SHINKUKAN Podcast#78 スペシャルゲスト「さらさ」Part1
配信日:2022/9/19
SHINKUKAN Podcast#78はスペシャルゲストにさらささんをお迎えした前半パートのテキストバージョンになります。
おはようございます。音楽プロデューサーそして音楽グローバルマーケターのWELCOMEMANです。
この番組は世界でいま最も注目を浴びているアーティストから世界のミュージックアワードに関連する楽曲を紹介しつつも、日本の素晴らしいアーティストや音楽もお届けしたいと思っております。
世界と日本の架け橋となる音楽情報発信基地になることを目的としております。
スペシャルゲストアーティストウィークでございまして今回は第3弾はさらささんをゲストにお招きしております。初めましてなんですがすごいフランクに話してもらえたし、僕もむちゃくちゃ喋りやすかったですね。
個人的には一気に仲良しさんになったぞと勝手に思っております。
そんな彼女の活動に対しての音楽活動に対してのマインド的な部分とかその経緯なんかもいろいろ伺ってますのでぜひチェックしてください。それでは、まず1曲お届けしたいと思います。さらさで「ネイルの島」
WELCOMEMAN:さあ、お送りしたのはさらさで「ネイルの島」でした。改めて今回のスペシャルゲストさらさです。よろしくお願いします。
さらさ:よろしくお願いします。
WELCOMEMAN:さらさちゃんとかって言ってもいいですか?
さらさ:もちろん。
WELCOMEMAN:初めましてですが、さっきお会いして収録まで本当にそんな時間経ってないんですけど。なんかあれですね、大人の風格ありますね。
さらさ:本当ですか。くそがきですよ笑
WELCOMEMAN:そういう返しもすごい良いですね。本当にすごい。ずしっとしてる。
もう現場でいっぱいライブしたり、いろんなところへ行って経験してるんだなという感じがすごいあります。自分が言いたいこととか、やりたいことか定まってる雰囲気があって。
さらさ:嬉しいです。
WELCOMEMAN:ですからそんな褒め褒めで笑、先ほどちょっとプロフィールも僕の冒頭の話でさせていただいたんですが、もういろんな活動はされている中、ちょっと一つずついろいろ伺っていきたいと思っているんですが、まずは湘南出身のシンガーソングライターということでご出身が湘南で?
さらさ:湘南です。
WELCOMEMAN:音楽を始めたきっかけとかはどうだったんですか?
さらさ:音楽は小さいときからずっと母親がフラダンスの先生でフラダンスやってたりとか、小学校1年生から高校1年生までストリートジャズダンスをやってたりとか、結構、踊りをやってきてて、でも小さいときから本当に歌うのが大好きで、小学校のときにちょっとミュージカルやったりとか、ちょっと歌をやったりしたんですけど。
本当になんだろう、音楽として曲をカバーしたりとかそういうことを始めたのは高校生のときに軽音部に入ったのがきっかけですね。
WELCOMEMAN:へえ、すごいあの音楽で、さらささんをイメージしていくと、結構ベッドルームミュージック的な印象があって、なんか制作に外にでないでひたすら励んでいっているみたいなところが、結構今のHIP HOPとか、いわゆるシティポップとか、チルとかいう言葉で言うと印象強いんですけど、めっちゃアクティブなんすね。
さらさ:でも意外とインドアです。踊りは好きで、踊ったり、歌ったりするのがとにかく好きで、それ以外は本当になんか子供のときは家にずっといたい子供でした。
WELCOMEMAN:外で踊って、家ではもう制作活動するみたいな、その辺でいうと、アクティブな部分と、頭を使いながら何か物作りしていくっていうのがバランスよく取れてるんすかね。
さらさ:そうですね。結構バランスは大事にしてますね。偏りがちなので。
WELCOMEMAN:やっぱり自分で意識はしてるんですね。
さらさ:してますね。
WELCOMEMAN:なるほど。サウンド的には結構印象としてはR&Bソウルとか、結構、HIP HOPのビートとかが入ってる印象なんですけど、その辺はやっぱ自分の影響を受けた音楽が反映されていってるんですか?
