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光文社の"光"、お届けします! | 新米人事がおくる、光文社採用日誌 Vol.2 

こんにちは!光文社・人事総務部の🍊です。

例年よりも2週間ほど遅く始まった梅雨も明けて、いよいよ夏本番を迎えました。
夏休みを迎える読者の方も多いと思いますので、少し時間ができる(であろう)この時期におすすめの「光文社のニュース」をふたつお届けします!


①第171回直木賞 一穂ミチさん『ツミデミック』が受賞!


『リカバリー・カバヒコ』の本屋大賞ノミネートや、『リラの花咲くけものみち』の吉川英治文学新人賞・未来屋小説大賞受賞など、光文社の文芸作品はこのところ絶好調ですが、このたび一穂ミチさんの『ツミデミック』が、第171回直木賞を受賞いたしました!

会社ロビーには、各所からいただいたお祝いの花が並んでいました。
この写真は正面玄関から撮影しました。圧巻です…!

社内でも大きな話題となり、社員チャットには社長からの熱いメッセージも届きました。
光文社としては57年ぶりの直木賞受賞ということもあり、大きな転換点に立ち会うことができたように感じています。

都内のいくつかの書店さんに足を運びましたが、店頭で展開していただいている書店さんも多く、あらためて賞を獲ることの大きさを実感しています。

先週から、「直木賞受賞作」と書かれた帯が巻かれた重版分も書店に並びはじめました!
皆さまもぜひ、この夏に『ツミデミック』を読んでみてください。

②「D'FESTA FINAL」開催!

東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて、「D'FESTA JAPAN FINAL」が7月13日(土)より開催中です!

アーティストが並ぶ、華々しいポスターです!
内定者研修にて見学を予定しており、その際にはその模様もお届けします!

韓国芸能ニュースメディア“Dispatch(ディスパッチ)”の創立10周年を記念したグローバルフェスティバル。2022年4月に韓国でスタートし、全世界から注目を集めた奇跡のイベント! 世界的な人気を誇る9つのアーティストのオリジナルコンテンツ=メディアアート・ムービー・フォトなどの“Dispatch”ならではのオリジナルコンテンツが集結。

D'FESTA JAPAN FINAL公式HPより

このイベントは、光文社の「事業開発部」が日本開催の窓口となって、開催しているものです。
K-POP事業を担当している社員が登壇する仕事説明会を内定者時代から見る機会がありましたが、出版社で本から離れたこんなに華やかな仕事ができるのか!と感動したことを鮮明に覚えています。

光文社の幅広い事業を肌で感じることができるいい機会だと思います。
皆さまもぜひ足を運んでみてください!
「D'FESTA JAPAN FINAL」は9月1日(日)まで開催です。

現在公開中の25年採用サイトでは、同じ事業開発部で、『JJ』をメインで担当している社員のスケジュールとインタビューが掲載中です。
こちらもぜひ、あわせてご覧ください。


この夏から、光文社の2026年度入社に向けての採用活動は本格化していきます。
昨年とはまた違ったイベントや発信を目指していきますので、ぜひ引き続きご覧ください。




さて、今回の採用日誌Vol.2では、7月30日(火)に開催した「#MeetUpKOBUNSHA」第1回の様子をお届けします。
今回のミートアップは、「新入社員noteの"中の人"が告白! 入社4カ月のリアル」と題しまして、以下の内容で開催いたしました。

・新入社員4名の自己紹介、現在の仕事紹介
・現在の仕事スケジュール紹介
・質問解答コーナー①「入社前、入社後の話」
・質問解答コーナー②「いまの仕事の話」
・質問解答コーナー③「就活の話」
・質問解答コーナー④「そのほかの質問」
・質疑応答コーナー



ミートアップ中の模様です。この場面では、自己紹介として自分の仕事内容や働き方を紹介しています。入社4か月でのリアルな様子をお伝えできたかなと思っています。

はじめの自己紹介や仕事のスケジュール紹介などはこのnoteでは割愛させていただき、参加された皆さまから応募時にいただいた質問から、当日お答えしたものをお届けします。

