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SHINKUKAN Podcast#98 スペシャルゲスト「狩野葉蔵 from中学生棺桶 」Part2

SHINKUKAN  Podcast#98はゲストに狩野葉蔵 from中学生棺桶さんを迎えた後半のテキストバージョンになります。


おはようございます。音楽プロデューサーそして音楽グローバルマーケッターのWELCOMEMANです。
 この番組は世界でいま最も注目を浴びているアーティストから世界のミュージックアワードに関連する楽曲を紹介しつつも、日本の素晴らしいアーティストや音楽もお届けしています。   
 世界と日本の架け橋となる音楽情報発信基地になることを目的としております。
 ということで、スペシャルゲストアーティストウィーク後半戦、今回も狩野葉蔵さんにお越しいただき、トークセッションの後半戦かなりいろいろ繰り広げております。
 早速トークセッションに行く前にまずはWELCOMEMANの口からこの曲のタイトル言ってくれたら面白いんじゃないかということで僕から紹介させていただいてその後のトークセッションをお楽しみください。それでは、中学生棺桶で「馬鹿がばれるの怖くて無口」です。

WELCOMEMAN:お送りしたのは中学生棺桶で「馬鹿がばれるの怖くて無口」でした。
 改めまして、今回のゲスト・狩野葉蔵さんです。よろしくお願いします。もう曲のタイトルからですね、「馬鹿がばれるの怖くて無口」これどういう意味ですか?

狩野:無口な人って大体そうじゃないですか。馬鹿がばれるのが怖いんですよ。喋ったら損するって思ってんですよね。

WELCOMEMAN:なるほど。前回ね、いろいろプロフィールを伺っていって、中学生棺桶のお話もさせていただいて。今はお店をやられてるんですよね。

狩野:そうですね。音楽バーみたいな。

WELCOMEMAN:これをいつかやられてるんですか?

狩野:2020年の9月なので2年経ちましたね。なのでこの間2周年でしたね。

WELCOMEMAN:前回のトークぜひ聞いていただきたいんですが、弟さんと仲直りされたその後にお店を出されて、今はもうお店をやりながらバンドもやっている?

狩野:そうですね。お店にずっといますよ。

WELCOMEMAN:この馬鹿がばれるの怖くて無口っていうのは、いわゆる飲んだら本性出るだろうっていうことですね。

狩野:そうですね。飲んだら結構、普段は基本無口な人でも喋るようになりますよね。
 なんかストッパーが外れていくんで、気取っててもしょうがないかっていうふうになってくると思うんですよ。お酒を飲めば。

WELCOMEMAN:本性を暴いていく、前回のお話からちょっと振り返りにはなるんですけども、狩野さんがステージでも思うことを言っていく。もう自分の赤裸々にツイッターとかも思ってることをガンガン発信されるじゃないですか。

狩野:そうですね。自分でも忘れないようにね。言ったからにはもう責任持った生き方をしなきゃいけない。
 逃げられない場所に自分持ってきたいですよね。それを言ったなっていうのにそこまで自分を持ってけばもう逃げられないので。

WELCOMEMAN:そこはもう自分を追い詰めてるんですか?

狩野:それもあります。言いたくて言ってるのもありますけど、そこにも持っていったらもうカモフラージュもごまかしはきかないので。
 考えが変わったら訂正するのはいいと思うんですよ。あのときはこう思ったけど、ちょっと違うのはやっぱりって思ったらその過程も出せばいい。
 それをしらばっくれる奴らもいるじゃないですか。テレビの人でも言論の人でも。それもよろしくないので、考えが変わったら考えが変わったって言えばいいし、俺が馬鹿だったなって言えばいいと思う。それを言わないで隠してるのが馬鹿がバレるのが怖いって言うことです。
 言ったらなんか馬鹿にされるみたいな思うんでしょうね。よくないですね。

WELCOMEMAN:これ決して悪口じゃないすけど、ひねくれてるなって思うんすよ。

狩野:そうですか。まっすぐ今、WELCOMEMANと向き合ってるじゃないですか。

WELCOMEMAN:すごい馬鹿正直だなって思ってお話を聞いてて思うんですよ。だからあれって今、言いながら思ってて、馬鹿正直ってひねくれてるように世の中から見えるんですかね?

