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僕の密かな楽しみ  新見正則

じつは勉強だけしていたわけじゃないんです

オックスフォード大学の大学院で移植免疫学を勉強していた5年間、一度も日本には帰国しなかったとNOTEでお話しました。帰国しなかったのは日本に帰ると勉強の心が折れそうになると思ったからです。しかし、毎日勉強に明け暮れていたわけではなく、じつは週末、郊外のパブなどに遊びに行きました。

コッツウォルズをエンジョーイ!

車は必需品ですので、日本車のプレーリーという、今から思うとSUVの元祖のような中古車に乗っていました。その車で週末は家内と当てもなく郊外をドライブします。オックスフォードの北にはコッツウォルズというイギリスの田園風景が広がる観光地があります。面白そうな看板があると尋ねてみるというスタイルで週末を家内とエンジョイしていました。

憧れのBuckland Manor!

そんな時に偶然に尋ねたマナーハウスがBuckland Manorでした。マナーハウスは領主の館などと訳されますが、中世の貴族が住んでいたお城をホテルやレストランに改造している建物です。ブロードウェイという田舎町の町外れで、Buckland Manor を偶然に見つけ、僕たちはすぐにファンになりました。

1990年代、ブロードウェイや、Buckland Manorで日本人に会うことはまずありませんでした。最近は、日本からでも予約できます。もしもコロナショックが収まり、イギリスに行く機会があれば是非、候補の1つにしてください。お薦めですよ。

ヒースロー空港で見つけた楽しみ

さて、5年間は一度も帰国しなかった僕ですが、日本からのお客さんは結構お見えになりました。その度に、オックスフォードからロンドンの玄関口であるヒースロー空港にお迎えに上がりました。ヒースロー空港は丁度オックスフォードとロンドンの真ん中にあるイメージです。そして、翌日はBuckland Manorでランチを共にしました。当時はお金に余裕がなく、ディナーに行ったことはありませんでした。

僕はヒースロー空港の展望デッキでいつも離着陸する飛行機を見ていたのです。ヒースロー空港には滑走路は2本しかありませんが、世界各国の航空会社が乗り入れて、本当にいろいろな飛行機が飛んでいます。1990年代はまだコンコルドという超音波旅客機も飛んでいました。

飛行機好きなら、機種を当てられる?

そんなことをしているうちに飛行機の機種をあてるのが趣味になりました。今も時間があれば愛犬のビションフリーゼと家族で羽田空港の隣の城南島に飛行機を見に行きます。ここは南風の時、離着陸のコースになるのです。間近に飛行機を見ることができるスポットです。

むかしは自分が思い描いた機種が本当に正解なのかわかりませんでした。ところが最近はフライトレーダー24というアプリで機種や航空会社、そして離陸地、着陸地などまでわかるようになりました。本当に楽しいですよ。

僕はどこまでも強運ですよ!

今春から羽田空港の着陸ルートが変更になりました。なんと風向きによっては、わが家がある板橋区の上空あたりで旋回して羽田空港に着陸するルートを夕方に取ることがあります。そうすると、また飛行機を結構間近に見ることができるのです。思ってもみない好都合の着陸ルート。僕は本当に運がいいのです!

ヒースロー空港から始まった僕の「密かな楽しみ」は、まったく自分の職業とも、副業とも無関係。お金とは縁もゆかりもない楽しみは、本当に「密かな楽しみ」なのです。コロナショックでも続けられる楽しみですよ。

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