登壇した新入社員4名のプロフィールは、あらためまして、以下のとおりです。

🍋:「新書」「古典新訳文庫」志望。大学では映像学専攻。最年長24歳。
女性自身編集部配属。

🥝:「VERY」「営業」志望。大学では東洋史学専攻。中間管理職23歳。
VERY編集部配属。

🍊:「文芸」「営業」志望。大学では教育学専攻。元野球部マネの22歳。
人事総務部配属。

🍎:「女性自身」「営業」志望。大学では日本語教育専攻。末っ子22歳。
メディアビジネス部配属。

①入社前後の変化について
🍎:ギャップは、メディアビジネス部には曜日による忙しさの緩急がなかったりとか、社員ごとに担当しているクライアントさんや案件によって働き方がバラバラなので、一律で何時になったら出社する/退社するという働き方が決まっていないこと。
驚いたことは、タイアップ記事をつくる仕事や新規の事業の開発が専門の部署があったり、知財契約管理や経営管理の部署など、入社するまで目を向けることができていなかった部署がたくさんあったこと。

🍊:会社の人は、もっと寡黙な専門家みたいな人が多いかと思っていたが、人と話すことが好きな人が思ったよりも多かった。たくさんしゃべる人もそうでもない人もいて、言葉数は人それぞれだけれど、コミュニケーションが嫌いな人はあまりいないように感じている。

②光文社のここがいい!
🥝:社員の数が多すぎないこと。全社で300人くらいの会社なので、本気を出したら顔を覚えられる。ファミリー感も強く、エース編集者の先輩とも距離感が近かったり、役員の方とも服を買ったお店の話ができたりと、距離が近いところが魅力。
あとは、いじわるな人もいない。愛想があったりなかったりは人それぞれですが、ちゃんと気にかけてもらっていることもわかるし、本当にいじわるな人がいなくていい。

③どんな先輩が活躍している?
🍋:ツッコミどころ(直感・気づき)をたくさん持っている人。編集者となると、読者として本を楽しむというよりも、「ここを変えたほうがいい」「自分だったらこうする」というように、ツッコミどころをたくさん持っている人が活躍している。

🍊:自分から声をかけられる、いわゆる「ファーストペンギン」な先輩。この企画をやりたいと思ったときに、言い出すことは難しいと思うけれど、声をかけられる人はすごいと思う。アイデアも努力も度胸も必要だと思うが、それを持っている人が活躍している。

④今後、どんな人になりたい?
🥝:先入観なく読者の話に向き合うことができる人。企画に新しい切り口を見つけるためにも、読者調査で読者の話を先入観なくフラットに聞くことで読者に寄り添ったことができると思う。

🍎:相手がどう受け取るかを常に考えて行動する人。就活では自分の好きなことや自分の価値観を伝えることは学んだが、仕事になると相手がどう思うかやどう受け取るかという伝わり方を意識する必要がある。そこを考えて、言い回しや立ち居振舞いを気にすることができる人になりたい。

⑤出版人、どんな能力が必要?
🍋:マルチタスクに対応できる柔軟性。編集者は複数の仕事を同時にすすめることが多く、複数の時間軸で動いていることが多い。そこを管理して、整理しながら完成までこぎつける能力が大切。

🍊:「好き」を怖がらずに表現できること。人とつながるきっかけにもなり、自分のアイデンティティにもなるからこそ、いろんな人に向けて表現できるといい。

企画を考えたり、仕事をしたりするときに意識していること
🥝:初見の人が理解できるかを本気で突きつめること。自分が思っている以上に世間や他人は自分を向いていないからこそ、短い言葉で自分の100%を伝えきることは難しい。自分が知っていることを一回忘れて、相手の考えているレベルに立って考えることを意識するようにしている。

⑦夏の頃は、どんな就活をしていた?
🍎:夏頃は広告業界を中心に、1dayインターンや説明会、大きな会場でやっている合同説明会に参加していた。
価値観と就活軸は、「人々を感動させて心を動かせること、豊かにできること」。広告だと自社媒体がない難しさがあったが、出版業界では幅広くできることがあると知って、冬頃には切り替えた。
いまの時期からであれば、インターンや説明会の情報を得るために、いろんな会社のSNSをフォローして、もっと多くのコンテンツにふれるようにする。

⑧なぜ編集者になろうと思った?
🍋:単純に本が好きだから。本は時間を超えて読者に訴求できることが特徴で、昔のベストセラーやそれこそ古典新訳文庫などがいい例。そのよさを届けたいと思った。

