の値より$${3\%}$$低い相手とプレイすることは利益になるのでしょうか?


今回のノートは以上となります。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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では、また次回の記事でお会いしましょう。

ありがとうございました。

shino0907(@shinonomen0907


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