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あなたを信じている  新見正則


スマホネイティブの時代がやってくる!

Googleが創業して22年、iPhoneが上市されて13年、スマートフォンを多くの人が持つ時代になりました。あっという間に世界中の人と、地球の裏側の人とでも、簡単にネットでつながれる世界になりました。フェイスブックの登録者は中国の人口を超えました。ある意味、世界一大きな国はフェイスブック国ともいえますね。

特に若い世代はほとんどの人がスマートフォンに抵抗がありません。生まれながらに生活の中にスマホがあるスマホネイティブです。この時代の変化はまったく20年前は予想できませんでした。そんな時代の変化は、コロナショックでまた加速しています。

これまでの常識が通用しない世界

リンダ・グラットンが著書『ライフシフト』で述べているように、20歳前後までに一生働ける職能を身につけ、そしてその職能で定年まで生き抜き、定年後は年金で暮らして、お迎えを待つという人生設計は、過去の遺物となるかもしれません。

ワークスタイルもリスクの分散

医療が進歩し、生活環境が改善され、食生活の質も向上し、定年してもすぐには死ねない時代です。定年後にも働かなければ老後の資金を維持できません。また、30年存続できる会社を見つけることはますます困難になります。10年先はもちろん、5年先の世界も予想ができません。そんな時代を生き抜くひとつの方法は、複数の仕事を持ち、リスクを分散することです。

自分だけの力で飛び抜けられる?

複数の仕事を持って、どれも平均以上にこなすには、そして可能なら飛び抜けるには、ひとりですべてを行っていたのでは無理です。人に頼むことがなにより大切です。上手に人に頼めるようになることが大切です。

誰とでも仲よくするという当たり前が大事

人にものを頼むコツは、日頃から誰にでも、いつお世話になるかわからないと思って接することです。仕事の同僚はもちろんです。先輩でも後輩でも、本当に若い人でも将来お世話になる可能性があると思って接するのです。また、自分の日々の生活でかかわりのある人も同じです。お掃除のおばさん、マンション管理のおじさん、ガソリンスタンドのお兄ちゃん、スタバの店員さん、レストランのお姉さん、などなど、誰とでも分け隔てなく、接するのです。

挨拶は自分から。 これも当たり前

挨拶されるのを待っているのではなく、こちらから挨拶をするのです。「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「お疲れ様」などなどです。日頃から挨拶をしていると、ちょっと困っているときに、お願いに行っても、スムーズに進みます。ちょっとの人間関係がすでに出来ているからですね。一方で日頃はすれ違っても挨拶もしない顔見知りの人が、突然なにかを頼みに来ても、面倒臭いだけですよね。

些細なことで世界が変わるよ

僕はなるたけ人とのコミュニケーションを大切にしていますよ。コロナショック以前はエレベーターに乗り合わせたひとに、他の誰もいないときには、自分から話しかけていました。「そのカバン素敵ですね」とか、「その箱の中身ギターですか」とか、「お子さん何歳ですか?」とかね。そんなつまらない会話をしているだけで、将来何かお世話になるときに、物事はスムーズに進むのです。エレベーターの中で会話をすることに時間の無駄はありません。ただ黙っているか、ひとこと声をかけるかだけの違いです。ちょっとの努力ですが、そんな些細な努力の積み重ねが必要と思っています。

あなたを信じていると伝えよう

そしてもう1つ大切なことは、出来る限りそのひとを信頼して任せることです。絶対に出来ないことは任せません。でも、出来るかもしれないと直感で思えば任せるのです。ひとに信頼されて任される。なんとか頑張って出来るように、信頼に応えたいという熱意でひとは成長するのです。任せたほうは余った時間を別のことに使えばいいのです。人に助けられて、人を助けて、みんなの能力がどんどんと広がり、やり甲斐のある社会となることを願っています。

コロナショックでそんな時代の変化が加速されると確信しています。


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