[自己肯定感を回復するまで]母、再びスピに目覚める

その後。
以前にも書いた通り、志望高に合格したものの、私の体はそれまでの大量の薬(もちろん処方薬) とストレスで高校に通えないほどボロボロの状態に。
病院で不調の原因はストレスと診断されたものの、母曰く「こんな子にストレスなんか溜まる訳ない!!」。

暴走しつつも母は母なりに悩み、考えます。
病院も当てにならない…原因が分からない…どうすればいいの?!
そこで閃いちゃったのです。
そうだ!霊視してもらえばいいんだわ!!パンパカパーン♪
早速新たな霊能者を探し出し、私を連れて行きます。
(次から次へとどこから見つけてくるのか、本当に不思議)

その方は確か当時23歳の小柄美女。表向きはバッチフラワーレメディのインストラクターとして活動しつつ、その実は霊視で生計を立てていました。
その美女は初対面の時「お母さん大変だったね。」と母の暴走を見抜き、私が霊的に完全に目覚めちゃった事を教えてくれます。

ちょっと話がずれるのですが、私が自分に霊感があるとちゃんと気づいたのが中3の頃。塾の先生が「自分、人の心が読めるやろ?俺もそうやから分かる。普通皆はそうじゃないねん。それは霊感なんやで」と教えてくれた時。
それまでは、植物や物と話をするのも、人の体の周りに色のついた玉が見えるのも、人の心が読めるのも、全く特別な事だと思わず、当たり前すぎて皆んなそうなんだと思っていました。
(前回書いた幼少期のあれこれは、子供心にバカみたいと感じて全く信じていませんでした)

ただ、人の心が読めるといっても、当時は「この人本当はこう思ってるんだろうな」と何となく核心を読み取れるくらいで、人を観察することに長けている営業や人事のプロと同程度だったんじゃないかと思います。

ただ、子供としては異常だったため、母は「大人の考えを先回りして読んで。いつも見透かした態度で。なんて育てづらい子!!」と思っていたようで、子供時分から大人になってもよく言われていました。
母は単純なので思考や行動パターンが読みやすいのも多分にあったからだと思うのですが、確かに子供らしい無邪気さはなかったし、母にはかなり育てづらかっただろうと今になっては思います。


つづく

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