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ポストコロナに向けたパラダイムシフト     新見正則

皆さん、3ヵ月前、2月の初旬の頃を覚えていますか? 
わが家は家内も僕も2月生まれで、東京駅近くのレストランで友人と集まり、ちょっと混み合ったテーブルでお誕生日パーティーを行いました。お店は満席で賑わっていました。

娘はプロ野球の応援が大好きで、特に巨人ファンです。2月には各球団がキャンプインします。そして3月末の開幕を楽しみにしていました。今年のプロ野球はいつもより約10日早い開幕の予定でした。夏の東京オリンピックに対応するため、例年より開幕が少々早まり、オリンピック期間中はお休み、シーズン終了も少々遅い日程となるように組まれていたのです。

東京オリンピックはすべて抽選が外れました。でも、東京オリンピックに向けた高揚感は、僕たちにも当然に伝染していました。

そんな2月の寒い日々、梅が咲き始め、サクラの開花予想がニュースに流れるなか、中国の武漢では謎のウイルスによる肺炎で大変なことになっていましたが、それはお隣の大きな国の特別なお話で、日本にはかかわりのないちょっと不幸なことといった認識でした。アメリカもヨーロッパも含めて、多くの人々は僕と同じ認識であったと思っています。

そして、ダイアモンドプリンセスという大型客船で新型コロナウイルス肺炎の患者が見つかり、船内の緊迫した様子がテレビで報道され始めました。でも、そこで検疫を行えば、日本にその新型コロナウイルスなどが上陸することはないと、僕も安心していました。

しかし、実際、1月には武漢は大変なことになっており、1月23日にはすでにロックダウンされていました。そして、その時期は丁度、中国の春節(旧正月、1月24日から30日)と重なっていました。そんな状況でも中国からの観光客やビジネスマン、そして中国から帰国する邦人を無条件に受け入れていたのですから、1月の時点で日本に新型コロナウイルス肺炎の感染者がすでに何人も存在したであろうことは、今から顧みれば当然のことです。

でも、医療従事者である僕にもそんな認識はありませんでした。そもそも新型コロナウイルスは未だにその正体がはっきりしません。

いま、僕たちは未確定な情報で将来を決める必要に迫られているのです。

現在だいたいわかっていることは、
・ 約8割の感染者は無症状か風邪と同じ症状
・ 2週間は感染させる可能性がある
・ 数パーセントは重篤になる
・ 現状、ワクチンも治療薬もない

つまり、ほぼ無症状の感染者が大半を占めるので、実は検疫はまったく無力ということです。そして、2週間も感染させる可能性があることは、インフルエンザの数日と比べても、長すぎます。つまり、パンデミックになることは必然と思えます。そして、中国に続いて、アメリカとヨーロッパで新型コロナウイルス肺炎は猛威を振るっています。

3ヵ月前に、今のこの状況を予測した人は皆無か、極少数でしょう。そしてこの先、3ヵ月後には何が起こっているのでしょう。戦争を経験していない僕にとっては、人生最大の転換期に思えるのです。そんな激動の時代、ポストコロナに向けてパラダイムシフトが起こります。そんな情報を、思いを、願いを、皆さんで共有していきたいと思っています。

毎週、綴りますので、楽しみにして下さい。

【お知らせ】

毎週金曜日21:00〜22:00、YouTubeでライブ配信を行います。
僕への質問、自由に書き込んでください。コロナのこと、漢方のこと、なんでも構いません。配信中にできる限りお答えします。

皆さんと楽しくやり取りできるのを楽しみにしています。
https://youtu.be/XxYnZA8X1n4


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