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トップガン再来  新見正則

トップガン、知らない人はいないでしょ

僕が医者になった翌年、1986年に上映された映画「トップガン」。
その続編「トップガン マーヴェリック」を映画館に見に行きました。
主演は僕が大好きなトム・クルーズ。
トム・クルーズを好きな理由は、彼に失読症があったから。
書いてある字が読めないというのが僕の子ども時代と同じです。

2年ぶりの映画館だよ

映画館に行くのも、新型コロナ感染が始まる前にアカデミー賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」以来です。2年以上も映画館に行っていません。
新型コロナ感染もインフルエンザと同様の認識になってきているようで、
特段過剰に恐れることもなく、またまったく無関心ということもなく、
日常の病気のひとつとして接していけばいいと思っています。

あの音楽で当時の思い出が蘇る

まだ本当に若くて、未熟な外科医だった若い頃の自分を思い出します。
つらいことがあってもトップガンの音楽を聴いて、気晴らしをしていました。
その続編は期待通りで最高でしたよ。

ストーリーも最高!

わかりやすいストーリー、迫力、テンポのよい音楽など
娯楽大作としては最高です。
とくに劇場の大きなスクリーンで、素晴らしい音響システムで見ると最高です。
すべての場面や音楽が前作と重なり、本当によく練られている映画だと思います。
じつは何回も見ています。僕はトップガンフリークです。

ヒーローが命をかけて任務に立ち向かう

任務を遂行して、その後パイロットの生還を願うストーリーです。
善側の命はひとりも犠牲にしてはならないのですが、
悪側の基地はまず巡航ミサイルで先制攻撃され、
そしてその後戦闘機で爆破されます。

そこにもたくさんの命があって、そしてその命と繋がる家族がいるのにと、
ちょっと思ってしまいました。

善の命は一人でも大切、悪の命は何人死んでもOKという単純ストーリーです。
娯楽映画とわりきれば、まったく問題ないことですが。

クリムゾン・タイドも好きです

この「トップガン マーヴェリック」は
前作「トップガン」の監督を務めたトニー・スコットに捧げられています。
僕はトニー・スコット監督の映画では「クリムゾン・タイド」が大好きです。
ロシアの反乱軍の核攻撃に対して先制核攻撃の指令が届いたアメリカ軍の核弾頭を搭載する原子力潜水艦内で艦長を演じるジーン・ハックマンと副長を演じるデンゼル・ワシントンが核搭載ミサイルの発射を巡り対立するストーリーです。
1995年に作成されたもので、敵はロシアの反乱軍という設定です。

映画のストーリーが現実になるかもしれない

当時は、まさか公然と核攻撃の可能性をチラつかせて恫喝し、自分の武力行使への介入を防ぐなど考えられませんでした。
だからこそ反乱軍が核戦争に突き進んでいるというストーリーです。
ところが、映画のような光景がいつでも起こりかねない時代になりました。

趣味で広がる新しい仲間

今回のトップガンの再来も多くの人々がつながるチャンスかもしれません。
セレンディピティという言葉が大好きです。
予期せぬ偶然の出会いといった意味です。

いろいろなことに興味をもって、そして人とのつながりを大切にしていると、
また新しい世界につながることがあります。

トップガンフリークという共通点がまた人の輪を広げるかもしれませんね。


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