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パーツ交換の話(シートポスト編)

交換に至るまで

 Jamisを買って以来、シートポストに関してはそこまで重視していなかった。というのもそこまでシートポスト高やサドル位置と言ったものに頓着していなかったからである。しかし、時は過ぎ去り、寄る年波から体が逃げきれなくなった。真面目にポジションについて考え直した時に出て来たのは「パワーで踏みたいしどっちかっていうともっとサドルを前に出せない?」ということであった。

 そうなるとどうしてもシートポストのセットバックが問題となる。Jamisについてきたシートポストはセットバックが25mm、つまりシートポストのセンターとサドルの固定具のセンターが25mmずれている。このセットバックがより少ないシートポストを探さねばならない。
 セットバックが25mmより少ないシートポストなんてあるのか、というとあるにはある。15mmやゼロオフセットと呼ばれるそもそもオフセットがないシートポストである。

 え、いや、べ、別にゼロオフセットがかっこいいと思ってて導入したかったわけじゃないよ、ほんとだよ……!

 そうなってくると当然ゼロオフセットのシートポストを探すわけだが、条件としては「できれば1万円以内」で「カーボンポストではなく」、「27.2mm」のものである。
 意外と厳しいのが最後の「27.2mm」というところで、最近のロードバイクは31.8 mmポストなんてものもある。A面の Bianchi Intenso もそうだ。で、ネットのオンラインショップのアウトレットコーナー南下を覗いたりしても、大体オフセット付きか、ゼロオフセットの31.8mmしか置いていない。あきらめてちゃんとしたのを探すか、なんて思って色々見てたら天下のShimano様からちゃんと出ているではないか!さすがPro、俺たちの希望をよくわかっている!

 早速行きつけの自転車屋に行って「すんません、Proって取り扱ってます?」と聞くと、なんと取り扱っておらず、泣く泣く梅田のウエパーに行って手に入れましたとさ。ちなみに買おうと思っていた一番下のグレードのLTは売ってなくて、やや悩んだ末に一つ上のグレードのPLTにしました。

現状の感想

 実際に取り換えてからはかなり経つんだけど、というか変えたの徳島に行く前だったんだけど、使ってみて思ったのは「サドルの位置調節の幅が増えて面白い」ということ。
 サドルに関しても今年後半に交換していて、厳密な意味の比較はそこまではしていない、けれどもやっぱり前後幅の調節が伸びたのは本当に良くて、新しいサドルに変える際にいろいろちょこちょこいじっては、といった具合にできていたのでとても便利だった。
 サドルを固定するヤグラもボルト1本で止まっているので傾きも調節しやすい。前のシートポストだとサドルの上からレンチを突っ込んで緩めた後に頑張って動かして、というのが横のボルトを緩めるだけで済むのは大きい。

 あとは純粋に重量が軽くなっている。家にあるスケールで測ってみたら確か80g程度ではあるが軽くなっていた。この軽くなるというのは心理的効果が大きい。正直な話、この程度の軽量化であれば、ちょっと風が正面から吹くだけでチャラどころかマイナスである。でも、「この新しいシートポストは軽い」という事実が自分を強くしてくれるのだ。

 ちなみにマージンを取って長くしてあるのが交換用シートポストの常なので、余剰分を切ればおそらくもう少し軽くなる、とは思うものの切るのが面倒くさいし、どこまで切るかを考えるのも面倒なのでしていない。

これは古いサドルをつけていた時。
エミューとかダチョウの趣がある。


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