このままじゃダメな気がするとき　　新見正則

僕も開業してみたよ

コロナショックまっただ中の9月2日、僕は東京のどまんなか、飯田橋の富士見教会広場（千代田区富士見2丁目）に面しているビルの5階と6階で新見正則医院を立ち上げました。

突然ですが、院長になったよ！　

複数の仕事を持ちなさいと日頃唱えている僕ですが、自分自身でも複数の仕事を持った方がいいと思って、また一つ新しい仕事を加えることにしました。大学の仕事は非常勤として継続します。大学病院の外来も継続、大学院生の指導も継続しますので、大学の業務はあまり変化がありません。一方、同級生の不妊のクリニックの応援には週3回に増やせるようになりました。講演があり、執筆があり、他にもいろいろな事に興味をもって仕事にしています。そんな複数の仕事に、また新しく新見正則医院の院長という仕事が加わった形です。

誰にだって新しい挑戦には大きい壁がある

新しいことに挑戦するときに、難しいからとか、時間がないからとか、失敗してしまうかもしれないから、勉強が大変だからとか、様々な理由で躊躇することあります。一歩踏み出すことで、まったく予想しない新しい世界に繋がるかもしれません。でも、何か新しいことに取り組むのに壁を感じるのは当然のことです。僕が次から次に、一歩踏み出して行く姿をみて、一歩踏み出すコツ、一歩踏み出す考え方、新しいことに挑戦する視点を教えてほしいとしばしば言われます。

どうせ死ぬんだよ、 ドンドン進まなきゃ

特別にコツや考え方や視点があるとは思っていません。1回限りの人生で後悔をしたくないだけです。「悩んだら進もう」といつも思っています。悪いことがあっても、いつも「ラッキー」と言うことにしています。苦しい今を将来振り返ったとき、自分を大きくしてくれた貴重な体験だったと思えるようにしたいのです。常に進歩していないと面白くないではありませんか。どうせ僕たちは死にます。いつかは死にます。短命が敗者ではなく、長寿が勝者ではなく、1回限りの人生を生き抜いた人が勝者と思っています。だからこそ、いろいろなことに挑戦したいし、挑戦し続けたいのです。

だけど、自分だけじゃできないってことも知っておこう

複数の仕事をもっていると、ひとりですべてこなすことには限界があります。いろいろな人に助けてもらって、複数の仕事が進みます。ちょっと人に迷惑を掛けて、そして複数の仕事が進みます。

これからも変化のスピードは超加速だよ

将来が見えない今日この頃です。ネットの世界になり、世界がスマホで繋がる世の中になり、多くの人がスマホを持つと、多くのことがオンラインで可能になります。オンラインとオフラインは境がなくなり、Online merges with offline と呼ばれるオンラインとオフラインが常に混在した世界になります。世の中は、オンラインが登場する以前とはまったく異なる世界になるのです。そしてその変化のスピードは、オンライン登場以前とは比較にならないほど速いのです。

定年になっても、その先にはさらに長い人生が続く

ひとつの職能で生き抜けるようなひとは稀になります。20歳前後までに身につけた職能で数十年働いて、そして引退してお迎えを待つ時代は終了です。定年しても簡単にお迎えは来てくれません。いろいろな仕事を身につけて、また身につけながら、時代に即応して変化できることが大切です。予想は外れます。思うように進まない世の中です。むしろ予想できないことがどんどんと起こる世の中です。そんな世の中を生き抜くには、複数の仕事を見つけることが大切と思っています。複数の仕事を身につけるのに遅すぎはありません。思い立ったら始めるのです。

大丈夫。 とりあえず思い立った今日、 その1歩を踏み出せ

自分のメインとしている仕事と似ている仕事を１つ、そして自分のメインの仕事とはかなり違った領域の仕事を１つ、新しい仕事に探してみたら如何でしょうか。時代は変化します。そんな変化を楽しむのです。変化を恨んでも致し方ないのです。人生の勝者となるように、人に助けられながら、人にちょっと迷惑をかけながら、生き抜こうではありませんか。

明日の夜21時は、YouTubeライブ漢方Q&A！
連休最後の夜、みんなで集まって楽しい話をしよう

漢方jp

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