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屋号の残る町

古くからある家には「屋号」という地域の人たちの家の呼び名が残っていますよね。ここ荒屋新町も、今でも「屋号」で呼ばれる家が多くあります。
ちなみに私の家には屋号がありません💦残念です。

博物館資料より

荒屋新町のなりたち

荒屋村の村内は鹿角への往来の道である鹿角街道が通り、その駅場である荒屋町には62軒の家が軒を連ねていた。この町を荒町とも言ったという。後の荒屋新町の起源である。

出展:安代町史

駅場は、宿や駅ともいい古くから交通の要地で宿泊や人馬を継ぎたてる 設備のあるところで、賑わいのあるところでした。

今も残る屋号

昔から宿場として賑わった場所ならではの屋号が残っています。

ばくろど:牛や馬の売買の仕事
  • はくらく:獣医

  • おおかじ:大地主の鍛冶屋

また、ご先祖様の名前がそのまま「屋号」になった例もあります

  • ごへど:五平さんの家

重兵衛さん

家のあった場所や家柄など

  • まっかまつ:家の前に大きな二股の松があった

  • たてかまど:小屋畑の屋号である舘家の分家

  • よろずや:藩政時代に「肝入り」を務めた

土橋のそばに店を開いた

博物館友の会では町に「屋号」の札をつけてまちづくりをしています。
「屋号」と合わせて昔ながらの家の作りもぜひ見てください。

荒屋新町の国道沿いに連なる家々は、昔商店だったところがほとんどで、玄関の間口が広く、軒の飾りも綺麗。
荒屋新町の昔の暮らしについて、八幡平市博物館で紹介していますので、ぜひ立ち寄ってください!


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