狩野:そうなんですかね。

WELCOMEMAN:でも、前回のお話もそうですけどやっぱり嘘をつかずに自分が思ってることをストレートにガンガン言っていくみたいなことが今の狩野さんを形成したのにたまに逆説のことを入れていくじゃないですか。
 だからひねくれてるんちゃうかなって思うんですけど、だからそこに僕が言いながら矛盾を感じてるんです。
 それがだから狩野さんの魅力だしさっきリハのときでも話を聞いてめちゃくちゃ面白かったんですけど、あの中学生棺桶のファンの人は狩野さんのTwitterに全く反応しない。

狩野:興味ががないんですよ。だから何を言っても告知をしてもいいねをしたがらないんですよ。

WELCOMEMAN:だからお世辞のいいねが嫌ってことですよね。

狩野そうです。おはようございますって言うだけでいいねが600とか行く人いるじゃないですか。おはようございますのどこがいいんだよって思いますけど。
 だったら人に刺さる、ちゃんと言葉も僕は選びますし、言いたいこと言うとは言えね。こういう言い方を、表現を使った方が伝わるんじゃないかみたいなのはやるんですけど、なんだろいいねシステムを否定してるんですかね。なんかそんなに数字じゃないんだみたいな。

WELCOMEMAN:なるほど。

狩野:だからお客さん、そのお店に来てくれて、いつもTwitter見てますよみたいな、いいねを押せないですけどみたいな。押せないんだ。心では思ってました。いつも刺さっていてすごいこと言うなって思ってるけど、ただ押せないんですよ。
 なんでだよ。指をちょんとやるだけだよ。押せばいいじゃん。僕の曲にしか興味ないんすよ。中学生棺桶のファンって。

だから全然告知しても、ちょっと面白いことも付け足しながら、下ネタとか言いながら笑わせたい人間だからやるじゃないですか。
 でもなんかもう、リツイートもしてくれないです。2とか3で誰が押したんだっつったら、その飲み屋に来る仲間たちぐらいしか押してなくて。誰も見てないのかな。ライブの当日が来るじゃないですか。
 40〜50人お客さんが来ていて、お前ら見てるんだよねっていう。興味がないんですよ。俺の覚え書きに。普段のくだらないこととか、本当に歌と曲だけが好きなんだなと思ってます。

WELCOMEMAN:わかりやすいですよね。だからファンの方も狩野さんに似てるんですよ。素直なんです。
 わざわざお世辞いいねは押さない。見てるけど、別に狩野さんが喜ぶとか、喜ばないとかはどっちでもよくて、ライブを見に行くからなるほどなと思っただけみたいな。

狩野:可愛くないっすね。僕はだって押す人なんで見知らぬ人でも、全然人気がない人でもいいものはいいので面白い、いいこと言うっていうのはやってます。
 だって実際、彼らに会うとしたらあの話面白かったですねとかって言うけど、でもいいね押してないよね。面白いと思ったら押せばよくないですか?

WELCOMEMAN:そうですね。

狩野:それはお世辞と違うじゃないですか。何でその指1本の指が動かないんだ。そんなに狩野葉蔵に同意したっていうのを人に知られたくない。好きなら好きって言えよ。来てるじゃんライブにみたいな。
 好きなら好きは言っていこうぜ。直接会ったときでもいいし、なんかネット上で僕の発言を見て面白い、なんか笑ったみたいな、その時は笑ったよっていうのは別によくない?