さらさ:そうですね。元々は中学校2年生のときにストリートジャズの発表会でパティ・ラベルの「レディマーマレード」を使って踊ったときに、なんか私が好きな曲ってこういう曲だと思って。
こう言う曲で踊りたいと思って、でもジャンルとかがわからなくて、中学生のときに何かYahoo知恵袋で音楽のジャンル調べて、R&Bとかソウルとかっていうんだって言って調べていったところが本当にルーツとか一番最初に好きになったきっかけなので、やっぱR&Bとか、ブルースとか、ファンクとかはすごい好きでずっと聞いてますね。
WELCOMEMAN:R&Bとかソウルを好きになって、ブルースとかってどんどん時代が80年代から70年代、60年代って戻っていくじゃないですか。
要は音楽の旅みたいなことをしながら自分の好きな音楽にどんどん活動を広げていったみたいなことですか?
さらさ:そうですね。なんかあんまり、めちゃめちゃR&Bが好きだからR&Bでいっぱい掘ってみようみたいな感じよりも、このシンガーが好きっていう感じで掘っていってたんですけど。
WELCOMEMAN:なるほど。
さらさ:そうですね。なんか1個好きなパティ・ラベルだったらパティ・ラベルからいろいろ調べてくとかはしてましたね。
WELCOMEMAN:すごいですね。今の世代の新しい音楽を作っている若い世代の人たちって結構、邦楽の影響が強いなって思うんですよ。僕が見ててそう。
僕らの世代って洋楽にどんどん行くっていうか、僕もね世界中の音楽の旅が大好きなんすよ。
あの国のインディーズを聞いてみたりとかってそっから入っていくみたいな。
そっからその民族がどう歴史が発展した、カルチャーがどうなってるみたいなのが大好きで、意外と今の国内の音楽を聞いて国内のアーティストでリスペクトしてそのままなってるっていう人が多い印象なんですけど、グローバルに活動していってるんですね。
さらさ:そうですね。だから、高校も小さいときもディズニーチャンネルが大好きでハイスクールミュージカルとかご存知ですか?
ああいう海外のドラマとかをずっと見てて、日本の曲はあんまりで日本の番組とかも見てこなくて、日本の最近の音楽を聞き始めるようになったのは高校を卒業してからですね。
WELCOMEMAN:へえ、すごい!だからフラダンスをしてたっていうのも踏まえて、小さいときから音楽に触れてて、ミュージカルも踏まえていろんなインプットしながら自然と海外のいろんな音楽を聞いていくことをナチュラルにされてたんですね。
さらさ:そうですね、今考えるとそうだったんだなって最近気付きました。
WELCOMEMAN:確かに音楽聞いてて、もうメロディーの旋律がすごい綺麗でその声の出し方とかもすごい良いなと思うんですよ。
さらさ:嬉しい。
WELCOMEMAN:はい。でも大人に対しても意識いろいろあると思うんですけど、僕がすごい印象的だったのは結構吐息がすごい魅力的だなっていうか、感情を出すためにコントロールしてるんかなと思ったりしてるんですけど、まずメロディーで意識してることとかあるんですか?その曲を作っていくにあたって。
さらさ:メロディーは自分が作ったんじゃないみたいってなるメロディーを出すことを意識しています。
WELCOMEMAN:すごいなるほどね。
さらさ:なんか自分が出せそうなメロディーって他の人も作れそうなメロディーだなと思っちゃうことが多くて、なのでメロディ作っていく中で1日いろいろメロディーを作って次の日に外に出たりして、その録音聞いてはこれ自分じゃ想像できないかったメロディーだなっていうのを使ってます。
WELCOMEMAN:インプットするんだけど、自分で1回全部消化して、自分ではまだ成し得てないメロディーが出たときにはいOKにするみたいな。
さらさ:そうですね。
WELCOMEMAN:めちゃめちゃハードル高くないですか?それをOK出すの大変じゃないですか?
さらさ:なのですごい曲作るのが多分他のミュージシャンの方より時間がかかると思います。
WELCOMEMAN:理解してるんですね。時間がかかるけど、自分はこういう意味合いでコンセプトでメロディーに向き合ってるっていう。
さらさ:それしかやったことがなくて、楽器弾けなくて、私なんてもう鼻歌なんで。楽器はちょっとギター弾くんですけど、なんかねピアノで探ってくとかもできないんで本当に。
WELCOMEMAN:楽器はあくまで自己表現をサポートするためのものだったりするから、もう鼻歌でできてるんであればもう最高です。
ポッドキャストで聞いていただいてる方がアーティストさんとか、クリエイターとか、それこそもちろんさらささんのファンの方とかも聞いてもらってると思うんですけど、制作のところのお話もちょっと伺っていいですか?
さらさ:もちろんです。
WELCOMEMAN:それこそ今鼻歌でって言ってるんですけど、それが曲になるストーリーって順番でいうとどんな感じですか?
