こんな文章を書けるようになりたい...!と思った本 - はあちゅう@本読み
こんな文章を書けるようになりたい
食の表現。食べ物の描写。食べるを楽しむ、かつ、真摯に分析しないとこんな表現できないんだろうなぁ
美味しい登場人物たち
白米、鍋炊きごはん、塩むすび、苺パフェ、人参、ミックスサンド、丸キャベツ、鰯の梅煮、新生姜と桜海老の釜飯、長芋の山葵漬け
居酒屋 気を使わなくていい二人の間柄
日本酒を分け合いながら、長芋の山葵漬け、烏賊と九条葱の酢味噌和え、鰯の梅煮などを食べた。どれも丁寧につくられた綺麗な味がした。お互いに付き合ったりしないくらいに気心がしれているので酒が進む。本当にちょうどいい距離を保つ子だと感心する。
千早茜「サンカク」
https://intojapanwaraku.com/travel/2539/
塩むすび
土鍋の蓋を開け、胸いっぱいに湯気を吸い、炊き立てのご飯に目を細める。
眩しい白。光を吸い込んだような米粒が、ピチピチと微かな声をあげている。杓文字で切るように混ぜ、茶碗にこんもりと盛る。今日は広島土産でもらった藻塩を使ってみる。
千早茜「サンカク」
茶碗いっぱい分のご飯を、両の手で作った窪みでそっと包む。
じんわり熱い。手首を動かしながらキュッキュッと力を込めていく。
角の丸い三角の塩むすび。必要最小限のものだけでつくられた、そのシンプルな形を美しいと思う。
千早茜「サンカク」
苺パフェ
一番上の苺を頬張る。酸っぱくて甘い。
生クリームをひとすくい。いちごのアイスは自然な香りだった。
滑らかなバニラのアイスは懐かしい卵の味がして、フレッシュないちごのソースでまた雰囲気が変わる。
果肉がプチプチと口の中でつぶれる。
パフェを掘っていると、解剖をしているかのような高揚感がある。
次は何が出てくるのか。どんなふうに溶けて次のソートはどう混じりあうのか。
千早茜「サンカク」
こんな文章を書けるようになりたい...!と思った本 - はあちゅう@本読み
千早茜「サンカク」
美味しそうなご飯の出てくる作品で思い出したものたち。
ウミノチカ「3月のライオン」
温かごはん。ほっこりごはん。いろんな家庭が出てきます。
甘々と稲妻
父子家庭。美味しいご飯を作る。つむぎ、かわゆし。
ぐりとぐら
もうできたかともう一度見る。まん丸巨大カステラが食べたい。
作品の中の料理が食べられる場所
作中の料理が食べられるお店もちらほらある。
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