素直になればいいじゃん。別にそれだって大した数ならないのわかってるからバズるっていうものには自分の人生無縁だと思ってるんですけど、でもなんかね、面白かったよって言われるのはね、面白かったか、よし!ってなるじゃないですか。
 そんぐらいは別に数字を崇めろとは言ってないよ。嘘をつくなって言ってるんです。面白いのに面白くないみたいな顔はするなよ。

WELCOMEMAN:そうですね。今の狩野さんと一緒に喋ってたんですけどいきなりマイクの方を向いてライブのパターンに入ってる。

狩野:でも誠実じゃないですか。ここに聞いてくれる人がいるのであればと思ってちょっと見ちゃいましたね。これが顔だと思って。

WELCOMEMAN:リスナーの方はぜひ。そんな中で狩野さん普段はお店を出されてずっとお店の方にいらっしゃるんですよね。
 そん中でいろんな人が出入りしていくと思うんですけど、まずお店をやろうと思ったきっかけは何なんですか?

狩野:2年前に自分のお店をやる前は歌謡曲バーみたいなところの雇われ店長やってたんですよ。
新橋っていうところでやってますけど、新橋のサラリーマンたちを相手にその昔の音楽をかけたりするお店をやってたんですけどそれが結構楽しくてですね。でも雇われだったんで自由にイベントとかできなかったんです。
 もちろん中学生棺桶が好きな人が来てくれても中学生棺桶の曲をかけるわけいかないし、新橋のサラリーマンがいますからね。

汚らしいヒゲ濃厚しゃがれ声の曲とか急に流すわけにはいかないのでできない。来てくれたファンに対してのサービスもできない。
 がんじがらめで、でもこういうお店楽しいなって。昔の音楽が好きな同志たちと一緒に喋って飲んでやるのは楽しいなっていう。これが生活になったらいいなっていう感じで自分でやろうって思いました。

WELCOMEMAN:なるほど。なんか話が反れたらすいません。狩野さんっていつも前半ときも思うんですけど、自分のアイデアと世の中の風潮を見て、全部混ぜていきますよね。

狩野:そうですね。

WELCOMEMAN:それで新しい化学反応を起こそうみたいな発想になってるんですかね?

狩野:あまり流行には迎合したくないんでなんか喜んでくれる少数の人に何かこう寄せていきたいです。
 それで嫌いな人と喋らないですし、僕は嫌いな人たちの流行の方向には寄せたくないんで。
 そういう人たちの間でこういうの流行ってるのは全部嫌いみたいな。そこには行かないですよ。取り入れないですよ。

WELCOMEMAN:なるほど。だからお客さんも狩野さんのマインドが大好きな方が来られてるんですよね。

狩野:そうですね。そう言ってもらえることが多いですね。俺も思ってるけど言えないもんそれみたいな。人が何か喜んでくれたりして。

WELCOMEMAN:なるほど、これはお酒の力を借りてみんなでああだこうだだって言っていきながら?

狩野:日々、喧嘩にならないですからね。10年雇われ店長やってて今のお店は2年目ですけど、お店の中で喧嘩とかになったことないし、喧嘩を見たこともないんですよ。
それはなぜかっていうと会話が楽しいのもあるでしょうし、あとその彼らの好きな音楽をかけてるので、やっぱり好きな音楽の前では人は無防備っていうか音楽が無敵なんですよ。好きなものがかかってるとみんな嬉しいし、楽しいから。
酔っ払って絡む人もたまにいるじゃないですか。僕の周りあんまりいないんですけどそういう人がいたら絶交するんでいないんですけど、お客さんはわからないじゃないですか。
 そんなに普段親しく友達付き合いがないからそういう方も混ざってるかもしれないですけど、やっぱり喧嘩にはならないですよね。
 僕のお店の中ではみんなデレデレして好きなアイドルとかの曲を聴きながら。

WELCOMEMAN:でも前半のお話でいうと狩野さんと中学生棺桶が再結成される前はものすごいワードをバンバン飛ばして、ライブで一升瓶持って飲んではメンバーに罵倒するみたいな、大げんかするみたいなことがあったのに狩野さんがやられてるバーではそんなことが一切起きない?