🥝:器用貧乏なところがあったから。文章を書くのが100点ならライターや作家、絵を描くことが上手ならデザイナーと専門家になればいいが、編集者はそれらを集めて編んでいいものをつくる仕事。いいものを見つける眼や伝えるべき情報を取捨選択することは得意だと思っていたので、編集者を選んだ。

⑨出版就活においての差別化は?
🍋:人と違うことをすること。流行っているものでなく、自分がこだわりを持って好きと言えるものは、ジャンルを問わずにいくつあってもいい。自分なりの言語で、それと向き合える対象をたくさん持っていることが重要。
逆に、人と同じことをすることも重要。自分が好きなものだけを突き詰めると、自分と読者の「おもしろさ」に齟齬がうまれるので、人と同じことを自分なりの視点を持って、バランス感覚をとりながらしてみることも重要。

⑩就活でやっておいてよかったこと
🍎:とにかく頼れる味方を多くつくること。出版業界志望などは関係なく、友達やバイト先の先輩など、身近な人にどれだけ頼れるかが重要だった。自分に自信がないからこそ、いろんな人に頼って自信がつくまで何回もやることが大切だった。

⑪筆記試験(作文対策)
🍊:日記を書くことが役に立った。何かに対しての感想や気持ちの言語化をいやでもしないと書けないものなので、必然的に自分の意見や価値観が明確になりやすい。漢字の練習にもおすすめ。

⑫入社前にやっておけばよかったこと
🥝:とにかく外に遊びに行くこと。近場でもよく、自分の知らないものでも見たり聞いたりしたことが会社に入ってからもいろいろな人との会話の種になったり、経験になったりする。
家で読書も映画もいいけれど、もう一回やれるならもっと外に出て遊ぶようにする。

⑬エントリーシートにどれくらい率直に弱みを書くのか?
🍋:かなり率直に自分のことを書いていた。ESの定番の質問やそれへの回答も大事といえば大事だが、「会ってみたい」と思われることがなによりも重要。
また、会社との共感ポイントはつくるべき。会社との共通点があるほうが面接では話しやすい。

⑭女性社員の働きやすさ
※新入社員では回答が難しい部分もあり、人事総務部🍉も回答しています。
🍉:女性の働きやすさというよりも、男女関係なくいろいろな部署で活躍しているのが光文社の特徴。
そのなかでも、例えばVERY編集部では、編集長をはじめとして半分以上がママだったり、ママでも働き続けられる会社になっています。

🥝:先輩方を見ての印象として、子供のお迎えに行ったあとに、いったん家に帰って落ち着いてから作業を再開するとか、通院で中抜けとか、働く時間と場所をカスタマイズできる状況がある。子供の急な体調不良などにもすごく理解があって、安心して働ける部署だなと思う。

⑮最近おもしろかったもの・こと
🍎:光文社の人はおすすめしたがりな人が多いので、おすすめしてもらったことをたくさん楽しんでいる。最近であれば古着屋さんに🥝に連れて行ってもらったり、新しく挑戦することが楽しいこと。

⑯「おもしろい」の感性をどのように磨いているのか?
🍊:「おもしろい」が「誰に」なのか、「なぜ」なのかを解像度を上げて考える。自分にとっての「おもしろい」を磨くのであれば、「なぜ好きなのか」「なぜおもしろいのか」を言語化してみて、ほかの人はどうかということを考えてみる。

⑰これからの野望
🍋:まずは週刊誌のスピード感に慣れること。週刊誌は業務が幅広く雑多なことを好き勝手にやっているように思われがちだが、いろんな読者のことを考えている。そこを意識したていねいな仕事を続けていきたい。
また、いろいろなことにふれる部署だからこそ、先入観なくつき合い、今後の土壌をつくっていけたらと思う。

🥝:半年後までに、毎月1本はプランを通せるようになることが目標。そのあとは、社内の人やクライアント、ライターさんに仕事を安心してまかされるようになることが、3年後までの目標。ゆくゆくは、光文社の女性誌編集局の柱となるような編集者になれたらいい。


以上、第1回のミートアップの模様をお届けしました。
8月9日(金)に開催する第2回「編集者が教える!出版人講座・新書編」の募集は本日が締切りです!ご応募、お待ちしております!



