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花火で遊ぶ 線香花火

お盆に実家へ。

世代に関係なく楽しめる、夏の風物詩ってなにかなぁ?

線香花火

送り先を実家にして、一緒に楽しんだら、ことのほか楽しかったです。
そんな線香花火について記すnoteです。


線香花火

線香花火の最大の特徴は?

・短い時間の中ではっきりと現れる、美しい火花の4変化

4段階の火花の状態

  1. 蕾(つぼみ)

  2. 牡丹(ぼたん)

  3. 松葉(まつば)

  4. 散り菊(ちりぎく)

1.蕾

まず火薬の先端部分に火をつけると、これから花を咲かせる前のつぼみのように火の玉が大きくなる。この状態を「蕾」と呼ぶ。

2.牡丹

やがてパチッ、パチッと小さく音を立てて、1つずつ火花が散りだす。 この状態を「牡丹」と呼ぶ。

3.松葉

次にだんだん勢いを増してきて次々と火花が飛び出した一番華やかな状態を「松葉」と呼ぶ。

4.散り菊

火花の勢いが収まり、火花が菊の花びらのようなすっとした形になり、光が消える。この状態は「散り菊」と呼ばれる。

長持ちさせるコツ

東日本の「長手」タイプは「斜め下」に傾けて持ち、西日本の「スボ手」タイプは「斜め上」に向けて持つと火の玉が長持ちしやすい。

東の線香花火

長手牡丹

昔懐かしい線香花火。
線香花火はワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが始まりだと言われている。
米作りが少なく、紙漉きが盛んな関東地方でワラの代用品として、紙で火薬を包んで作られたことから、長手牡丹は関東地方を中心に親しまれている。

・蕾 つぼみ

・巧 たくみ

思いで綴る伝統の光。宵闇に咲く線香花火。
原料は和紙、硝石、硫黄、松煙。
綺麗な火花を出すには技術が必要。
・こよりをよることができる
日本人の器用さがうかがえるこのこよりこそが、線香花火の命。
程よく堅くよることで、あの綺麗な松葉のような火花が飛ぶ。

・花

伝統の製法と原料にこだわりながら職人の手によって一つ一つ丁寧に作られている。

春夏秋冬をイメージしたえんじゅくちなしすおうなどの草木染めで和紙を染め優しく繊細な色合いにしあげられ、線香花火とは思えない美しい色彩は火を点けるのがためらわれるほど。

・牡丹桜

三州三河の国産線香花火。

・新牡丹桜

・不知火牡丹

・雅

・甜蜜花

西の線香花火

スボ手ボタン

300年変わらない線香花火の原形。
線香花火はワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが始まりだと言われている。
米作りが盛んな関西地方には、ワラが豊富にあったため、このスボ手牡丹は関西地方を中心に楽しまれている。

・冬の、できたて線香花火

・金木犀

花火屋さん

筒井時正

九州三池。

数少ない国産の線香花火を製造している工房の一つでもある「筒井時正玩具花火製造所」。


気になる線香花火ありました?
良ければ、ぜひとも。

刹那の夏の時間、
楽しく過ごせますよう。

最後まで読んで頂き、感謝です(ペコリ)

線香花火以外にも花火はいろいろ。
興味あれば、こちらもぜひです。

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