狩野:起きないです。僕もそれはやらないですかね。やりたくもないし。

WELCOMEMAN:そこってすごい面白いですね。ステージで歌ってるときの狩野さんとそのバーでオーナーをやられてるときの狩野さんってやっぱり違うんですか?

狩野:違いますよね。ステージはなめられたくないんだよ。やっぱり。なめんなよっていうロックなので。
 ロックはなめられたら駄目ですよ。なめさせちゃ駄目ですよ。ステージに立ってる人とそのフロアにいる人は、やってる人とやってない人は違うんだっていう。やってる人は気合入れてやってんだよっていうのと気合入ってるなって思われたいので。

それがメンバーを罵倒することには繋がらないからそれはする必要ないだろって今自分で言ってて思います。それは僕が悪かったんですけど、今はしないですからね。

WELCOMEMAN:そういう意味ではいろんな経験もあってお店もされていろんな人が出入りしながら、でもあの当時もう一回やるっていうことは狩野さんにとってはいろんな経験が一つにまとまってきているようでお話するのは今回が初めてなんですけど、そんなターンに進んでいっているような雰囲気が僕はしてるんですけど、仲直りすることもそうだし、お店を始めるってこともそうなんですけど。なんかすごいタイミングがここ数年ですごい合体していってますね。

狩野:そうですね。

WELCOMEMAN:素晴らしい。そんな今の状況なんですけれども中学生棺桶が復活して再結成してこれから活動としてこんなことをしていきたいみたいなことはあるんですか?

狩野:なんでしょうね。でもライブをやりたいですね。それで人に来てほしいし、人にワーッてなってほしいですね。やっぱりライブハウスはそういうところだと思うんで。

WELCOMEMAN:なるほど。来ていただいたゲストの皆さんに、展望とか今後の活動の目標みたいなことは伺ってるんですけど、今、一言で可能性がぱっとイメージできそうなご活動の目標設定などはありますか?

狩野:僕は今の日本の国の中がすごく嫌なんですよね。割と自分の国が大好きでやってきた人なんですけど、この3年間、自分の人生で初めて自分の国が嫌いなんですよ。
それをもうちょっと荒々しい手段を取ってでも戻したいですよね。少しでも2019年以前の日本にしたいんですよね。
 やっぱりそういうエネルギーが湧いたからまた中学生棺桶を始めたくなったので、説得力がある音楽と説得力のあるものいいがあればちょっとでも影響を与えることができるんじゃないかと思って。
 みんなが心の中に思ってることでも言えないじゃないですか。普通言えないですよね。

でも言ってもいいじゃんって意見を言うことはよくないですかっていう、まず声を上げることだっていうことを提示したいですね。
 思ってるだろうって、その僕が怒ってるのと同じぐらい怒ったり、おかしいだろあれっていう気持ちはあるじゃんみんなってそれを言って大丈夫だからねって言うのの取っ掛かりをその説得力あるガーッとした音と一緒にやりたいなって思ってます。

WELCOMEMAN:なるほど。素晴らしい。でも中学生棺桶をやられてたときからやっぱり日本語の歌詞とか、それこそバンド名がその当時なかなか日本語のバンド名ってそんなに多くなかったじゃないですか。

狩野:メロコアとかそういうのが流行ってた時期なんで青春パンクとか、そういうのが嫌で始めたんでその時は真逆をやりたかった。

WELCOMEMAN:そうですよね。だから高校生のときにいろんな影響を受けた洋楽とか、邦楽も踏まえて吸収しながらもやっぱり2019年まではやっぱり日本が大好きで日本語を重んじて、言葉を逆にこれってユーモアじゃないですか。日本語、日本人じゃないと伝わらない言葉のユーモアをいっぱい使ってらっしゃるじゃないですか。中学生棺桶って言われたら何なのみたいなことってハテナが起きるけど。

