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恐るべし、中国の底ヂカラ!  新見正則

漢方は勉強しても、中国に興味はありません

コロナショックとなる前、僕は2ヵ月に1度くらいの割合で中国に通っていました。最初の訪中は、現代中国の実情を自分の目で見るためでした。そもそも、オックスフォード留学から帰国し、セカンドオピニオンを始め、西洋医学で治らない患者さんが多いことに気がついて漢方の勉強を開始しました。もう20年も前のことです。そして必死に漢方を勉強しました。今から思うとその漢方は日本の漢方、つまり和漢を勉強していたのです。

やはり、中国を避けては通れないよね

その後、漢方の本を多数上梓するようになりましたが、なんとなく中国は嫌いでした。当然、中国へ行ったことはまったくありません。和漢の勉強が進み、やはり漢方の源流は中国であると悟るようになりました。そこでまず、中国語の勉強を始めることにしました。

突然ですが、「中国語、 勉強します」宣言!

ネットをザッピングしていると、フルーエント中国語通信コース(https://www.fluent.asia/tsushin/)が目に留まりました。直感で行動するのが好きな僕なので、すぐに申し込み、そして必死に勉強して、中国語検定HSKの5級(最上級が6級で、その手前)を1年弱で合格(丁度6割の点数をマーク!)しました。

そこでも新しいご縁がありました。中国語学校の学長の三宅裕之さんに、「是非、一度本当の中国を見に、中国の大都市に行って下さい!」と勧められました。そこで大連へ行ってみることにしたのです。大連に数日滞在し、日本語学校に通いました。そこで出会った先生が、いまオンラインレッスンを受けている孫先生です。

筆記試験は得意ですけど、会話なんてムリ!

僕は昔から筆記試験は結構上手にクリアしてきました。つまり、HSK5級で合格点の6割を取ったといっても、それは試験対策が上手だからです。実際は中国語を聞けないし、もちろん話せません。そんな状態から、60歳近い僕は生の中国語の勉強をオンラインで始めたのです。

エネルギッシュな中国に学べ! エリートに学べ!

直感で中国嫌いの僕でしたが、三宅学長の助言に従って、実際の中国を見ると、「日本は既に中国に抜かれている」という思いが沸々と湧いてきました。そして、三宅学長が中国蘇州で日本のビジネスマンを対象に、シンガポールのリー・クワンユー大学(シンガポールNo.1の大学)が1週間の特別コースを開催するというので、一緒に参加しました。シンガポール政府が蘇州の開発援助を行ったために、リー・クワンユー大学の関連施設が蘇州にあるそうです。そこでの勉強は衝撃でしたよ! 中国人の超エリートが次々講演をします。同時通訳で日本語が流れます。そして日本の演者も数人いました。参加者は日本の若手のビジネスマンたち(起業家たち)で、本当に刺激的で、勉強になりました。今も、そのご縁はつながっています。

たった4日で600万人のPCR検査ができる中国

さて、昨日のオンライン授業で、孫先生が「大連が中国で一番危ない街になった」と教えてくれました。なんと、数日前に新型コロナウイルス肺炎の患者が40人発生したそうです。そして中国政府が取った行動は、新型コロナウイルス肺炎に対応する人材を全国から大連に招集し、そして4日で600万人のPCR検査を行ったそうです。凄いですね。もちろん大連市はロックダウンされています。孫先生は陰性だったそうです。

1,000人の感染でもGo To キャンペーン

たった40人の感染で、600万人のPCRを4日で遂行できるのが中国の底ヂカラです。一方、日本は連日1,000人近い感染にも、Go To キャンペーンを行っています。PCRの検査数は微々たるもので全体の感染状況を把握できていません。僕からみると2つは正反対の対応です。どちらが正しいのでしょうか?

どんな状況でも、自分らしく生き抜くしかない

僕は医療崩壊にならない程度に、少しずつ感染者が増えて、新型コロナウイルス肺炎が日常の病気と認識されるように移行できれば、日本の対応に軍配があがることもあるかな? と密かに期待しています。まだまだ未知なことが多い新型コロナウイルス肺炎です。どれが正解かもまだわかりませんね。僕たちはいろいろな状況に臨機応変に対応して、このコロナショックを生き抜くしかないですね!

今夜は特別30分! 夜21時はYouTubeライブ漢方Q&Aやりますよー
こんな時だからこその漢方で、自分らしく臨床しよう!

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