暗記は語学の血肉

相変わらずロシア語の長文暗記と例文暗唱をしています。

語学は中級者から上級者になるまでは暗記が欠かせないと思います。ネイティブ言語は何万時間と浴び自然な語順や文法を学びますが、大人になってからの学習言語にそのような何万時間のイマージョンは投下できませんので、記憶に刻み込むインプットを通じて、コロケーションやワードチョイスが自然か不自然かの判断をできるようにします。
その為に、結局は膨大な量の暗記が必要なのですが、少なくとも何万時間をかけずに上級者レベルに行けるのはでは無いかと思ってます。
私のロシア語はまだ初級レベルですので、長文暗記を4〜5年続ければ上級者レベルに行けるのではないかと期待してます。

ロシア語独自の効果として、格変化やスペルが理解が深まる効果を実感しています。格変化においては「あの時覚えたパラグラフではここは与格だった」など記憶から引用できるので、自分のアウトプットに自信を持てます。スペルも覚える事で動詞の変化や完了体や不完了体の理解が分かりやすくなりました。まだまだ修行中ですが、良き変化は実感してます。

暗記というのも奥が深くて、単に該当文を誦んじることができても事足りてるとは言えないと思ってます。私は文法事項・発音・意味理解・流暢性が伴っている事はもちろん、適切にスペルアウトが可能、主語動詞を入れ替えても該当の文法要素を残した文を口頭で言う事が可能を暗記の完成度を測る尺度としています。
回数はあまり意味ないですが、最低でも100回は繰り返さないと私の能力的には厳しいです。
暗記の作業中に文法や単語など調べ上げるので、音読の回数を重ねていく内に文の理解がクリアになっていくのも楽しいです。多くの人にとって暗記は苦痛を伴う退屈な作業だと思いますが、大げさに言うと文の書き手が乗り移ると言いますか、魂を取り込むのような感覚があり、普通に小説を読んだりするだけでは得られない密度の濃いインプットができ楽しいです。

ワンセンテンス内の動詞の変化や格変化は全て確認します。


4〜5年続けられるか分かりませんが、ロシア語学習においてはどこまでも暗記を行います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?