狩野:一回聞いたら気になるじゃないですか。やっぱすごい何?ってなるじゃないですか。それでもう勝ちだと思うんですよ。
例えば英語の単語ってやっぱりスルっと流れていくと思うんですよ。まず音楽を聞かせる前に、何って思われたらもう興味を持たれてるんで、だから名前はそんなにこだわりも今となってはないですけどそれでよかったかなって思ってます。

WELCOMEMAN:そうですね。死神紫郎さんから紹介していただいて、今回お越しいただいたんですけど狩野さんは死神って言いますし、バンド名は棺桶やし、もう僕の中ではずっとパニックを覚えてるんですけど。

狩野:普段生活していて聞かない言葉ですね。

WELCOMEMAN:そんな中でそのさっきの社会のところのちょっとお話も伺いたいんですが、どういうふうに今からメッセージを出していきたいとかはあるんですか?
 今、やっぱりだいぶ2019年から状況変わってきてて、いわゆるコロナの影響とはいえ、元々、割と不況が続いていたし、いろんな政治的な悪化がひどくなってきてるじゃないですか。これは狩野さんから見て、どういうふうに見えてるんですか。

狩野:だから日本って国じゃないな、日本という会社に見えてくるんですよね。会社には経営者がいて、出資する人がいてっていうのがそれもう日本人のために良くないことばっかりが進んでいくので潰されたくないしね。
 土地をいっぱい外国人が買っちゃったりして、北海道なんかもひどいですけど、あとコロナの影響じゃないんですよね。コロナ対策の影響なんですよね。
 今、世の中がおかしくなってるのってがんじがらめになってる。科学の話でもウイルスの話でもなくてもう人目の話になってる。

WELCOMEMAN:そうですよね。メディア操作とか。

狩野:目立ちたくないとかマスク1枚とかもそうですし、なんかクレームを言う人が来たら面倒くさいためにやってるんですよね。
 もうそれは風邪じゃないじゃない。だからそれはマインドを変えることでみんなが変えたらなくなるんじゃないのって思います。
 ウイルスじゃないのであればもう人目だったり、目立ちたくないあの人がああだったからって言われたくないっていうのだけであればそれを気にしなければもう何もないので、2019年以前と一緒ですから。

WELCOMEMAN:そうですね。そういうメッセージを中学生棺桶の中に詰め込んでいって。

狩野:そうですね。だからその具体的な言葉とかでやるとやっぱりダサくなるので音楽としてそういうのはしたくないですけどそれはずっとやってるんですよね。
 その昔から中学生棺桶って何を言ってるんだって考えたらただの私小説なんですけど自分が思ったことであったり、いらつきであったりなんですけど。

やっぱり素直であれってこと言ってるんですよね。自分の考えは出そうぜっていう今、カモフラージュをやめてくれっていうことをずっとなんか言ったり、やったり、歌ったり、書いたりすることに基本のテーマでそれを込めてるかなって思う。

WELCOMEMAN:なるほど。僕があの名言を思い出したんですけど今の狩野さんのお話で悪口とか、怒りイコール笑いになると思うんですよっていう名言が印象深くて、狩野さんいわゆる最初はその世の中の不思議なところとか、納得いかない部分とかをすごい敏感に察知して、ユーモアに変換して、音楽とかツイッターに載せていってるのかなってすごい今思ったんですけど。

狩野:そうですね。コメディアンにすごい影響を受けてるので例えばもう太宰治もコメディアンだと思ってるんで、笑ってくれるように表現できるっていう。
 大事なことを言っててもその上から物申す感じではなくてちょっとなんか面白く書いてたり、表現とかなんかそういうふうにの人に影響を受けてるんですよね。一抹の笑いを携えながら真剣に怒るみたい。