さらさ:多分一番多いと思うんですけどギターでコードをつけて、メロディーつけて最後に歌詞を書いてます。
WELCOMEMAN:まずこのギターで響きを自分の中で響きを探っていくみたいな。
さらさ:そうですねなるほど。結構1ループとかで作っちゃうことが多いんですけど、1ループ最初決めて、それをずっと弾きながらメロディー探ってってみたいな感じです。
WELCOMEMAN:相棒はギターにはなるんですね。
さらさ:ギターですね。
WELCOMEMAN:ライブとかって、ギター弾きながらですか?
さらさ:ライブはギター弾きながら基本的にソロでやるときはギターとトラック流してて、バンドのときはギター弾く曲があったり、弾かない曲があったりします。
WELCOMEMAN:そのバックトラックっていうのは基本的にはギターとメロディーだけ自分で作って、あとは違うメンバーとか、サポートしていただいてる方にもどんどん作ってもらうような感じですか?
さらさ:そうですね。配信してる、リリースしてトラックは同い年の友達の松川君と2人でリファレンス送って、弾き語りも完全に歌詞で作ったものとリファレンスを送って、トラックで返してもらうっていうのをやってて、それもなんか結構自分が想像したのと違うのが来たりして楽しくて、偶発的な結構なんか想像違ってもOKしちゃうことが多くて。
WELCOMEMAN:素晴らしい!その辺が柔軟ですよね。なんかこうじゃないと嫌だっていうのもあれば、ハプニングでできる曲もあるはずなんですね。それってグラデーションしてますよね。メロディーは自分から生んでるから。
さらさ:そうですね、メロディーはもう自分が納得しないと嫌で、トラックに関しては結構、偶発的なハプニングをすごい大事にしてます。
WELCOMEMAN:もうメロディーメーカーと言っても過言じゃないですね。
さらさ:そうですね。自分のことでも結構そう思ってます。制作に関しては。
WELCOMEMAN:もう一つその次は歌詞の部分なんですけど、コードで響きを探っていきながら、鼻歌でいいメロディーができた後は歌詞を書いていくっていう流れになると思うんですけど、その曲に対してのテーマとか毎回決めてやってるんですか?
さらさ:テーマを決めるときもあったり、書いていくうちに一貫したテーマがやっぱ見えてきて、後からこういうことだなみたいな、自分でこう理解するみたいなこともあったり、バラバラですね。
WELCOMEMAN:インプットのピースを繋ぎ合わせていって自分でそれで歌詞に落としていってるような感じですか?
さらさ:そうですね。あとはメロディーを作ってるときに見えてきた景色みたいなのがあることも結構あって、そのままその頭の中に見えた景色を歌詞に落とし込んだりとかします。
WELCOMEMAN:なるほど。すごい、なんかその辺が引き出しがいっぱいあるっていうか、なんか凝り固まってないですね。
さらさ:本当ですか。嬉しい。
WELCOMEMAN:いろんな話を伺うとやっぱりプライドを持って作ってますみたいなものもあれば、結構ジャンルによってはハプニングで、作っていたビートはハプニングで曲できたっていろんな出来方があるじゃないですか。
メロディーだけは自分が出たものを絶対優先するけど、あとは柔軟に自分の頭にあるマインドとか、人とのシナジーとかを上手いこと組み合わせていって曲に仕上げていくみたいなことなんだって僕は今、解釈してるんですけど、間違えてないですかね?
さらさ:すごいまとめるのが上手。びっくりしてました。
WELCOMEMAN:リリックの中でアーティストプロフィールにもツイッターも一文字だけ出てると思うんですけど、ブルージーに生きろをテーマにしてるっていう部分なんですが、これはさっきの制作の部分とか、歌詞を書くっていう部分に出てくると思うんですが、まずこのブルージーに生きろっていうのはどういうことなんですか?
さらさ:ブルージーに生きろっていうのはあの某化粧品メーカーさんがCMでラブリーに生きろって言ってるCMがあって、それをもじってるゆっきゅんっていうアーティストさんわかりますか?
ゆっきゅんさんがギルティに生きろって言ってもじっていたことがあって、自分だったら何かなみたいなそれ見て考えてたときに自分だったらブルジーに生きろだなと思ってですね、高校生ぐらいのときなんですけど。
WELCOMEMAN:高校生のときにブルージーに生きろって悟ったんだ。
さらさ:18、19歳のときにInstagramのバイオのところにブルージーに生きろって書いたのをそのままずっと使っててちょっと最近恥ずかしくなってきてるんですよ。
WELCOMEMAN:このブルージーっていうのはその断然音楽のジャンルのそのブルースっていうものをもじってる。 さらささんとして、このブルースっていうものに対してのイメージってどういうことなんですか?
