手放すこと、繋ぐこと ~父の死と私の生き方~
2月も半ばを過ぎた頃、突然、父の訃報を聞いた。特に治療中の病気もなく、本当に突然の死だった。ただただ驚いたが、なかなかどうして涙は出なかった。
遠く離れて住んでいるのをいいことに、私自身は一年以上、父とは会っていなかった。
その2月末はなにかと締切りも多くて、バタバタとした。こちらの仕事や友人関係への説明もバタバタとしたもので。説明しながらも、悲しんでいないみたいかな。とか、呆れられてるかな。とか、余計なことを気にしてしまっていたっけ。
ようやく涙が出たのは、葬儀の日、