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コロナにかかる前にしておくべきこと  新見正則


とうとう僕の身近にもコロナが迫ってきたよ

僕が産業医として仕事をしている栃木県のクリニックで、年末にアルバイトの方の新型コロナウイルス肺炎感染が確認されました。約200人の職員やアルバイトの方が働いている職場です。アルバイト2人の感染が確認され、保健所から濃厚接触者と認定された人を含めて約10人が2週間職場を離れました。その後は、職員や患者さんの誰からも新型コロナウイルス肺炎は確認されていません。

感染者と食事していたら、注意です

保健所の対応は地域によって異なるとは思いますが、ひとつの参考になると思いますので共有します。常時お互いがマスクを着用していれば、感染者と接していても基本的に濃厚接触者と認定されませんでした。問題は食事の時です。1人で食事していれば認定されません。感染者と一緒に食事をした職員が濃厚接触者と認定され、2週間の自宅待機となりました。その後、症状がなければ、何事もなかったように仕事に復帰OKです。同級生の院長先生の迅速な対応で、特別な風評被害が生じることもなく、また感染者へのイジメなどはまったくありませんでした。

マスク&ぼっち飯で濃厚接触者は回避できる

さて、この経験でわかったことは、常時マスクをして、食事は1人で食べることを徹底すれば、もしも不運にも新型コロナウイルス肺炎に感染した人が職場で発生しても濃厚接触者にならないということです。

絶対しゃべらなければ、マスクはなしでもOKでは?

僕はマスクの有効性を未だに疑問視しています。感染者がマスクをすることの有用性は認めますが、感染防止にはマスクはあまり効果がないと思っています。感染者も一切しゃべらずに、鼻で息をしていればマスクは不用と思っています。その上、ソーシャルディスタンスを守っていれば、マスクの必要性を感じません。

現状では保健所のルールがゼッタイです

しかし、現状の保健所の対応では、マスクは絶対です。指定感染症ですから。マスクにはちょっと否定派の僕ですが、マスクは常時着用、食事は1人でさっさと済ますことが、面倒なことを最低限にする最良の作戦と思っています。

医療体制を死守するために何かをあきらめる?

僕の個人的な意見ですが、新型コロナウイルス肺炎が現在の指定感染症からインフルエンザと同じ5類になった方が、いろいろな混乱が軽減すると思っています。このまま指定感染扱いが継続されて、かつ感染者数が激増すれば、医療体制は指定感染症のルールに従うために相当疲弊します。誰でもかかる可能性がある市中感染症レベルの流行となれば、撲滅作戦は諦めて、少々危険でもインフルエンザの延長と理解し対応することも、医療体制を死守する方法のひとつと思っています(これには相当な反論もあるでしょう)。

濃厚接触者となったら2週間自宅待機だよ

さて、現状は指定感染症なので、保健所から要請されれば従わざるを得ません。つまり濃厚接触者と認定されれば2週間の隔離になるのです。これから先、重症者以外は医療機関へ入院することが難しくなるでしょう。つまり自宅待機です。

コロナを治す薬がない今、漢方薬で症状をやわらげる

もしもの自宅待機に備えて用意しておきたいと思うものは、2週間分の補中益気湯(ほちゅうえっきとう)です。3包14日分の42包です。補中益気湯の内服で、新型コロナウイルス肺炎にかかりにくくなり、また、かかっても軽くおさまると思っています(詳しくは漢方JPを見て下さい)。

補中益気湯は「疲れ」という病名でも処方可能ですので、クリニックの保険診療で処方してもらうことも可能です。薬局でも購入可能です。

そして、もしも発熱した時は、麻黄湯(まおうとう)が必要です。これは5日分もあればいいでしょう。

日頃の発熱時に葛根湯(かっこんとう)や、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、香蘇散(こうそさん)などを飲んでいるなら、それでOKです。

あまり虚弱な人、超高齢者の方は麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)がいいと思います。高齢者が発熱したときにおすすめの漢方薬です。

2週間分の生活必需品はネットで買えばどうにかなるでしょ

さて、2週間自宅に籠もる用意もしましょう。ネットで食品を買う練習をしておきましょう。ネットでの宅配の練習もしましょう。そして数日分から7日分ぐらいの非常食の用意も必要かと思います。トイレットペーパーやティッシュなどはネットでも購入可能です。買い占めにならない程度に、ぼつぼつと用意しておきましょう。そんな準備が現実となる今日この頃になりました。

コロナに負けず、元気に乗り切るための漢方薬は、
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