過去を抱いて生きていく
何をためらうのか
何から逃げるのか
時々すべてがいやになる
心のままに生きられない
そんな自分がいやになる
自分の過去がいやになる
今の自分がいやになる
明日の自分に夢をたくして
すべてを無にかえせたら
けれどやっぱり失いたくない
私だけの過去
◇35年ほど前、高校生のときに書いた詩です。あのころは、自己嫌悪に陥ることがよくありました。まだ十数年しか生きていないのに、過去に圧迫されていたなんて。つらいことが多かったから……と思う一方、それでも「やっぱり失いたくない」として