心に水をやる

社会人になって、沢山の理解できない事、不条理だと感じる事、頭と心がチグハグになる事、大変なことが毎日あります。

環境に恵まれたな、と感じますし、素敵な人に囲まれたな、とも思います。
ただ、居心地が良くない。どこか息苦しい。常に自分の影に追われている。そう感じるのです。

心の琴線が錆びていく

好きに生きて、自分を表現し、好きな人と好きな時間を過ごしてきた今までと、新しい環境は大きく違いました。

この2ヶ月間で沢山の人とぶつかり、不快にさせ、不快になり、迷惑をかけました。（その節はごめんなさい）

このままじゃ駄目だと色々試行錯誤して気を遣いながら、今まで関わったことのない、大きく価値観の違う人たちと時間を過ごしていく中で「認められない怖さ」を強く感じました。
窮屈で息苦しく、孤独な時間を多く過ごしました。沢山の先輩や、仲の良い同期が救ってくれました。（本当に感謝しても仕切れないです。）

ただ、沢山の人に救われ愛を受けながらも、場を空気や空間で捉えた時に、「ああ、見ているもの、評価したいものが違う」と強く感じるのです。
僕にはそれがとてもしんどく、耐えられない事を知りました。

全体最適と最大幸福を考えた結果、僕の振る舞いはあまりよろしくない。
そう気付き、粛々と鎧を着込んで過ごしたので、心の琴線が錆び付いてきました。

心と花は似ているから

ふと思うと、心と花は似ているのでしょう。
花は、太陽や水に向けて花びらを開き、厳しい環境が続くと蕾を閉じます。

人も然りで、居心地良く、プラスな感情、エネルギーを前にすると人は伸び伸びと育ち、心を開きます。
逆もそう。窮屈で辛いと、心を守るために殻に閉じこもるのです。

鎧を着て、殻を着込む期間が続くと、内側で心は錆びていきます。
少しずつ、錆びていくのです。そうなると、好きだったものや楽しかった事を楽しいと感じる事が出来なくなっていく。

僕は、それがとても怖い。
時々、逃げ出したくなる。

でも、それを覚悟でこの場所に来たから。

心を耕す

とか泣き言戯言を吐いていても、現状は変わりません！残念ですが！
僕が今の環境に決めた理由は、僕に足りない強さを身につけられると思ったから。そして、僕が今まで甘えてきた、目を背けてきた弱さと向き合えると思ったから。
結果、今しんどい。大変。辛い。それらが自分の選んだ道が正しかったという何よりの証明でもあるのです。

それに、こんな環境でも、やっぱり一人じゃないのです。
認めてくれる人が、大切に思ってくれる人が１人でもいることがどれだけ心強いか。本当の強さは、１人じゃないって言える事なのでしょうね。

とは言え、心も適度に水やりをしないと味が出て熟す前に本当に枯れてしまうから、心を耕す時間を意識的に設けないといけません。

QOLなるものに、真剣に向き合っています。
毎日、ちゃんと起きるし、ちゃんと寝る。
体の調子には気を配り、サプリメントで足りない栄養素は補完する。
天気の良い日はベランダで仕事をして、日光を浴びる。
コーヒーを淹れて、糖分を摂り、ほっとする時間を作る。
音楽やアニメ、映画をちゃんと観る、良い文章に触れる。

何より本当に効いたのが、やる事よりやらない事を決める事。
（これは前々から気づいていたが、窮地になって真価を発揮した）

作業したり携帯を見ながら適当に食事を済ませない。
過食をしない。
人と話さず1日を終えない。
夜遅くはデジタルデトックスをし、夜更かしをしない。
だらだらとゲームをしない。

心を耕すというのは、日常を”彩る”と”死なない様にする”の2つの方向性があるのでしょう。
まず、やらない事を意識して、死なない土台を作る。そして、日常をデザインしていく。自分の心を殺さない為に、よりよく生きていく為に。

おわりに

ってな感じで、久々にnoteを書いてみました。
最近インプットばっかりで、何も産んでいないなと感じていたのです。
ピアノも新しい曲を弾かない。投稿もしない。
文章も書かないし、人と話さない。
この世に対して何の価値も産んでいないという事実が僕にとって一番しんどかったのです。

と言う事で、これからはピアノも文章もちょくちょくまたやっていこうと思っています。

そして、人の顔色を伺って適当に振る舞うのもやめようと思いました。
言いたい事は言う、思った事は端的に言う。でも、言い方や振る舞いには今までより一層気をつける。
ちゃんと、生きる。その勇気を持つ。

社会人になって、2ヶ月。初心に還る。
今思うとこれからの振る舞いはこれまでと何ら変わらず成長していない様に見えますが、０度と３６０度では見ている方向は同じでも、その重みと味が違います。

さ〜〜、元気に生きるぞ〜〜〜！！！
自分は絶対大丈夫！やってけるぜ！！

2021/06/02 23:59