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しあわせへの近道  新見正則

映画「しあわせの隠れ場所」

以前、このnoteでご紹介した映画「イミテーションゲーム」も「最強のふたり」も事実に基づいてたストーリーです。そして今回ご紹介する映画「しあわせの隠れ場所」も事実に基づいています。すこし演出があるようですが、事実に基づいたストーリです。

今回の「しあわせの隠れ場所」は、2009年のNFL(アメリカンフットボール)ドラフト1巡目でボルチモア・レイブンズに指名されたマイケル・オアーの高校生活からドラフト指名までのストリーを描いたものです。

ミシシッピのスラム街でコカイン中毒の母親の元で生を受け、父親は生後10日で家を出て、その後食べるものも寝るところもままならない生活を送っていたマイケルが裕福な白人女性のリー・アン・テューイ一家に迎えられてアメフト選手としての才能を開花させていく物語です。

僕が日頃思っているように、そして僕の人生もそうであったように、人の人生は実は運で決まり、次に努力と才能が必要とされるということを語っているように思えます。マイケルと同じようにスポーツの才能を持っていたスラム街の青年は銃で殺されます。そしてリ−・アンを演じるサンドラ・ブロックはマイケルと殺された青年は紙一重と語ります。主演のサンドラ・ブロックは第82回アカデミー賞主演女優賞に輝きました。

映画「最強のふたり」の主人公であるドリスの人生も、フィリップとの偶然の出会いで変わりました。貧困層の移民のドリスはその後、実話では会社社長に上り詰めます。運や偶然の出会いと言うと他力本願のように思えますが、実はその出会いを拾う能力が必要です。僕はそんな運を拾う能力をセレンディピティと呼ぶことが好きです。セレンディピティを鍛えることが成功に近づく秘訣と思っています。

思ってもみない未来につなげるセレンディピティ

僕は、以前は価値あるものを拾うことが大切と思っていました。ところが最近はいろいろなものに挑戦することが大切で、将来に得があるだろうとか、将来の布石になるとかの下心があると、決まった未来にしか誘導されないと思っています。まったく違う領域のセレンディピティは拾えないのです。思ってもいなかった将来への扉は開かれないのです。つまり今興味があることを懸命にやり遂げることが必要と思っています。

良いことも、悪いことも、すべてが愛おしい

僕の人生もちょっと貧乏な幼少時からいろいろなことがありました。そして凛とした母に育てられて、そこに運も重なって現在に至っています。その過程の中でいろいろな人にお世話になりました。いろいろな偶然が重なってしあわせの階段を登ってこられたのです。そして僕もいろいろなものに挑戦してきました。一人娘にも恵まれ、その一人娘も巣立ちました。

皆さんにも幸せが訪れますように

今までの僕の思いを娘に伝える書簡を一般の方にも御披露する書籍を上梓しました。タイトルは「しあわせの見つけ方〜予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(新興医学出版社)です。このタイトルは今日ご紹介した映画「しあわせの隠れ場所」からヒントを得ています。みなさんにもたくさんしあわせが訪れるように、僕の娘への書簡も参考にしてください。


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