伝えられなかったあの人へ
やすらぎをくれました
日だまりをくれました
つらい時
悲しい時
顔を上げると
いつも そこにいて
いつしか
かけがえのない柱になっていて……
でもそれを
伝えることができませんでした
◇高校生の頃に書いた詩です。35年ほど前に誰のことを思って書いたのか、いまとなってははっきりしません。別れた恋人か、距離ができてしまった異性の親友か、二次元の心の友か。当時はスマホやSNSはなかったから、転校や卒業で物理的に離れると、気軽に連絡できませんでした。はるかに便利になった現代でも、何