さらさ:ネガティブな状況とか、ネガティブな出来事、感情とか自分でコントロールできないものとかを作品に昇華したりとか、アートに昇華したり、音にするとか、何かそういうことをそのイメージして作っていて、ブルージーに生きろっていうのはどうしても何かネガティブの状況とか感情とかってなかなか自分の中で見ないようにしようとしたりとか、こっから早く脱さないとみたいなふうになってどんどんプレッシャーになると思うんですけど、自分が過去を振り返るとまだ24年しか生きてないんですけど、振り返ると何か挫折だなって思ったときとか、すごく傷ついたときとかに自分が成長したり、人生が好転してることがすごく多くて。
なので大事にするべき部分だなと思ってて、しんどいけどちゃんと感じなきゃいけないというか、そのままここから脱しようってより、このままでもいいかって思える力の抜けた感じとかも大事だなと思ってて、暗いこととかを曲の中で言ったり、力抜いてこうぜって言ってくことでこのままでもいいかって思ってもらえるタイミングがあればいいなと思って。曲作りのテーマにして、ブルージーに生きろっていうのは。
WELCOMEMAN:なるほどすごいわかりました、そういうことかなるほど。ネガティブがあるっていうこと自体をナチュラルに受け入れるってことですね。
さらさ:そうですね。なんかネガティブとポジティブと陰と陽って絶対両方もう人間もそうだし、物事もそうだし、なんか地球上に生きてたら、プラス、マイナス両方あると思うんですけど、それが当たり前でバランスが取れないっていうのもなんか当たり前だと思って、私はどっちかに偏っちゃうとかそこをもっと暗くなったときにもうちょい受け入れられるマインドがあればいいなと。
WELCOMEMAN:確かにそうか、受け入れるって言うともっと難しいことじゃないですか。
特にネガティブなときにネガティブを自分で1回受け入れようっていうのはすごい難しいんですよね。だから1回、客観的にそういうのも自分だよねって言えるってすごいマインドとして強いなって思うんですよ。僕は見てて。
だから最初冒頭ですごい風格ありますねってお話さしてもらったのは多分今の答えに寄ったんだなっていうか。
さらさ:なるほど。
WELCOMEMAN:すごいメロディーとか、歌詞を書きながら結局自分と見つめ合ってるってことですよね。
そういう部分もねぜひ曲を聞いていただきながら、ぜひ皆さん感じ取っていただければと思います。
後半は他にもアパレルブランドのバイヤーをやられていたりだとか、いろんな活動をやられてますのでその辺の話も伺っていきたいと思います。
ぜひ皆さんチェックしてください。最後、さらささんの方から楽曲紹介の方お願いしてもいいでしょうか?
さらさ:今年、2022年の4月に出しましたファーストEP「ネイルの島」の中から「グレーゾーン」という曲がありまして、タイトルの通り、人間の思考とか価値観って白黒つかないことが多いというか、グラデーションになってるなと思ってて、自分自身もそうだし、今、目の前に人もそうだし、その人のグラデーションの部分にちゃんと価値を置いて向き合っていきたいなと思って作った「グレーゾーン」という曲を聞いてください。
はい、お送りしたのはさらさで「グレーゾーン」でございました。後半戦はさらに深堀させてもらってますんでね、ぜひチェックしてください。
ということで最後にお知らせさせてください。
私、WELCOMEMANは音楽プロデューサーとして様々なプロジェクトに関わっております。
音楽ストリーミングプラットフォーム・SHINKUKANライブストリーミングや撮影、ライブイベントが行える次世代のクリエイティブスタジオ・STARTRECのプロデュースも行っております。
また、WELCOMEMANがCEOを務めるブラッシュミュージックでは、新人発掘および育成、音楽や映像コンテンツの制作、イベント制作、ビジネスコンサルなども行っております。
将来の夢はグラミー賞主要4部門のトロフィーをゲットすることです。
そしてこの番組タイトルでもあります「SHINKUKAN」とは、日本の音楽コンテンツを世界へをモットーに掲げたオリジナルコンテンツが見放題の音楽ストリーミングプラットフォームであり、クリエイターやアーティスト向けの活動サポートも行っております。
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SHINKUKAN podcast #85はスペシャルゲストにさらささんを迎えた後半となります。テキストバージョンも近日公開予定です。後半もお楽しみに!
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