WELCOMEMAN:なるほど。ファンの方もやっぱそれを期待して、やっぱりこうついていってくれてるんだろうし、Twitterでなかなかいいねを押さないんですね。

狩野:押さないんです。いいねって思ってるのにですよ。思ってたら言えばいいじゃんって話。それはいいですけどね。別にいいですよ。ライブに来てくれれば僕は構わないです。嬉しいです。
 やっぱり聞きたいなら生で見たいんだなって世の中がこんなになっても、生で見たいんだっていうあれはだってね、本当に自分でね、チケットを予約してその日にスケジュールを空けて自分の足で動かさないと来れないじゃないですか。受身ではね、感じられない。ライブハウスでのライブっていう。
 それを今でも見たいな聞きたいなって思ってくれるのは光栄ですし、今こういう方向性だよなって思ってます。人が動いていいっていう。

WELCOMEMAN:そうですね。すごい僕も共感します。だからなかなかポッドキャストとかこういう公の場では言えないこととか、言いにくいことっていっぱいあるじゃないですか。
 それをやっぱり現場で肌感で体感していくことがこれからの音楽活動はデジタル化進みますけど、やっぱり現場で肌感で感じることがいいですよね。今はもう一升瓶持ちながら飲んで歌うことはなくなったんですか?

狩野:その記憶が飛んじゃうんですよね。当時と違うんですよ。二日酔い僕はしないですよ。未だに全然飲めるんですけど顔がすぐ赤くなるっていうのとあとやっぱり忘れてることがあるんでやりすぎるとね。
 それはちょっとよろしくない。やっぱり体は老いてるんで。心は何も変わってないすけど中学生のままですけど。

WELCOMEMAN:ぜひ狩野さんのお店にも遊びに行っていただいて、怖くないんだよっていうことをわかってもらえたら。

狩野:昔のそういう印象がある人はやっぱりまだお店には来ないですからね。ライブには来てもライブの挨拶でも狩野さんお疲れ様でしたみたいな感じで差し入れを置いて帰ってくみたいな。店にはいまだに来ないですからね。

WELCOMEMAN:やっぱりあのときの怖いは印象が残ってるんですか?

狩野:それもあるんじゃないですか。周りのその友達の死神紫郎もそうですけど馴染みの人からもそこを心配されるんですよ。
 狩野さんは怖くないのに怖いって思われすぎてるからおちゃめでスイートな部分を出していった方がいいと。
 そしたら印象が変わってみんなが一緒に飲むこともやりやすくなるし、イメージが悪い。そんなすぐ怒ってねすぐ人を蹴ったりするような人じゃないです。

WELCOMEMAN:僕は死神さんから紹介を受けたときにやり取りしてるんですけど、すごく狩野さんに気を遣われてて、僕、現場で罵倒されるかもしれないなというちょっと覚悟しながら。

狩野:しないですよ。

WELCOMEMAN:お会いしたらめちゃくちゃお話しやすくて。

狩野:もうだって飲みに行きたいもん。

WELCOMEMAN:僕も飲みに行きたいです。すごく聞いてもらえるし、リハのときも気遣っていただいてありがとうございます。

狩野:話し込みたいですよね。僕も聞きたいです。いろんな人の話聞くのが好きなので。

WELCOMEMAN:だから逆に昔の印象ある方も飲みに行って今の狩野さんがバーカンの向こうでいて。

狩野:楽しいですよ。何でもかけるし、昔の音楽を一緒に楽しみましょうみたいな、お店なんで楽しいんで飲みに来てほしいっすね。

WELCOMEMAN:また後ほど僕の方からお店の紹介をさせていただきつつ、Twitterでも見たんですけどなんかあれですよねテレビでも取材されてましたよね。

狩野:この間なんかちょっと映りましたね。初めて地上波に映りました。

WELCOMEMAN:しかも一番大きい音楽番組のど真ん中で。

狩野:ちょっとですけどね。でもなんか名前入りで新橋のその前のお店やってるときも何回かあったんですけど、ど深夜とか、あとCSのマイナーな番組とか、嬉しかったですけど、この間、初めて地上波デビューしました。

