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ビジネスにおけるファッション!  新見正則

今日のお題は、新興医学出版社より「ビジネスにおけるファッション」を頂きました。

僕の流儀

僕はいつも仕事のときはスーツです。特別高級品ではありません。ワイシャツにネクタイ、スーツです。以前はスリーピースが好きでしたが、今はセットアップのスーツにしています。ワイシャツはちょっとオシャレをしていて、ダブルカフスです。そしてカフスボタンをしています。お気に入りのカフスボタンはオックスフォード大学で僕が属していたワーダムカレッジのものです。

僕はスーツの上着はなるべく脱がないようにしています。夏などは暑いですが、オックスフォード留学時代にワイシャツは下着と同じと言われ、よほどの親しい仲間の前以外では、上着を脱ぎません。スリーピースならベストがあるので上着を脱いでもOKとしていました。

ビジネスの相手に合わせる

スーツに決める前は、ジーパンに黒の革ジャンで講演をしたこともあります。講演内容が面白ければ、服装は関係ないと思っていました。その講演は製薬会社が主催したもので、後日製薬会社に「お偉い医師の先生」からお叱りがあったそうです。そんな体験から、誰かにセットアップして頂いた講演会などでは、極力スーツにしています。一方で自分がセットアップする講演会や、YouTubeなどは自分の自由にすることもあります。

こだわりは靴。高級な靴を大切に

靴は、昔はちょっと凝っていて、オールデンのコードバンを揃えていました。コードバンとは馬の皮で、オールデンはコードバンの靴で有名なのです。日本では相当高価ですが、海外に行った折に購入していました。そのコードバンの靴を磨くのが趣味でした。高級品だけあって、複数を履き替えると10年以上は持ちます。

若き企業家たちのファッション!

イギリスにいたためか、ダンヒルのお店で時々買い物をしていました。ネクタイもダンヒルが多かったです。しかし、今はビジネスにおけるファッションをほとんど気にしていません。スーツにワイシャツ、革靴です。人が不愉快にならない服装であれば何でもOKと思っています。

ビジネス関係の授業でお世話になり、その後も親交がある若い起業家諸君は、Tシャツにジャケットの人が多いですね。格好良いですが、僕がやるとちょっと猫背なこともあり、あまりサマになりません。また、同じく今も親交がある尾原和啓さんは、夏でも赤いマフラーをしています。なにか人とは違うアイテムを身につけていると、1回で覚えてもらえるから便利だそうです。確かにそうですね。僕もマネをして、黄色いメガネにしようかと思ったこともありますが、まだ実行していません。

ポストコロナのビジネスファッションはジャージ?

さて、新型コロナウイルスが来襲し、コロナショックとなり、ロックダウンもどきが発令され、リモートワークが増えました。ビデオ越しに映るのは上半身のみですから、上半身のみ、ワイシャツ、ネクタイ、そして上着を羽織り、なんと下は短パンとか、ジャージなんてこともありますね。人と会うこと、人と会食すること、人とお酒を飲むことが激減すると、ビジネスにおけるファッションは今後どうなるのだろうと思ってしまいます。

ビデオ会議システムは背景を選べます。自分の部屋を会議に参加する人に見られたくないときは、自分が希望する背景に設定すればいいのです。その延長で、近い将来、VRで上半身を合成できるとファッションもどこまで必須のアイテムかは不明ですね。

リモートワークでは働きやすい服が有利

コロナショックでいろいろな物事が変わります。簡単には変わらなかったことが、あっという間に変化することも身近に多数でてきました。オフラインで仕事をするときは、勤務時間の対価で給与をもらう形でした。つまり、生産性がなくても、極論すれば働いていなくても、給与を頂けました。会社に存在することで給与を頂けたのです。

ところが、リモートワークになると、成果主義になります。働く時間を制約する必要もないし、制約することもできません。すると、成果が給料の対価になります。成果を高めるために必要なファッションはなんだろうと思うと、リモートワークでは働きやすい服装がベストな選択肢になりそうです。

人と会う機会が減るなか、まれに人に会うときには、ちょっとオシャレをするのも楽しいかもしれませんね。僕はカフスにだけ、今もちょっとしたオシャレをしています。

図1

僕の大切なカフス


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