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推しが貶されると、脊髄反射で擁護したくなる
昨夜のX(旧Twitter)
また百年戦争とシャルル七世関連で何かいわれてるな
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) April 3, 2024
最近のSNSは、検索・閲覧履歴からユーザの好みを推測して
オススメ情報をタイムラインに反映させてくれますが
(ある意味)ありがた迷惑な機能が災いして、
「好みのテーマだけどネガティブな内容」が流れてくることもある。
そんなの、オススメどころか地雷だろうが…😠
シャルル七世への理不尽な悪口を見かけると、脊髄反射で、
擁護・弁護をポストしたくなる。
シャルル七世の書簡集を翻訳しながら読んでいる。アジャンクール直後に当12歳のシャルルが兄のギュイエンヌ公に送った「城主不在の砦を守る城代に任命して!」と直訴する手紙。その一ヶ月後に兄は急死😢
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) April 3, 2024
王太子になり、14〜15歳ながら摂政として奔走している様子もかなりクルものがある
✉️国中が荒れていて、すぐに助けに行けないかもしれない
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) April 3, 2024
✉️どうか元気でいてください
✉️家族に近況を知らせてあげて
ちゃんと翻訳できてなくてふわっとした理解だけど
そんなことが書いてある。
クズとか冷酷非情とかいわれるけど全然違うじゃん…
現代に換算すれば小6〜中3くらいの子供に対して、現代人目線でよくも悪口が言えたもんだわ…😤
ふー! 一通り語り尽くしてすっきりした!💨
余談ですが、シャルル七世は10代の頃からリッシュモンの存在を認識していることが判明しました。書簡集おもしろい!
✉️ブルターニュ公の弟は早く釈放されそう。彼はヘンリー五世の弟でもあるから。
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) April 3, 2024
(唐突にさらっとリッシュモンのことが書かれててびびる)
上記の一連ポストに、リプライありがとうございます!
よく言われますが
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) April 3, 2024
勝利者ではなく、後世の歴史家のポジショントークが反映されていると感じます。
フランスは百年戦争で勝利した側ですが、シャルル七世は戦争を好まず、ヒロイックなことを語らなかったせいか陰険な暗君にされがち… https://t.co/p2KZODxqZL
ポジショントークというのは、しっくり来ますね。
— メガネくん (@Q6EpTdcNJARz9X0) April 4, 2024
確かに、カトリック信者の歴史家によるフス戦争叙述は、フス派に対しての敵意あらわな文章だったりしますもの。
同じ人物について描いたとしても、方や英雄的に描かれたり、一方で悪魔の使いのような描かれ方をしたりしていますね。
最近、ある伝記で「父と息子が違っていたら、シャルル七世は幸せな人生を送れただろう」と書かれているのを見かけました。誰が見てもそういう認識なのだなぁと😂 https://t.co/2FNfIbsZuW
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) April 4, 2024
『7番目のシャルル、聖女と亡霊の声』新章を始める前に、
こんなこと(↓)したいなーと考えています。週末あたりに!
今年は没後563年。各時代の歴史書に書かれているシャルル七世評が乱高下しすぎで面白かったので、週末にまとめる予定です https://t.co/LIza16PEv1
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) April 4, 2024
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
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