見出し画像

あのビストロは生き残れるか?  新見正則

生まれ変わった飯田橋駅!

僕の好きな駅、飯田橋駅西口は7月12日から新駅舎となりました。7月12日は亡くなった母の誕生日です。飯田橋駅は急カーブに位置していたため、ホームと電車の間隔が広く、東京で一番危ない駅と言われていました。今回、ホームが200メートルほど新宿よりに移動し、安全な駅に生まれ変わり、飯田橋駅のメインゲートもリニューアルしました。

飯田橋駅新西口駅舎の改札を出ると、正面には青空が広がります。正面が皇居の外堀のため、建築物は一切ありません。ですから、外堀の上空を改札口から満喫できるのです。改札口を出たとたんに、これだけの開放感がある駅はおそらく東京では飯田橋駅の新西口駅舎だけ。僕のお気に入りの風景の1つです。

有名な「早稲田通りの一方通行」のホント

改札のすぐ向こうには早稲田通りが走っています。その早稲田通りは牛込橋の上を走っています。向かって右は神楽坂、そして向かって左は東京大神宮と靖国神社へとつながります。

この早稲田通りは一方通行です。0時から12時が靖国神社方面の一方通行、12時間から13時は歩行者天国、そして13時から24時が神楽坂方面への一方通行です。

この一方通行には都市伝説があって、田中角栄首相が目白の自宅から国会に向かうためにこの早稲田通りを使用し、そのために午前中は靖国神社方面の一方通行、午後は帰宅するために神楽坂方面への一方通行としたと言われています。
しかし、これはただの都市伝説で、さすがにそんなことはないそうですよ!

僕の好きな街、紹介します

飯田橋駅から、早稲田通りを右に向かうと神楽坂下の信号があり、ここが新宿区と千代田区の境界です。僕は神楽坂のこじんまりした洒落たお店がひしめき合っている雰囲気が大好きです。六本木や西麻布は僕のテイストとは違ってちょっと違和感があります。僕が自然体で居心地よくいられるのが神楽坂なのです。

さて、この境界の新宿区側は路上喫煙が可能ですが、千代田区は禁止。それでも歩いてもめったに煙を感じません。飯田橋駅西口駅舎を左に折れると交番があり、その斜向かいの広場には富士見教会があります。7月12日からは西口駅舎がメインゲートとなるので、この富士見教会の広場が飯田橋の新しい待ち合わせ場所になりますね。そしてそれに隣接して高層ビルのサクラテラスへと続きます。

じつはご縁がありました

僕の漢方の師匠である松田邦夫先生の師匠、大塚敬節先生は、高知から東京に出てきて、田端の湯本求真先生に1年間弟子入りし、そして最初に開業した場所が神楽坂といわれています。飯田橋駅新西口駅舎から右前方に眺められる東京理科大学の向こう、市ヶ谷船河原町で開業しました。開業当時は患者さんも少なかったそうですが、大塚敬節先生の和歌の才能に惹かれた神楽坂の芸者衆がどんどん患者さんになっていったといわれています。

神楽坂は生き残れるか?

コロナショックで神楽坂のお店も休業や廃業の張り紙をしているところが目立つようになりました。東京での新型コロナウイルスの感染者が連日100人を超えています。どこまで経済を優先できるかは政権の判断次第です。再び緊急事態宣言が出されれば、廃業する飲食店はもっと増えるでしょう。将来の神楽坂が心配です。僕の大好きな町が生き残ることを願っています。そして皆さんも是非一度、新しくなった飯田橋駅西口駅舎を訪ねて下さい。

東洋経済オンライン(神楽坂の歴史が特集中) https://toyokeizai.net/articles/-/362119

ビストロ気分でワイン片手にオンラインで勉強したいけど、
明日はちょっと無理かもです!!! 

だってなんと、松田医院の処方の秘密が聞けるらしいですよ?
メモを片手に必聴ですよー(視聴はコチラ↓)

巨匠 松田邦夫先生すべてご推薦、モダン・カンポウシリーズ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?