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医療は元の理を知らせるための道具

もうだいぶまえだが、私が修養科に行った時のこと
1番組係だった私は、クラスの人たちの世話係的な事をしていた
まだ信仰が浅い人が多いので
解らないことがあれば、どんな事でもいいから質問してください
そのように伝えて3か月の修養科生活が始まった

3か月間、一番多く聞かれたことは
どうして天理教にはあれだけ大きな病院があるのか?
おさづけで治せるなら、病院はいらないだろう
という質問だった。

ある意味予想した通りだったが、
この質問に対する答えを、導いた布教師がきちんと答えていないから
こんな質問が1番多いのだと思う

その後、私が教友たちにこの事実を話した時のリアクションにもっと驚いた
友人の会長が言うのには、
おふでさきに
「しゆりやこゑにいしやくすり」
と書かれているから病院はあっていいのだよ

ほかの人に聞いても
お筆先に書いているから良いんだと
同じことを言っている
これでは答えにはなっていない
おぶでさきに書かれている意味は関係ないのだろうか

おふでさきの9号には

このさきハどんなむつかしやまいでも
みなうけよふてたすけするぞや  (九号-9)
にんけんにやまいとゆうてないけれど
このよはじまりしりたものなし   (九号-10)
この事をしらしたいからたん/\と
しゆりやこゑにいしやくすりを   (九号-11)

これからは、どんなむつかしい病でも
皆引き受けて助けていく
人間には病というのは無いけれども
元始まりも知っている人はいない
このことを知らせたいから
修理や肥に医者と薬を与えよう

良く考えて読んでほしい
医者と薬はあってもよいのだとは
どこにも書かれていない

あくまでも、元始まりを知らせたいから
医者と薬を与えると言う事なのだ
様々な悟りがあると思うけど
日本語として素直に読めば
こういうことではないだろうか

つまり医者・薬は、元始まりを知らせたいからこそ
神様から与えられているということであって
特に天理教の布教師が
元の理を無視して医者・薬の事を説いて良いわけがないし
医者に行けば治るのなら
それでよいのだという事でも無いではないか

元の理にあるように
親神様が生命を進化させたということ
神様は常にそのことを全人類に知らせたいという思いで溢れていること

そのために、医療(医者・薬)を発達させたら
受精の仕組みもわかった
細胞分裂で多細胞生物ができあがることも分かった
五分五分の本来の意味である、半々の遺伝子が交じり合う事実もわかった
3度の「どろ海の事実」もわかった

これが親神様が知らせたい真実・事実ではないか

にんけんにやまいとゆうてないけれど
このよはじまりしりたものなし   (九号-10)
この事をしらしたいからたん/\と
しゆりやこゑにいしやくすりを   (九号-11)

おやさまを知っている私たちは
おふでさきを読んでいる私たちは
おやさまの御心を忘れてはならない

生命の進化~令和編~ 319、320ページより


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