前回の連載でも少しお伝えしていた、「夏季1day仕事体験」につきましても、ミートアップ内にてお知らせいたしました。
明日より採用公式Xにて募集を開始いたしますが、一足先にこちらで詳細をお届けいたします!

今回の1day仕事体験は、
「光文社 夏の1day仕事体験
-出版と、届け方を学ぶ3日間!-」

と題し、9月11日(水)~13日(金)の3日間で開催いたします。

各日程は、それぞれ2部署が以下のように登壇します。

9月11日(水) 
「1day仕事体験【雑誌編】 雑誌編集者に学ぶ、『読者への届け方』」
「CLASSY」、「週刊誌(女性自身)」

12日(木)
「1day仕事体験【営業編】 出版社の『出版以外』を考える!」
「書籍販売」、「メディアビジネス(広告)部」

13日(金)
「1day仕事体験【書籍編】 書籍編集者に学ぶ、『物語の届け方』」
「古典新訳文庫」、「コミック」

それぞれ以下のような内容でのワークショップを予定しています。

9月11日(水)
「CLASSY」
光文社の女性誌の特徴である各年齢層に向けての強い発信力と、読者の声を聴き、悩みに向き合い解決していく姿勢を、今回は「CLASSY」を通してお伝えします。
「ドクチョウ(読者調査)のやり方解説&実際にそこから企画を考えてみよう!」と題し、ワークショップをおこないます。
光文社の女性誌を支える「ドクチョウ」と実際の編集者の仕事を、ぜひ学びに来てください!

「週刊誌(女性自身)」
「全出版志望者が知っておくべき、「バズるコンテンツ」のつくり方講座」として、編集者にとって必要となる、「作る前」のデータ分析の方法や「バズるタイトルのつけ方」を学べるワークショップをおこないます。
今回は週刊誌を取り上げておこないますが、どの媒体の編集志望者にとっても役立つこと間違いなしです。

9月12日(木)
「書籍販売」
「光文社古典新訳文庫のセールスプロモーション」
を題材に、グループワークをおこないます。「出版社の営業って、何をやっているんだろう?」という疑問にお答えできる内容で準備をすすめています。
「出版社の営業」だからこそできるクリエイティブなお仕事を、ぜひ実際に体験してみましょう!

「メディアビジネス(広告)部」
メディア・ライツビジネス局は、光文社の出版物やブランド、コンテンツや事業を通し、広告収入や事業収入を獲得するための部署です。
今回の1day仕事体験では、そのなかでも「メディアビジネス部」(いわゆる広告部)がおもな業務としている「クライアント(広告主)の課題解決のための企画立案」をグループワークとしておこないます。
クライアントが抱える商品や宣伝の課題に対して、光文社のブランドを用いて、どのようにクライアントと読者をつなぐことができるのか?この機会に一緒に取り組んでみませんか?

9月13日(金)
「古典新訳文庫」
「光文社古典新訳文庫における訳文の磨き方講座」
と題し、どのようにして光文社古典新訳文庫がつくられているかを、現役の編集者が実際に手を動かす作業も交えながら、お教えします。
毎年就活生の皆さまに多く志望していただき、熱心なファンも抱えている「光文社古典新訳文庫」にて、初めての1day仕事体験開催です!

「コミック」
光文社では初となる、コミックでの1day仕事体験です。「漫画家は見てる!緊迫のアオリとラスト柱作成!!」と題しまして、光文社のコミックのお仕事を紹介しながら、実際の仕事内容も体験していただきます!
現在会社をあげて盛り上げている「光文社のコミック」を、ぜひ体験してみてください。


各部署がどんな仕事をしているのか、出版社で何ができるのかをぜひ体験していただければと、開催に向けて絶賛準備中です。

1day仕事体験の準備に際し、各部署の局長や編集長、登壇する先輩社員と打ち合わせをしましたが、どの回も学びが多く、そしてなによりおもしろいものになると感じております。出版社について学び、考えるいい機会となるイベントを目指しています。
皆さまのご応募を、お待ちしております!



ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

まずは第1回ミートアップを無事に終えることができ、新人としてはほっとしておりますが、まだまだ光文社の夏のイベントは続きます!

皆さま引き続き、光文社をよろしくお願いいたします。

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