WELCOMEMAN:皆さん写真とかも載ってたので、お店のTwitterでチェックしていただければと思います。ということで前半後半に渡りあとはオフトークも踏まえたら4話分ぐらい話しました。

狩野:何を喋ったか。そんないいこと言えてないんじゃないか。みんな笑ってくれましたかね。

WELCOMEMAN:これは第100回ぐらいまでやらないといけないパターンですね。狩野さんの場合は。

狩野:恋愛観とか話してないじゃないですか。

WELCOMEMAN:これはもう皆さん知らない僕らだけのリハーサルのときに盛り上がった話でございますので、またお店の方にいっていただき、もうこの辺のオフトークでちょっとお話できなかったところもぜひ気になったら伺っていただきたいと思います。
 ということで2週にわたりありがとうございました。最後は狩野さんの方から楽曲紹介していただいてお別れしたいと思います。

狩野:今日はありがとうございました。それでは聴いてください。「のぶ江の場合」

お送りしました狩野さんとのトークセッションそして中学生棺桶の楽曲をお聞きいただきました。トークの中でもいろんな狩野さんのお話を伺いながら僕ツッコミでね、ひねくれてんなって言ったんですけど。なんかね収録を終えて、のちのち聞いてたら違うひねくれてるの俺やと。
 狩野さんは自分の好きなことをただひたすら人と違うことをただひたすらやり続けてストレートに嘘偽りなく生き続けた。
 でも何か人とは違うことをしたい、人と違うことを考えたいというマインドがそうさせているので、直球を投げているつもりなんだがすごいカーブがかかってるに見えている。
 それを俺がカーブやと思っている。俺自身がひねくれているこういうことだと思いますね。
 でもとにかく狩野さんのこのお話伺ってると非常にこうネガティブじゃないんですよ。
 文句なんですけど前向きやし、すごい人生を楽しむためのいろんな考え方をしながら、自分の居心地のいいところへ自分を持っていってるようなそんな感覚があって僕すごいセルフマネジメントっていう言葉って横文字やからはぁ何それ?みたいなことを狩野さんに突っ込まれるテンションなんですけれどもセルフマネジメント非常にされてるなとかマーケティングがすごい能力高いなと思いますね。
 そういった意味でももちろん人生観もそうですが、お店に行っていただいて狩野さんと朝まで語りつくせると今回僕は聞き役でいろいろ伺ったんですけどお店の場合は狩野さんが聞いていただけるということなので僕も何かいろんなことはたまっていったら狩野さんにいろいろ話をぶちまけにお店の方いきたいと思います。 
 そんな狩野さんがやられてるお店の「おもいで処 逆行」こちらは東京都中野区5-36-13 高橋ビル1階にございます。平日は常に営業されてるようです狩野さんも常にお店にいらっしゃるということなのでぜひ伺ってみてください。
 ということでまだまだゲストアーティストウィークも続きますがそれ以外にもいろんな海外のアーティストのピックアップとかもしているので全部聞いていただければ幸いです。
 それでは最後にお知らせさせてください。私、WELCOMEMANは音楽プロデューサーとして様々なプロジェクトに関わっております。  
 僕がCEOを務めますブラッシュミュージックでは、音楽制作、映像コンテンツの制作、イベント制作、Web制作こういったポッドキャストの番組制作なども行っております。  
 将来の夢はグラミー賞主要4部門のトロフィーをゲットすることです。そしてこの番組タイトルでもありますSHINKUKANとは、日本の音楽コンテンツを世界へをモットーに掲げたサブスク型の音楽ストリーミングプラットフォームであり、音楽聞き放題そして映像もライブ映像、オリジナル映像コンテンツも見放題でございます。ぜひともメンバーになってください。  
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